【高齢者向け】面白くて盛り上がる!難読漢字クイズ
脳トレは、男女を問わず挑戦しやすいレクリエーションですよね。
座っても参加が可能なので、体を動かすことが難しい方も取り組みやすいようです。
特に漢字の脳トレクイズは、記憶の中から思い出したり発想するといった脳のトレーニングになるそうですよ。
そこで今回は、難読漢字クイズをご紹介します。
クイズはたくさん考えて出た答えが、当たっていたときの達成感や満足感を感じてもらえますよ。
難読漢字になると難しく考えてしまう高齢者の方もいらっしゃるかもしれません。
ヒントで答えのイラストや写真を用意するなど工夫してみてくださいね。
【高齢者向け】面白くて盛り上がる!難読漢字クイズ(1〜10)
鯵

「鮪」「鯛」「鰻」など魚の名前を漢字ひと文字で表したものがありますが、魚に参と書いて「アジ」と読みます。
ことばの語源は単純に「味」で、その味の良さから付けられたそうです。
漢字の由来は、アジの一番おいしい季節が旧暦の3月なので、数字の「参」が使われたという説や「おいしくて参ってしまう」という意味の説があります。
アジといえば、やはりアジフライが思い浮かびます。
お酒の好きな方だとアジのなめろうでしょうか。
仙人掌

仙人掌と書いて「サボテン」と読みます。
「仙人掌」の漢字表記は中国漢帝国の皇帝に由来します。
第7代皇帝の武帝が不老不死の薬を調合するために「仙人掌」と呼ばれる、手に皿を持った巨大な仙人像を作ります。
その姿がサボテンと似ていたため、仙人掌がサボテンを意味するようになったそうです。
ちなみに「サボテン」の読み方は、ポルトガル語が由来という説があります。
日本にサボテンを伝えたポルトガル人が石鹸の代りとして使っていました。
この植物が「石鹸体、読み方はサボンテイ」と呼ばれるようになり、「シャボテン」から「サボテン」へと変化したそうです。
大蒜

「大蒜」と書いて「ニンニク」と読みます。
昔、ニンニクやネギ、アサツキやノビルといったにおいの強い植物をひとまとめに「蒜」と書いて「ひる」と呼んでいました。
また、「野蒜」と書くノビルと区別するため、ニンニクを「大蒜」と書いて「おおびる」呼んだそうです。
「蒜」に似た字で「韭」と書く「ニラ」というのもあります。
ちなみに、ニンニクやネギ、ニラは、ユリやチューリップと同じユリ科の植物だそうです。
土に埋まっている部分が球根なんですね。
鰌

「鰌」という漢字、たくさんの知識をお持ちの高齢者の方でも初めて見る、という方も少なくないのではないでしょうか。
魚へんなので、川や海で生きる魚の種類、というところまではなんとかたどり着けそうですね。
田んぼや用水路の中にいて、高齢者の方の中には子供の頃に捕まえたという方もいるかもしれません。
食べられる魚で、中でも「柳川鍋」という鍋料理が有名です。
ずばり、この漢字が表しているのは……「どじょう」!
どじょうはうなぎよりもヘルシーでありながら、栄養素はうなぎと変わらないので、お食事レクなどでどじょう料理を食べに行く、というのもいいかもしれませんね。
翡翠

思わず「ひすい」と呼んでしまいたくなるこちらの「翡翠」という漢字。
実は、ある鳥の名前なんです。
その鳥の見た目は、青い頭、羽に、おなかの部分は黄色やオレンジっぽい色をしています。
美しい色合いなので、青い宝石や渓流の宝石などと呼ばれています。
スズメよりやや大きく、水辺でよく見られるその鳥の名前は、ずばり「カワセミ」です!
その姿や異名にはぴったりの漢字とはいえ、少しびっくりしますよね。
とはいえ、実は宝石の翡翠よりも先にカワセミの方がこの漢字を使っていたんですよ。