【2025】カナディアン・ロックの魅力~カナダ出身のおすすめ人気バンド
洋楽ロックに詳しくなればなるほど、アメリカやイギリス以外のバンドに興味が生まれるものですよね。
ジャスティン・ビーバーさんやアヴリル・ラヴィーンさん、ザ・ウィークエンドさんといった世界的なアーティストを輩出したカナダも、実は素晴らしいロック・バンドが多く生まれた土地なのですよ。
本稿では、ロックはもちろんインディーポップやメタル、ポストロックなどさまざまなジャンルから選び抜かれたカナダ出身のバンドをご紹介します!
ロック史に残る伝説的なバンドから注目すべき若手まで、新旧を問わないバラエティ豊かなラインアップをぜひお楽しみくださいね。
【2025】カナディアン・ロックの魅力~カナダ出身のおすすめ人気バンド(31〜40)
Jealous (I Ain’t With It)Chromeo

モントリオール出身の二人組バンド、Chromeo。
このバンドはロックバンドというより、ディスコバンドといった形です。
楽曲を聴いていただければ分かる通り、ダンスホール向けのファンク・ディスコミュージックが特徴的であり、80年代を思い出させるような懐かしいチープなサウンドが魅力的です。
近年はEDMが大流行していますが、大人にとってはこれくらいの音楽の方が良いかもしれませんね。
The House That Heaven BuiltJapandroids

ギターとドラムの二人組という変則的な構成のバンド、Japandroids。
JapanとAndroidを組み合わせたバンド名で、日本人も親しみやすいバンド名かもしれません。
楽曲はストレートでロマンティックなロックンロールがとにかく魅力です。
何も奇をてらう事無いこの実直さが魅力なバンドであり、そういった点でも日本人的なのかもしれませんね。
Gimme SympathyMetric

トロントを中心に活動するインディロックバンド・Metric。
2006年にかのThe Rolling Stonesのツアーのサポートバンドに抜擢された事で一躍有名になったバンドです。
ボーカルのエミリーはBroken Social Sceneにも参加しており、ここでもカナダのインディシーンの自由な繋がりを感じさせます。
楽曲的にはニューウェーブの香りがうっすらするギターポップといった装いです。
この「Gimme Symphaty」ではシンセサウンドも導入されており、ポップ/ダンスリスナーにとっても馴染みやすいバンドでしょう。
Sweet JaneCowboy Junkies

1986年にデビュー・アルバム『Whites Off Earth Now!!』をリリースして以来、メンバー・チェンジもせずにマイペースかつ地道な活動を続け、2020年には2021年現在における最新作『Ghosts』を発表したカウボーイ・ジャンキーズ。
残念ながら日本における知名度は低いと言わざるをえないのですが、彼らの音楽はカントリーやブルースといったルーツ・ミュージックに根差したものであり、世間の流行などとは無縁の音楽を作り続けているバンドなのですね。
そんな彼らを初めて聴くという方であれば、やはり代表作にして本国カナダのみならずアメリカでも成功を収めた名盤セカンド『The Trinity Session』をオススメします。
オルタナティブロック時代がやってくる以前に、前述したようにブルースやカントリー、フォークといったルーツ・ミュージックを現代的に解釈したような音世界は、現在ではオルタナ・カントリーとも評されています。
本場アメリカのミュージシャンたちによる良い意味での土臭さはあまり感じられず、ボーカリストのマーゴ・ティミンズさんによる美声はどこか都会的なものを感じさせますね。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの名曲中の名曲である『Sweet Jane』のカバーも絶品!
I Like to RockApril Wine

カナダのロック界に輝く存在、エイプリル・ワイン。
1969年結成のこのバンドは、マイルズ・グッドウィンさんを中心に活動し、70年代から80年代にかけて輝かしい成功を収めました。
アルバム『Stand Back』や『The Nature of the Beast』は国内外でプラチナを獲得。
特に1981年の後者は、シングル曲のヒットにより国際的な注目を集めました。
一時活動休止を経験しましたが、1993年の『Attitude』で再び黄金期を迎えます。
グッドウィンさんの自伝出版や健康問題を乗り越え、2010年にはカナダ音楽殿堂入り。
ロックンロールとパワーバラードの融合で、今なお多くのファンを魅了し続けていますよ。
【2025】カナディアン・ロックの魅力~カナダ出身のおすすめ人気バンド(41〜50)
Hasn’t Hit Me YetBlue Rodeo

カナダの音楽シーンにおいて独自の地位を確立しているバンドといえば、ブルー・ロデオを外すことはできませんね。
1984年にトロントで結成された彼らは、カントリー、ロック、フォーク、ポップの要素を融合した独自のサウンドで多くのファンを魅了してきました。
1987年にデビュー・アルバム『Outskirts』をリリースし、シングル曲で大ヒットを記録。
特に1993年にリリースされたアコースティックベースのアルバム『Five Days In July』は、カナダで60万枚を売り上げる大成功を収めたのです。
数多くのジュノー賞を受賞し、2012年にはカナダ音楽殿堂入りも果たしています。
ルーツ音楽の先駆者として知られる彼らの音楽は、The Bandやボブ・ディランさんと比較されることも。
カナダの音楽を深く知りたい方にぜひオススメです。
My GirlChilliwack

カナディアン・ロックの名バンド、チリワックをご存知ですか?
1970年に結成されたこのバンドは、サイケデリック・ロックやプログレッシブ・ロックを基盤に、後にポップ・ロックやハード・ロックの要素も取り入れた多彩な音楽性で知られています。
1973年にシングル『Lonesome Mary』がカナダのトップ10入りし、1977年のアルバム『Dreams, Dreams, Dreams』はプラチナ認定を受けるなど、70年代後半から80年代初頭にかけて絶頂期を迎えました。
1982年にはJUNO賞の「最優秀プロデューサー賞」を受賞し、2019年にはカナダ・ミュージック・ホール・オブ・フェームに殿堂入り。
カナダのロック史に輝かしい足跡を残した彼らの音楽は、幅広い年代のロック・ファンにおすすめです。