【2025】カナディアン・ロックの魅力~カナダ出身のおすすめ人気バンド
洋楽ロックに詳しくなればなるほど、アメリカやイギリス以外のバンドに興味が生まれるものですよね。
ジャスティン・ビーバーさんやアヴリル・ラヴィーンさん、ザ・ウィークエンドさんといった世界的なアーティストを輩出したカナダも、実は素晴らしいロック・バンドが多く生まれた土地なのですよ。
本稿では、ロックはもちろんインディーポップやメタル、ポストロックなどさまざまなジャンルから選び抜かれたカナダ出身のバンドをご紹介します!
ロック史に残る伝説的なバンドから注目すべき若手まで、新旧を問わないバラエティ豊かなラインアップをぜひお楽しみくださいね。
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【2025】カナディアン・ロックの魅力~カナダ出身のおすすめ人気バンド(61〜70)
Pop Goes The WorldMen Without Hats

カナディアン・ニューウェーブの魅力を体現する存在、メン・ウィズアウト・ハッツ。
1977年にモントリオールで結成され、80年代に世界的ヒットを飛ばした彼らの音楽は、独特なバリトンボーカルと巧みなシンセサイザーの使用が特徴です。
1983年にはデビューアルバム『Rhythm of Youth』で大ブレイクし、カナダのFélix賞を3つも受賞。
さらに翌年にはグラミー賞新人賞にもノミネートされるなど、その実力は世界的に認められています。
政治的・社会的なメッセージを込めた歌詞と、キャッチーなメロディの融合が魅力的。
ニューウェーブやシンセポップの魅力を存分に味わいたい方にぜひおすすめですよ。
Smile In Your SleepSilverstein

2000年代にデビューしたカナダのポスト・ハードコア~スクリーモ系の中でも、人気・知名度ともに最も高いバンドの1つといえば、カナダはオンタリオ州出身のシルヴァースタインでしょう。
2003年に名門ヴィクトリー・レコーズより発表したデビュー・アルバム『When Broken Is Easily Fixed』は、パンクやハードコアの要素にメタリックなギターが盛り込まれ、泣きのエモーショナルな歌心と咽喉が張り裂けんばかりの絶叫、という00年代初頭らしいスクリーモがこれでもかと詰まった大名盤!
ここで強調しておきたいのは、シルヴァーステインの音はアルバムのリリースを重ねても、あくまでメタルに寄りすぎないバランスを保ち続けている、というのが最大の特徴と言えるでしょう。
それは2020年にリリースされた、2021年現在における最新作となった『A Beautiful Place to Drown』でも貫かれており、ベテランならではの安定感のあるバンド・アンサンブルを軸として、スクリームとメロディが交差して生まれる絶妙なコントラスト、というデビュー当時から変わらない魅力を存分に楽しめる作品となっております。
2010年代以降辺りから顕著となった、メタル・サイドによるポスト・ハードコア的なアプローチを見せるサウンドを聴き慣れている若い音楽ファンであれば、シルヴァーステインのぶれない音楽性は新鮮に聴こえてくるかもしれませんね。
IllisitSkinny Puppy

インダストリアル・ミュージックの先駆者として知られる、カナダはバンクーバー出身のスキニー・パピーは、1982年に結成された電子音楽とロックを融合させたバンドです。
1984年にデビュー・アルバム『Remission』をリリースし、「Dig It」や「Testure」などのヒット曲を生み出しました。
彼らの音楽は、重厚なビートと脅威的なボーカル、そして社会問題を扱った歌詞が特徴的で、ライブパフォーマンスでは奇抜な演出で観客を魅了しました。
1996年には、米軍の音楽を拷問に使用したことに抗議して、25万ドルの請求書を送りつけるという話題を呼んだエピソードも。
ダークでエッジの効いた音楽がお好みの方にぜひおすすめしたいバンドです。
EulogyThe Flatliners

Sum41と並んでカナダのメロコアシーンを代表するのが、このThe Flatlinersです。
メジャーシーンで成功を収めたSum41とは対照的に、The Flatlinersはインディーシーンでの活動に徹底してきましたが、メジャーレーベルへの移籍を果たしています。
デビュー当初はスカパンクがメインの音楽性でしたが、レーベル移籍後はよりストレートなメロコアに変化。
メロコア好きならまちがいない楽曲です。
Kluskap O’ KomVOIVOD

ケベック出身のスラッシュメタルバンドがVoivodです。
カナダにおいてはスラッシュメタルの元祖ともいわれ、大きなリスペクトを受けるバンドです。
Voivodは既にベテランの域にいますが、長いキャリアの中では元メタリカのメンバー加入やメンバーの死等さまざまな事を経験してきました。
しかしそういった困難を超えて今でも解散をせず現役で活動を続けている姿は、素晴らしいの一言です。
Romantic RightDeath from Above 1979

カナダでも最もエキセントリックなバンドの一つが、このDeath From Above1979だと思います。
このバンドは2人組であり、ベースとドラムという編成になっています。
まずギターがいないバンドという点がとても珍しいですね。
そして楽曲もまたエキセントリックなもので、パンク・ノイズ・オルタナ・テクノをごちゃ混ぜにした、とても刺激的な音楽をしています。
ブリブリと唸るベースとドラムのシンプルですが凶暴な響きは、ロックファンのみならずテクノファンからも支持されているそうです。
CellophaneMETZ

トロント出身のスリーピースバンド、METZ。
彼等の音楽を聴いた時、30代以上の方はもしかしたら「懐かしい」と思うかもしれません。
まるで90年代のシアトルのバンドかのように、ノイジーなギターをかき鳴らしアイロニーを感じさせるメロディを歌う。
まさにグランジバンドそのものです。
グランジブームが過ぎ去ってから既に20年余り。
グランジリバイバルが来た時、もしかしたらMETZがその世代を引っ張るバンドになるかもしれません。
おわりに
公用語が英語とフランス語という文化圏であり、隣国のアメリカからの影響もヨーロッパからの影響も感じさせながら、独創的な音楽が今も生まれ続けるカナダ。
今まではあまり出身国などは気にしたことはなかったな……という方は、ぜひこの機会にカナダのアーティストたちならではの魅力を今回の記事を参考にしながら深掘りしてみてください!