【2025】カナディアン・ロックの魅力~カナダ出身のおすすめ人気バンド
洋楽ロックに詳しくなればなるほど、アメリカやイギリス以外のバンドに興味が生まれるものですよね。
ジャスティン・ビーバーさんやアヴリル・ラヴィーンさん、ザ・ウィークエンドさんといった世界的なアーティストを輩出したカナダも、実は素晴らしいロック・バンドが多く生まれた土地なのですよ。
本稿では、ロックはもちろんインディーポップやメタル、ポストロックなどさまざまなジャンルから選び抜かれたカナダ出身のバンドをご紹介します!
ロック史に残る伝説的なバンドから注目すべき若手まで、新旧を問わないバラエティ豊かなラインアップをぜひお楽しみくださいね。
【2025】カナディアン・ロックの魅力~カナダ出身のおすすめ人気バンド(51〜60)
RunawayMSTRKRFT

前述のDeath From Above1979のメンバーも参加するエレクトロバンド、それがMSTRKRFTです。
DFA1979同様にノイジーなサウンドが特徴的ですが、MSTRKRFTはよりエレクトロ/テクノ寄りな音楽性です。
一癖も二癖もある音楽なので好き嫌いは分かれるかもしれませんが、近年ロックとテクノの境界線がどんどんと無くなっている事を象徴するかのようなバンドです。
Pop Goes The WorldMen Without Hats

カナディアン・ニューウェーブの魅力を体現する存在、メン・ウィズアウト・ハッツ。
1977年にモントリオールで結成され、80年代に世界的ヒットを飛ばした彼らの音楽は、独特なバリトンボーカルと巧みなシンセサイザーの使用が特徴です。
1983年にはデビューアルバム『Rhythm of Youth』で大ブレイクし、カナダのFélix賞を3つも受賞。
さらに翌年にはグラミー賞新人賞にもノミネートされるなど、その実力は世界的に認められています。
政治的・社会的なメッセージを込めた歌詞と、キャッチーなメロディの融合が魅力的。
ニューウェーブやシンセポップの魅力を存分に味わいたい方にぜひおすすめですよ。
Smile In Your SleepSilverstein

2000年代にデビューしたカナダのポスト・ハードコア~スクリーモ系の中でも、人気・知名度ともに最も高いバンドの1つといえば、カナダはオンタリオ州出身のシルヴァースタインでしょう。
2003年に名門ヴィクトリー・レコーズより発表したデビュー・アルバム『When Broken Is Easily Fixed』は、パンクやハードコアの要素にメタリックなギターが盛り込まれ、泣きのエモーショナルな歌心と咽喉が張り裂けんばかりの絶叫、という00年代初頭らしいスクリーモがこれでもかと詰まった大名盤!
ここで強調しておきたいのは、シルヴァーステインの音はアルバムのリリースを重ねても、あくまでメタルに寄りすぎないバランスを保ち続けている、というのが最大の特徴と言えるでしょう。
それは2020年にリリースされた、2021年現在における最新作となった『A Beautiful Place to Drown』でも貫かれており、ベテランならではの安定感のあるバンド・アンサンブルを軸として、スクリームとメロディが交差して生まれる絶妙なコントラスト、というデビュー当時から変わらない魅力を存分に楽しめる作品となっております。
2010年代以降辺りから顕著となった、メタル・サイドによるポスト・ハードコア的なアプローチを見せるサウンドを聴き慣れている若い音楽ファンであれば、シルヴァーステインのぶれない音楽性は新鮮に聴こえてくるかもしれませんね。
IllisitSkinny Puppy

インダストリアル・ミュージックの先駆者として知られる、カナダはバンクーバー出身のスキニー・パピーは、1982年に結成された電子音楽とロックを融合させたバンドです。
1984年にデビュー・アルバム『Remission』をリリースし、「Dig It」や「Testure」などのヒット曲を生み出しました。
彼らの音楽は、重厚なビートと脅威的なボーカル、そして社会問題を扱った歌詞が特徴的で、ライブパフォーマンスでは奇抜な演出で観客を魅了しました。
1996年には、米軍の音楽を拷問に使用したことに抗議して、25万ドルの請求書を送りつけるという話題を呼んだエピソードも。
ダークでエッジの効いた音楽がお好みの方にぜひおすすめしたいバンドです。
【2025】カナディアン・ロックの魅力~カナダ出身のおすすめ人気バンド(61〜70)
WildflowerSkylark

イタリア出身の壮大なメロディック・シンフォニック・パワーメタルをかき鳴らすスカイラークさんは、1999年にアルバム『Divine Gates Part I: Gate of Hell』でデビューを飾ったバンドです。
キーボーディストのエディ・アントニーニさんを中心に結成され、オーケストラのような壮大さとパワフルなギターワークが融合したサウンドが特徴的ですね。
ファンタジーや哲学的なテーマを歌詞に込め、善悪の戦いや光と闇の対比を描くなど、想像力豊かな世界観を展開しています。
2005年には日本でのライブを成功させるなど、特に日本やヨーロッパでの人気が高いんですよ。
壮大な音楽世界に浸りたい方や、ファンタジー小説や映画が好きな方にぜひおすすめしたいバンドです。
Thank You PainThe Agonist

ヘビーメタルの分野においても多くの名バンドを輩出しているカナダ出身のバンドの中で、強烈なデスボイスと美麗なクリーン・パートを操る女性ボーカリストを擁し、人気を集めているのがジ・アゴニストです。
現在はスウェーデンが誇る世界的なメロディック・デスメタル・バンドのアーチ・エネミーのボーカリストとして活躍するアリッサ・ホワイト=グラズさんとギタリストのダニー・マリノさん、ベーシストのクリス・ケルズさんを中心として2004年に前身バンドが結成、同年にはバンド名をジ・アゴニストに改名して本格的な活動を開始します。
2007年には同郷のデスメタル・バンドのレジェンドであるクリプトプシーのギタリスト、クリスチャン・ドナルドソンさんがプロデュースを手掛けたデビュー・アルバム『Once Only Imagined』をリリース、同時代のメタルコアなどの影響も感じさせるモダンなエクストリーム・サウンドと、アリッサさんの巧みな歌唱がここ日本でもメタル好きの間で話題を呼びました。
続く2009年のセカンド・アルバム『Lullabies For The Dormant Mind』では楽曲も演奏も格段にクオリティがアップ、2010年には初来日も果たしています。
前述の通り、その後はアリッサさんがアーチ・エネミーへ加入するために脱退、後任として加入したヴィッキー・サラキスさんもまたアリッサさんに負けない力量の持ち主で、2021年の現在も安定した活動を続けています。
あまりにエクストリームなメタルは苦手、という方であってもジ・アゴニストには美しいメロディもしっかりと盛り込まれていますから、ぜひ挑戦してみてくださいね。
EulogyThe Flatliners

Sum41と並んでカナダのメロコアシーンを代表するのが、このThe Flatlinersです。
メジャーシーンで成功を収めたSum41とは対照的に、The Flatlinersはインディーシーンでの活動に徹底してきましたが、メジャーレーベルへの移籍を果たしています。
デビュー当初はスカパンクがメインの音楽性でしたが、レーベル移籍後はよりストレートなメロコアに変化。
メロコア好きならまちがいない楽曲です。