【2025】カナディアン・ロックの魅力~カナダ出身のおすすめ人気バンド
洋楽ロックに詳しくなればなるほど、アメリカやイギリス以外のバンドに興味が生まれるものですよね。
ジャスティン・ビーバーさんやアヴリル・ラヴィーンさん、ザ・ウィークエンドさんといった世界的なアーティストを輩出したカナダも、実は素晴らしいロック・バンドが多く生まれた土地なのですよ。
本稿では、ロックはもちろんインディーポップやメタル、ポストロックなどさまざまなジャンルから選び抜かれたカナダ出身のバンドをご紹介します!
ロック史に残る伝説的なバンドから注目すべき若手まで、新旧を問わないバラエティ豊かなラインアップをぜひお楽しみくださいね。
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もくじ
- 【2025】カナディアン・ロックの魅力~カナダ出身のおすすめ人気バンド
- PhotographNickelback
- Still WaitingSUM41
- PerfectSimple Plan
- The WeightThe Band
- I Hate Everything About YouThree Days Grace
- Take It OffSoftcult
- Tom SawyerRush
- InnocentOur Lady Peace
- Like 1999Valley
- Wake UpArcade Fire
- HonestlyHarem Scarem
- ParalyzerFinger Eleven
- BloodmeatProtest The Hero
- Archie, Marry MeAlvvays
- Afraid Of HeightsBilly Talent
- TailwhipMen I Trust
- Shy GuysSeaway
- AforementionedBearings
- War of ChangeThousand Foot Krutch
- American WomanThe Guess Who
- East HastingsGodspeed You! Black Emperor
- Everything You’ve Done WrongSloan
- Born To Be WildSteppenwolf
- Hug of ThunderBroken Social Scene
- The PrisonerD.O.A.
- One WeekBare Naked Ladies
- RudeMAGIC
- I’m Not Your HeroTegan and Sara
- Somebody That I Used to KnowWalk Off The Earth
- Don’t Forget MeGlass Tiger
- Turn The SeasonFucked Up
- Middle of NowhereHot Hot Heat
- Working For The WeekendLoverboy
- Victory LapPropagandhi
- Painful ReminderSNFU
- Jealous (I Ain’t With It)Chromeo
- The House That Heaven BuiltJapandroids
- Gimme SympathyMetric
- I Like to RockApril Wine
- Hasn’t Hit Me YetBlue Rodeo
- My GirlChilliwack
- New Girl NowHoneymoon Suite
- Through Strange EyesThe Sadies
- Ahead By A CenturyThe Tragically Hip
- Raise A Little HellTrooper
- Summertime In The VoidI Mother Earth
- Fight The Good FightTriumph
- Thank You PainThe Agonist
- Young CardinalsAlexisonfire
- Sweet JaneCowboy Junkies
- Mmm Mmm Mmm MmmCrash Test Dummies
- KaputtDestroyer
- KobohoElfin Saddle
- SuburbsJunior Achiever
- B MinorLeahy
- JulieLes Colocs
- It’s About TimeLillix
- RunawayMSTRKRFT
- Pop Goes The WorldMen Without Hats
- Smile In Your SleepSilverstein
- IllisitSkinny Puppy
- WildflowerSkylark
- EulogyThe Flatliners
- Flashing PicturesThe Ghost is Dancing
- Dancehall DomineThe New Pornographers
- Still In Love SongThe Stills
- Kluskap O’ KomVOIVOD
- BelowWhite Lung
- Romantic RightDeath from Above 1979
- CellophaneMETZ
【2025】カナディアン・ロックの魅力~カナダ出身のおすすめ人気バンド(1〜20)
BloodmeatProtest The Hero

2000年代のメタルコア・ブームにおいて、10代という若さでシーンに殴り込みをかけたカナダ出身のプロテスト・ザ・ヒーローの登場は衝撃の一言でした。
圧巻のテクニックに裏打ちされたプログレッシブで複雑怪奇な楽曲展開、パワーメタルのようにオペラ調のボーカルもシャウトも自在にこなすシンガー、ジャンルで括るのが不可能なほどの音楽性の強烈さは、2005年のデビュー・アルバム『Kezia』の時点で十二分に感じ取れましたね。
2年後の2007年には日本でも同作品がリリースされて来日も果たし、ラウドなロック好きやメタル好きをあっと言わせました。
とはいえ、彼らの本領が発揮されるのはそれ以降から。
2008年のセカンド・アルバム『Fortress』では初期のカオティックな要素を残しながらもプログレッシブな方向性へと舵を切って、政治的な主張が強かった歌詞も、より物語性に富んだものや哲学的なものへと変化し、バンドとしてのレベルの違いを見せつけます。
2013年に自主制作でリリースした通算4枚目のアルバム『Volition』以降はメンバー・チェンジも経験し、オンライン上での楽曲のリリースを経て2020年には久々のフル・アルバム『Palimpsest』を発表しました。
普通のメタルやパンク~ハードコアとは違う、刺激的で類を見ないヘビー・サウンドが聴きたいという方は必ずチェックしてください。
Archie, Marry MeAlvvays

