メキシカン・ヒップホップ、チカーノラップの名曲
メキシコ系アメリカ人によるラップ、チカーノラップ。
よく、「スペイン語のヒップホップ=チカーノラップ」と誤解されがちですが、メキシコ系のアメリカ人であれば、英語で歌っていたとしてもチカーノラップに当てはまるんですよね。
そんなチカーノラップの特徴は、なんといってもオールディーズを重んじるスタイルの古さ。
トレンドに流されないスタイルがチカーノラップの魅力的な要素ですよね。
今回は、そんなチカーノラップの名曲をピックアップしてみました!
往年の名曲から、最新の名曲まで、幅広くセレクトしているので、ぜひチェックしてみてください!
メキシカン・ヒップホップ、チカーノラップの名曲(1〜10)
SacrificesDevour

トレンドのトラップを取り入れた音楽性で、多くの支持を集めるラッパー、ディヴァウアーさん。
アンダーグラウンドのチカーノラッパーとしては非常に有名で、チカーノラップという決して大きいとは言えないシーンで、20万人近いSNSのフォロワーを持っています。
そんな彼が歌う、こちらの『Sacrifices』は2020年にリリースされた作品で、現在のトレンドであるトラップを取り入れた、王道のスタイルで人気を集めました。
ぜひチェックしてみてください。
Me and my Dawg Ft. BozoMisfit Soto

アンダーグラウンドのチカーノラップを語る上で外せないラッパー、ミスフィット・ソトさん。
知名度は決して高いとは言えませんし、日本での知名度は皆無といっても過言ではありませんが、ハイセンスな楽曲でチカーノラップのヘッズからは多くのリスペクトを集めています。
そんな彼の名曲としてオススメしたいのが、こちらの『Me and my Dawg Ft. Bozo』。
2010年代のアンダーグラウンドでトレンドとなった、シンプルなトラックとオールドスクールをイメージさせる硬派なラップが印象的な作品です。
For The Paper Ft. Bozo & Jah FreeGangsta L

ロサンゼルス出身のラッパー、ギャングスタ・Lさん。
ウェスト・コーストとチカーノラップの中間にあたるような音楽性で知られており、トレンドを取り入れたトラックにオールドスクールに近いラップを乗せた独特のサウンドが印象的なラッパーです。
こちらの『For The Paper Ft. Bozo & Jah Free』もトレンドのトラップを、くどすぎない具合に取り入れています。
トラップの一辺倒なラップが苦手という方に、オススメしたいチカーノラップです。
メキシカン・ヒップホップ、チカーノラップの名曲(11〜20)
LATINOSwifty Blue ft. Kap G

サグなリリックで人気を集めるスウィフティー・ブルーさんと、2010年代半ばに国際的な人気を集めたラッパー、カプGさんが共演した作品『LATINO』。
タイトルからもわかるように、王道のチカーノラップに仕上げられた作品です。
チカーノラップはオールドスクールのフロウが多いことで有名ですが、こちらの曲では現代的なトラックに現代的なフロウを乗せています。
そのため、トラップが好きな方は必見の作品といえるでしょう。
ぜひチェックしてみてください。
Golden StateBig Sanch

ギャングスタ・スタイルのチカーノ・ラッパーのなかで、特に根強い人気を誇る、ビッグ・サンチさん。
日本のラップシーンでいうところの、漢さんのようなポジションで、古参のヘッズから、最近のヘッズまで、幅広い層からリスペクトを受けています。
そんな彼の名曲である、こちらの『Golden State』は2017年にリリースされた作品で、ダウナー系のフロウと、サグなリリック、そしてオールドスクールをイメージさせる、ハードコアなトラックで人気を集めました。
WestsideCNG

トレンドのトラップに流されることもなく、ウェッサイをひたすら極め続けているチカーノ・ラッパー、シー・エヌ・ージーさん。
チカーノ・ラッパーの特徴である、オールドスタイルをこれでもかというほど貫いており、どの曲でも懐かしい雰囲気が感じられます。
こちらの『Westside』は、特にそういった要素が強い作品で、タイトルを見ても分かるように、ウェッサイの良さをたっぷりとつめこんだ作品に仕上げられています。
ぜひチェックしてみてください。
STREET LIGHTSYoung Drummer Boy x Lil Weirdo

チカーノ・ラップ・シーンで非常に注目されているラッパー、ヤング・ドラマー・ボーイさん。
プロフィールを明らかにしていないため、現地でも謎めいた存在として知られており、そういった要素もあいまってか、現在のチカーノ・ラップ・シーンでの彼に対する知名度は非常に高いといえます。
そんな彼と、同じくシーンの中心人物になりつつあるリル・ウィアードさんが共演した作品が、こちらの『STREET LIGHTS』。
トラップを取り入れながらも、チカーノ・ラップの長所である、高いラップスキルをいかした作品に仕上げられています。