【2025】カナディアン・ロックの魅力~カナダ出身のおすすめ人気バンド
洋楽ロックに詳しくなればなるほど、アメリカやイギリス以外のバンドに興味が生まれるものですよね。
ジャスティン・ビーバーさんやアヴリル・ラヴィーンさん、ザ・ウィークエンドさんといった世界的なアーティストを輩出したカナダも、実は素晴らしいロック・バンドが多く生まれた土地なのですよ。
本稿では、ロックはもちろんインディーポップやメタル、ポストロックなどさまざまなジャンルから選び抜かれたカナダ出身のバンドをご紹介します!
ロック史に残る伝説的なバンドから注目すべき若手まで、新旧を問わないバラエティ豊かなラインアップをぜひお楽しみくださいね。
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【2025】カナディアン・ロックの魅力~カナダ出身のおすすめ人気バンド(41〜50)
New Girl NowHoneymoon Suite

カナダはナイアガラフォールズを拠点に1982年に結成されたハニームーン・スイートは、80年代のハードロックとポップロックを融合させた独自のサウンドで知られるバンドです。
1984年にリリースされたデビュー・アルバム『Honeymoon Suite』に収録された曲がヒットし、一躍注目を集めました。
1986年には名盤『The Big Prize』がプラチナムを獲得し、ジュノー賞の「最優秀グループ賞」も受賞。
ビリー・アイドルやハートといった大物アーティストとの共演も果たしています。
エネルギッシュなギターリフとキャッチーなメロディが魅力的な彼らの音楽は、80年代ロックの雰囲気を存分に味わいたい方におすすめですよ。
It’s About TimeLillix

カナダはブリティッシュコロンビア州出身のリリックスは、ポップとロックを融合させた魅力的なサウンドで注目を集めたバンドです。
2003年にメジャーデビューを果たし、デビューアルバム『Falling Uphill』は日本で大ヒットを記録。
20万枚近くを売り上げる快挙を達成しました。
イヴィン姉妹を中心に結成された彼女たちは、70年代のロック・レコードに影響を受けながら独自の音楽性を確立。
クランブルックの森に囲まれた小さな町で育った彼女たちの音楽には、自然の中で培われた力強さが感じられます。
多くの困難を乗り越え、成長を遂げた彼女たちの音楽は、前向きな気持ちになりたい人におすすめですよ。
Smile In Your SleepSilverstein

2000年代にデビューしたカナダのポスト・ハードコア~スクリーモ系の中でも、人気・知名度ともに最も高いバンドの1つといえば、カナダはオンタリオ州出身のシルヴァースタインでしょう。
2003年に名門ヴィクトリー・レコーズより発表したデビュー・アルバム『When Broken Is Easily Fixed』は、パンクやハードコアの要素にメタリックなギターが盛り込まれ、泣きのエモーショナルな歌心と咽喉が張り裂けんばかりの絶叫、という00年代初頭らしいスクリーモがこれでもかと詰まった大名盤!
ここで強調しておきたいのは、シルヴァーステインの音はアルバムのリリースを重ねても、あくまでメタルに寄りすぎないバランスを保ち続けている、というのが最大の特徴と言えるでしょう。
それは2020年にリリースされた、2021年現在における最新作となった『A Beautiful Place to Drown』でも貫かれており、ベテランならではの安定感のあるバンド・アンサンブルを軸として、スクリームとメロディが交差して生まれる絶妙なコントラスト、というデビュー当時から変わらない魅力を存分に楽しめる作品となっております。
2010年代以降辺りから顕著となった、メタル・サイドによるポスト・ハードコア的なアプローチを見せるサウンドを聴き慣れている若い音楽ファンであれば、シルヴァーステインのぶれない音楽性は新鮮に聴こえてくるかもしれませんね。
Through Strange EyesThe Sadies

1998年に結成されたザ・サディーズはカントリーとサーフ、ガレージロックを融合させた独特のサウンドを生み出すバンドです。
兄弟であるダラスさんとトラヴィスさんを中心に、『Precious Moments』でデビューを飾りました。
2004年の『Favourite Colours』や2017年の『Northern Passages』は、彼らの特徴的な音楽性を存分に発揮した作品として高い評価を得ています。
2022年には『Colder Streams』がジュノー賞を受賞し、ポラリス・ミュージック・プライズにもノミネートされるなど、カナダ音楽界での地位を確立しています。
トラディショナルな要素と現代的なロックサウンドの融合に興味がある方に、ぜひ聴いていただきたいバンドですね。
I Like to RockApril Wine

カナダのロック界に輝く存在、エイプリル・ワイン。
1969年結成のこのバンドは、マイルズ・グッドウィンさんを中心に活動し、70年代から80年代にかけて輝かしい成功を収めました。
アルバム『Stand Back』や『The Nature of the Beast』は国内外でプラチナを獲得。
特に1981年の後者は、シングル曲のヒットにより国際的な注目を集めました。
一時活動休止を経験しましたが、1993年の『Attitude』で再び黄金期を迎えます。
グッドウィンさんの自伝出版や健康問題を乗り越え、2010年にはカナダ音楽殿堂入り。
ロックンロールとパワーバラードの融合で、今なお多くのファンを魅了し続けていますよ。
My GirlChilliwack

カナディアン・ロックの名バンド、チリワックをご存知ですか?
1970年に結成されたこのバンドは、サイケデリック・ロックやプログレッシブ・ロックを基盤に、後にポップ・ロックやハード・ロックの要素も取り入れた多彩な音楽性で知られています。
1973年にシングル『Lonesome Mary』がカナダのトップ10入りし、1977年のアルバム『Dreams, Dreams, Dreams』はプラチナ認定を受けるなど、70年代後半から80年代初頭にかけて絶頂期を迎えました。
1982年にはJUNO賞の「最優秀プロデューサー賞」を受賞し、2019年にはカナダ・ミュージック・ホール・オブ・フェームに殿堂入り。
カナダのロック史に輝かしい足跡を残した彼らの音楽は、幅広い年代のロック・ファンにおすすめです。
Sweet JaneCowboy Junkies

1986年にデビュー・アルバム『Whites Off Earth Now!!』をリリースして以来、メンバー・チェンジもせずにマイペースかつ地道な活動を続け、2020年には2021年現在における最新作『Ghosts』を発表したカウボーイ・ジャンキーズ。
残念ながら日本における知名度は低いと言わざるをえないのですが、彼らの音楽はカントリーやブルースといったルーツ・ミュージックに根差したものであり、世間の流行などとは無縁の音楽を作り続けているバンドなのですね。
そんな彼らを初めて聴くという方であれば、やはり代表作にして本国カナダのみならずアメリカでも成功を収めた名盤セカンド『The Trinity Session』をオススメします。
オルタナティブロック時代がやってくる以前に、前述したようにブルースやカントリー、フォークといったルーツ・ミュージックを現代的に解釈したような音世界は、現在ではオルタナ・カントリーとも評されています。
本場アメリカのミュージシャンたちによる良い意味での土臭さはあまり感じられず、ボーカリストのマーゴ・ティミンズさんによる美声はどこか都会的なものを感じさせますね。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの名曲中の名曲である『Sweet Jane』のカバーも絶品!





