ファドの名曲。おすすめの人気曲
ポルトガルの民族音楽ファド。
ファドはポルトガル語で「運命」や「宿命」という意味があるそうです。
ガットギターの郷愁漂う爪弾きと、むせび泣くような切ない歌メロのコントラストがドラマチックです。
まさに「運命」の音楽!
ファドの名曲。おすすめの人気曲(1〜10)
Leva-me aos FadosAna Moura

ポルトガル出身で、アフリカ音楽にもルーツを持つファド歌手アナ・モウラさん。
伝統的なファドにジャズやポップスのエッセンスを巧みに織り交ぜ、世界的な評価を得ています。
2009年11月にリリースされたこのシングルは、ファド固有の“運命”や“哀しみ”といった深い感情を、アナ・モウラさんの情熱的で官能的な低音ヴォイスが鮮やかに描き出します。
ポルトガルギターの切ない旋律と見事に調和し、聴く者の魂を揺さぶる一曲です。
この作品を収めたアルバム『Leva-me aos Fados』はポルトガルでプラチナディスクに認定され、彼女は2010年5月、ポルトガルのゴールデングローブ賞で最優秀個人歌手の栄冠を手にしました。
異国の夜風を感じたい時や、心の奥深くに響く歌声を求める方に、静かに寄り添ってくれるでしょう。
Pouco TempoAna Laíns

ポルトガル出身、「カラフルな歌姫」と称されるアナ・ラインスさん。
1999年にポルトガル最大級のファド競技大会で優勝し、プロの道を歩み始めました。
伝統ファドを核に持ちながら、ジャズや民族音楽の要素も柔軟に取り入れるスタイルが魅力です。
ご紹介する珠玉の一曲は、彼女の記念すべきデビューアルバム『Sentidos』に収録されています。
その中では、限られた時間の中で伝えきれない想いの切なさ、そしてファド特有のやるせない感情が、情感豊かに表現されています。
チェロやアコーディオンが加わることで、伝統的な響きに新たな彩りが添えられています。
本作は、2006年7月発表のアルバム『Sentidos』に収録されており、彼女の音楽世界の幕開けを飾りました。
言葉にならない感情に静かに浸りたい時、あるいはポルトガルの哀愁を感じたい夜に、そっと耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
Vieste do Fim do MundoGisela João

この楽曲は哀愁漂う切ない名曲で多くのファドシンガーに歌い継がれてきました。
ポルトガル・ギターやヴィオラの響きにジゼーラ・ジョアンさんの情感たっぷりのボーカルがマッチしています。
映像に出て来るスケーターカップルの演出もいい感じです。
ファドの名曲。おすすめの人気曲(11〜20)
Escrevi Teu Nome No VentoCarminho

ポルトガル出身の実力派ファド歌手、カルミーニョさん。
音楽一家に生まれ、幼少期からその魂にファドを宿してきました。
2009年5月にリリースされたデビューアルバム『Fado』に収められたこの一曲は、伝統的なファド「Fado Carriche」の様式を汲みつつ、彼女の魂を揺さぶるような情感豊かな歌声と、ポルトガルギターの繊細な音色が絶妙に絡み合います。
本作は、デビュー作にしてポルトガルでプラチナ認定を受けるなど高く評価されました。
心の琴線に触れる切ないメロディと歌声に包まれたい時、本物のファドに触れたいと願うすべての人へ届けたい珠玉の作品です。
Povo que lavas no RioAmália

ファドの神髄と言えばやはり、演歌調に切なく歌い上げる女性ボーカルものではないでしょうか。
アマリア・ロドリゲスさん、かつて”ファドの女王”と呼ばれたポルトガルを代表するシンガー、女優さんです。
本人はすでに亡くなられていますが、今でも人々からの人気は途絶えません。
Sei De Um Rio [Official Music Video]Camané
![Sei De Um Rio [Official Music Video]Camané](https://i.ytimg.com/vi/pJouVU0jlH0/sddefault.jpg)
正統派慕情系ファドシンガーとして現役活躍中のシブメンは、カマネさん。
1967年オエイラス生まれのヴォーカリストです。
1979年のファドコンクールで優勝後から、プロとして活動をスタートしアルバム制作を始めています。
Oiça Lá ó Senhor VinhoMariza

アフリカのモザンピーク出身の歌手、マリーザさんです。
長身で小顔の風貌も印象的で、一度見たら忘れられません。
モザンピークはかつてポルトガルの植民地だった時代があります。
現在もその名残で、多くの人々がアフリカとポルトガルを行き来しています。