ファドの名曲。おすすめの人気曲
ポルトガルの民族音楽ファド。
ファドはポルトガル語で「運命」や「宿命」という意味があるそうです。
ガットギターの郷愁漂う爪弾きと、むせび泣くような切ない歌メロのコントラストがドラマチックです。
まさに「運命」の音楽!
ファドの名曲。おすすめの人気曲(1〜10)
Vieste do Fim do MundoGisela João

この楽曲は哀愁漂う切ない名曲で多くのファドシンガーに歌い継がれてきました。
ポルトガル・ギターやヴィオラの響きにジゼーラ・ジョアンさんの情感たっぷりのボーカルがマッチしています。
映像に出て来るスケーターカップルの演出もいい感じです。
Povo que lavas no RioAmália

ファドの神髄と言えばやはり、演歌調に切なく歌い上げる女性ボーカルものではないでしょうか。
アマリア・ロドリゲスさん、かつて”ファドの女王”と呼ばれたポルトガルを代表するシンガー、女優さんです。
本人はすでに亡くなられていますが、今でも人々からの人気は途絶えません。
Oiça Lá ó Senhor VinhoMariza

アフリカのモザンピーク出身の歌手、マリーザさんです。
長身で小顔の風貌も印象的で、一度見たら忘れられません。
モザンピークはかつてポルトガルの植民地だった時代があります。
現在もその名残で、多くの人々がアフリカとポルトガルを行き来しています。
ファドの名曲。おすすめの人気曲(11〜20)
Pouco TempoAna Laíns

ポルトガル出身、「カラフルな歌姫」と称されるアナ・ラインスさん。
1999年にポルトガル最大級のファド競技大会で優勝し、プロの道を歩み始めました。
伝統ファドを核に持ちながら、ジャズや民族音楽の要素も柔軟に取り入れるスタイルが魅力です。
ご紹介する珠玉の一曲は、彼女の記念すべきデビューアルバム『Sentidos』に収録されています。
その中では、限られた時間の中で伝えきれない想いの切なさ、そしてファド特有のやるせない感情が、情感豊かに表現されています。
チェロやアコーディオンが加わることで、伝統的な響きに新たな彩りが添えられています。
本作は、2006年7月発表のアルバム『Sentidos』に収録されており、彼女の音楽世界の幕開けを飾りました。
言葉にならない感情に静かに浸りたい時、あるいはポルトガルの哀愁を感じたい夜に、そっと耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
Teus Olhos nos MeusTeresinha Landeiro

ポルトガルのファド界に現れたテレジーニャ・ランデイロさん。
11歳で大御所アナ・モーラさんの歌に心奪われ、2008年から音楽活動を開始した才能豊かな歌手です。
彼女が自ら言葉を紡いだ本作は、心の深淵を覗き込むような切実さが胸に迫ります。
「Fado Perseguição」という、より内省的なテーマを追求するスタイルが特徴で、ポルトガル・ギターの哀愁漂う旋律と、彼女の魂のこもった歌声が聴く者の心を揺さぶります。
この楽曲は2018年6月に世に出て、記念すべきデビュー・アルバム『Namoro』にも収められました。
一人の時間を大切にしたい時や、誰かを想う気持ちに静かに浸りたい夜に、ぜひ耳を傾けてみてください。
Leva-me aos FadosAna Moura

ポルトガル出身で、アフリカ音楽にもルーツを持つファド歌手アナ・モウラさん。
伝統的なファドにジャズやポップスのエッセンスを巧みに織り交ぜ、世界的な評価を得ています。
2009年11月にリリースされたこのシングルは、ファド固有の“運命”や“哀しみ”といった深い感情を、アナ・モウラさんの情熱的で官能的な低音ヴォイスが鮮やかに描き出します。
ポルトガルギターの切ない旋律と見事に調和し、聴く者の魂を揺さぶる一曲です。
この作品を収めたアルバム『Leva-me aos Fados』はポルトガルでプラチナディスクに認定され、彼女は2010年5月、ポルトガルのゴールデングローブ賞で最優秀個人歌手の栄冠を手にしました。
異国の夜風を感じたい時や、心の奥深くに響く歌声を求める方に、静かに寄り添ってくれるでしょう。
Só Nós DoisAdélia Pedros

笑顔のチャーミングなアデリア・ペドローザさん、現役ポルトガル人女性ファドシンガーがしっとりと歌い上げています。
伝統的な歌い方や演奏法などスタンダードなスタイルで、ポルトガルの心を伝え続けていく彼女の活動には今後も注目したいところです。