ハードロックにパンク、オルタナティブ・メタルやポスト・ロックなど実にさまざまなジャンルのアーティストたちが世界中で人気を博しているカナダ出身のバンドですが、2010年代以降を体現するインディー・ポップ勢にも素晴らしいバンドは多く存在しています。
2011年に結成されたオールウェイズは、メジャーのバンドでは味わえない手作り感覚のギター・サウンドと、アンニュイで夢見心地なメロディを愛する音楽ファンなら確実に押さえておきたいバンドです。
ギターとボーカルを務める紅一点、モリー・ランキンさんの上品でチャーミングな歌声とメロディを軸として、80年代から90年代のシューゲイザーやドリームポップといったジャンルからの影響を感じさせるサウンドを展開した2014年のデビュー・アルバム『Alvvays』は、アメリカの名門中の名門インディーズ・レーベルのポリヴァイナル・レコーズからリリースされ、ここ日本でもインディ・ロック好きの中で大きな話題となりました。
2017年にはセカンド・アルバムとなる『Antisocialites』をリリース、カナダにおけるグラミー賞と言える「ジュノー賞」の年間最優秀オルタナティヴ・アルバム部門を受賞するなど高い評価を得ました。
2018年には初来日を果たし、翌年の2019年に開催されたフジロック・フェスティバルにも参戦しています。
2021年現在、リリースしたアルバムは前述した2枚だけですから、1曲でも気に入ったのであればどちらもチェックしてみましょう!
Afraid Of HeightsBilly Talent

残念ながら日本における知名度はやや寂しいものがありますが、本国カナダでは国民的なロック・バンドであり、ヨーロッパにおいても絶大な人気を誇るのが、カナダはオンタリオ州のミシサガ出身のビリー・タレントです。
もともとは1993年に前身バンドのPezzという名前で活動を開始したのが彼らの始まりで、1999年には同名のバンドがアメリカに存在していることを知り、現在のビリー・タレントへと改名したのですね。
2002年にはメジャー契約を交わし、翌年の2003年にセルフ・タイトルのアルバムで本格的なデビューを飾ります。
ハスキーでエモーショナル、非常に耳に残る特徴的なボーカルが熱く激しく歌い上げ、パンクロックを軸としながらもどこか哀愁を帯びたアグレッシブなサウンドから織り成す楽曲群はどれも素晴らしく、本国ではチャート6位を記録。
2005年のカナダにおけるグラミー賞「ジュノー・アウォード」で、あのシンプル・プランを押さえてアルバム・オブ・ジ・イヤーとグループ・オブ・ジー・イヤーを獲得しているというエピソードだけでも、彼に対する高い評価が理解できるでしょう。
その後リリースされたアルバムはすべてカナダのチャートで初登場1位をマークし、強烈なライブ・パフォーマンスで魅せるライブが評判を呼んでヨーロッパでの人気も高まります。
冒頭で述べたように残念ながら来日経験はサマーソニックで2回、と極端に少ないのが災いして知名度につながらないもどかしさはあるのですが、熱い「歌」を聴きたい方には大推薦のバンドです!
TailwhipMen I Trust

2010年代以降のインディ・ロックを熱心にチェックしている方であれば、本稿で紹介しているMen I Trustは周知の存在でしょう。
2014年にカナダはケベック州モントリオールにて結成された3人組で、アンニュイかつキュートな声質の持ち主である紅一点のエマニュエル・プルーさんを擁するインディ・ポップ注目のバンドです。
2014年にセルフタイトルのアルバムでデビュー、この時点ではエマさんは正式に加入しておらず、複数のシンガーが参加した作品となっていますが、センスの良い楽曲作りはこの時点で明確で、日本においても耳の早い音楽ファンの間で注目を浴びました。
そんな彼女たちの評価を決定的なものとしたのは、2017年に公開されたインディポップ・アンセム『Tailwhip』でしょう。
現時点でYouTube上の動画再生回数が490万回をこえており、どこかノスタルジックで夢見心地なチル・サウンドが素晴らしい完ぺきなポップソングとして内外からの高い評価を受けました。
2021年の8月には通算4枚目のオリジナル・アルバム『Untourable Album』をリリース、今まで以上にサウンドの幅を広げた作品となっていますよ。
個人的には、前述した『Tailwhip』をタイトルとして2018年に発売された、日本独自のベスト的な選曲の編集盤から彼女たちの音楽に触れてみる、というのもオススメです!
Shy GuysSeaway

カナダ・オンタリオ州オークビル出身の友人同士で結成されたシーウェイは、ポップパンク、エモ、オルタナティブロックを融合させた音楽性が魅力です。
2013年にアルバム『Hoser』を発表し、翌年には名門レーベルPure Noise Recordsと契約。
Neck Deep、Knuckle Puck、Silversteinなど実力派バンドとの共演を重ね、知名度を高めていきました。
2017年には東京、大阪、名古屋での日本ツアーも敢行。
同年のアルバム『Vacation』はRock Sound誌で「2017年のトップ50リリース」12位に選出され、メロディックでキャッチーなサウンドが高い評価を受けています。
陽気なポップパンクとエモロックを融合させた明るいサウンドは、青春時代の感情や日常を歌ったストレートな歌詞とともに、多くのリスナーの心を掴んできました。
AforementionedBearings

カナダのオタワを拠点に活動しているポップパンクバンド。
2014年にバンドを結成してから、感情豊かでエネルギッシュなサウンドを鳴らし続けています。
2018年にデビュー・アルバム『Blue In The Dark』を発表し、メロディアスで親しみやすいポップパンクを展開。
叙情的でメロディックなギター・サウンド、エモーショナルなボーカルは、多くのリスナーの心をとらえています。
blink-182やJimmy Eat Worldなどの影響を受けつつ、独自の感性で織りなす楽曲は、Pure Noise Recordsからのリリースを経て、北米のインディーズシーンで確固たる評価を獲得。
メロディックなポップパンクに心を躍らせたい方、エモーショナルな世界観に浸りたい方にはまさにぴったりの存在です。