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【2025】カナディアン・ロックの魅力~カナダ出身のおすすめ人気バンド

洋楽ロックに詳しくなればなるほど、アメリカやイギリス以外のバンドに興味が生まれるものですよね。

ジャスティン・ビーバーさんやアヴリル・ラヴィーンさん、ザ・ウィークエンドさんといった世界的なアーティストを輩出したカナダも、実は素晴らしいロック・バンドが多く生まれた土地なのですよ。

本稿では、ロックはもちろんインディーポップやメタル、ポストロックなどさまざまなジャンルから選び抜かれたカナダ出身のバンドをご紹介します!

ロック史に残る伝説的なバンドから注目すべき若手まで、新旧を問わないバラエティ豊かなラインアップをぜひお楽しみくださいね。

【2025】カナディアン・ロックの魅力~カナダ出身のおすすめ人気バンド(61〜70)

Mmm Mmm Mmm MmmCrash Test Dummies

Crash Test Dummies – Mmm Mmm Mmm Mmm (HQ)
Mmm Mmm Mmm MmmCrash Test Dummies

カナダはマニトバ州ウィニペグ出身のクラッシュ・テスト・ダミーズは、1989年に結成されたロックバンドです。

1993年にリリースしたシングル『Mmm Mmm Mmm Mmm』で国際的なブレイクを果たしました。

ブラッド・ロバーツさんの独特なバスバリトンの声が印象的で、アコースティック・フォークからエレクトリック・オルタナまで幅広い音楽性を持っています。

1991年にBMGレコードと契約し、カナダでは同年のシングル『Superman’s Song』で人気を博しました。

XTCの影響を強く受けており、実際に2曲をカバーしているんですよ。

2015年には『Promised Land』をリリースし、再始動。

フォーク・ロックが好きな方にぜひおすすめしたいバンドです。

Thank You PainThe Agonist

THE AGONIST – Thank You Pain (OFFICIAL VIDEO)
Thank You PainThe Agonist

ヘビーメタルの分野においても多くの名バンドを輩出しているカナダ出身のバンドの中で、強烈なデスボイスと美麗なクリーン・パートを操る女性ボーカリストを擁し、人気を集めているのがジ・アゴニストです。

現在はスウェーデンが誇る世界的なメロディック・デスメタル・バンドのアーチ・エネミーのボーカリストとして活躍するアリッサ・ホワイト=グラズさんとギタリストのダニー・マリノさん、ベーシストのクリス・ケルズさんを中心として2004年に前身バンドが結成、同年にはバンド名をジ・アゴニストに改名して本格的な活動を開始します。

2007年には同郷のデスメタル・バンドのレジェンドであるクリプトプシーのギタリスト、クリスチャン・ドナルドソンさんがプロデュースを手掛けたデビュー・アルバム『Once Only Imagined』をリリース、同時代のメタルコアなどの影響も感じさせるモダンなエクストリーム・サウンドと、アリッサさんの巧みな歌唱がここ日本でもメタル好きの間で話題を呼びました。

続く2009年のセカンド・アルバム『Lullabies For The Dormant Mind』では楽曲も演奏も格段にクオリティがアップ、2010年には初来日も果たしています。

前述の通り、その後はアリッサさんがアーチ・エネミーへ加入するために脱退、後任として加入したヴィッキー・サラキスさんもまたアリッサさんに負けない力量の持ち主で、2021年の現在も安定した活動を続けています。

あまりにエクストリームなメタルは苦手、という方であってもジ・アゴニストには美しいメロディもしっかりと盛り込まれていますから、ぜひ挑戦してみてくださいね。

Kluskap O’ KomVOIVOD

VOIVOD – Kluskap O’ Kom (OFFICIAL VIDEO)
Kluskap O' KomVOIVOD

ケベック出身のスラッシュメタルバンドがVoivodです。

カナダにおいてはスラッシュメタルの元祖ともいわれ、大きなリスペクトを受けるバンドです。

Voivodは既にベテランの域にいますが、長いキャリアの中では元メタリカのメンバー加入やメンバーの死等さまざまな事を経験してきました。

しかしそういった困難を超えて今でも解散をせず現役で活動を続けている姿は、素晴らしいの一言です。

BelowWhite Lung

White Lung – Below (Official Video)
BelowWhite Lung

White Lungは2006年結成のガールズバンドです。

ガールズバンドとは言っても決して可愛らしいタイプではなく、ポストパンクからの影響が色濃い、ダークでうねるような音楽でカルト的人気を得ているバンドです。

近年はこの「Below」のようにメロディセンスにより磨きがかかり、渦のように唸るポストパンクサウンドと融合。

いよいよ本格的にブレイクするのではないかと目されています。

今後より注目すべきバンドです。

Romantic RightDeath from Above 1979

Death From Above 1979 – Romantic Rights (MTV Version) [Official Video]
Romantic RightDeath from Above 1979

カナダでも最もエキセントリックなバンドの一つが、このDeath From Above1979だと思います。

このバンドは2人組であり、ベースとドラムという編成になっています。

まずギターがいないバンドという点がとても珍しいですね。

そして楽曲もまたエキセントリックなもので、パンク・ノイズ・オルタナ・テクノをごちゃ混ぜにした、とても刺激的な音楽をしています。

ブリブリと唸るベースとドラムのシンプルですが凶暴な響きは、ロックファンのみならずテクノファンからも支持されているそうです。

Fight The Good FightTriumph

1975年に結成されたトライアンフはカナダ・オンタリオ州発祥のハードロックバンドで、ロック史に燦然と輝く存在です。

ラッシュと並んでカナダのハードロックシーンを支えた彼らは、アメリカンプログレハードの要素も取り入れた独自の音楽性で多くのファンを魅了しました。

1979年にリリースされたアルバム『Just a Game』収録曲がビルボードチャートで38位を記録し、1981年のアルバム『Allied Forces』は100万枚以上の大ヒットを記録。

1986年には、アメリカのトップ40入りを果たすなど、着実にその人気を築き上げていきました。

2008年にはジュノー賞の殿堂入りを果たし、再結成後も精力的に活動を続けています。

ハードロックファンはもちろん、80年代の王道ロックサウンドに憧れる方にもおすすめのバンドです。

CellophaneMETZ

METZ – Cellophane [OFFICIAL VIDEO]
CellophaneMETZ

トロント出身のスリーピースバンド、METZ。

彼等の音楽を聴いた時、30代以上の方はもしかしたら「懐かしい」と思うかもしれません。

まるで90年代のシアトルのバンドかのように、ノイジーなギターをかき鳴らしアイロニーを感じさせるメロディを歌う。

まさにグランジバンドそのものです。

グランジブームが過ぎ去ってから既に20年余り。

グランジリバイバルが来た時、もしかしたらMETZがその世代を引っ張るバンドになるかもしれません。

おわりに

公用語が英語とフランス語という文化圏であり、隣国のアメリカからの影響もヨーロッパからの影響も感じさせながら、独創的な音楽が今も生まれ続けるカナダ。

今まではあまり出身国などは気にしたことはなかったな……という方は、ぜひこの機会にカナダのアーティストたちならではの魅力を今回の記事を参考にしながら深掘りしてみてください!