フォルクローレの名曲と歴史。南米アンデスの伝統音楽を解説
南米アンデス地方の伝統音楽「フォルクローレ」。
アルゼンチンのアリエル・ラミレスさんやボリビアのエルネスト・カブールさんといった名手たちが織りなす、ケーナやチャランゴの繊細な調べは、悠久の歴史と豊かな文化を今に伝えています。
哀愁を帯びた「コンドルは飛んでいく」や情熱的な「シン・ティ」など、アンデスの大地から生まれた名曲の数々は、世界中の人々の心に深い感動を与え続けています。
南米の心と魂が息づく珠玉の音楽をご紹介します。
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フォルクローレの名曲と歴史。南米アンデスの伝統音楽を解説(1〜10)
泣きながらロス・カルカス

ボリビアのフォルクローレグループ「ロス・カルカス」のメンバー、ウリーセス・エルモーサさんが作詞・作曲をした【泣きながら】です。
元はスペイン語の歌詞で失恋を歌にしたものですが、ブラジル人中心に結成されたフランスのグループ「カオマ」に盗用され、「ランバダ」として世界中に広まりました。
平原の魂ペドロ・エリアス・グティエレス

ペドロ・エリアス・グティエレスさん作曲の「平原の魂」は、ベネズエラの第2の国歌とされています。
ジャノスという平原に住む人々の心意気が歌われています。
ベネズエラのポピュラーな様式のホローポで、その中でも最も有名な名曲です。
イミリタイロス・カルカス

アンデスの伝統を現代に受け継ぐボリビアのフォルクローレグループ、ロス・カルカスが贈る珠玉のラブソング。
悲しみと情熱が交錯する歌声に、伝統楽器のケーナやサンポーニャの音色が見事に調和し、心揺さぶる音の世界を織りなします。
アルバム『El líder de los humildes』に収録された本作は、1998年にリリースされ、ボリビアの伝統的なダンス音楽「ティンク」のリズムを巧みに取り入れた一曲です。
愛する人への切ない思いを力強く歌い上げる歌声と、アンデスの大地から響き渡るような壮大なサウンドは、恋に悩む全ての人の心に深く響くことでしょう。
フォルクローレの名曲と歴史。南米アンデスの伝統音楽を解説(11〜20)
チャリャエルネスト・カブール

南米アンデスの哀愁と情熱が響き渡る名演を聴かせてくれるのは、ボリビア出身のエルネスト・カブールさんです。
伝説のチャランゴ奏者として知られる彼の演奏は、アンデスの伝統音楽の魂を現代に伝える珠玉の一曲。
繊細な音色と革新的な奏法が織りなす美しい旋律は、壮大な自然と豊かな文化が息づく南米の大地を彷彿とさせます。
アルバム『Canto del Viento』に収録された本作は、1979年のリリース以来、世界中の音楽ファンを魅了し続けています。
1980年の初来日を機に日本でも高い評価を受け、多くのフォルクローレファンを生み出しました。
穏やかな夜のひとときや、心を落ち着かせたい時に、ぜひ耳を傾けてみてください。
君の影になりたいロス・ロメロス

南米の伝統音楽の真髄を伝える珠玉のメロディーが、スペイン系アメリカ人のギター四重奏団ロス・ロメロスによって優美に奏でられます。
セフェリーノ・ロメロさんが1960年に結成した「ギターの王族」と称される彼らは、3人の息子たちと共に世界中で活躍してきました。
本作は、ベネズエラのワルツ形式で作られた伝承曲で、3/4拍子と6/8拍子が織りなす独特のリズムが印象的です。
揺れるような躍動感と共に、愛する人への想いが繊細なギターの音色に乗せて表現されており、南米の心と魂が息づく名曲として多くの人々に愛され続けています。
灰色の瞳ウニャ・ラモス

アルゼンチンの音楽家、作曲家でケーナ奏者のウニャ・ラモスさんが作曲した「灰色の瞳」です。
フォルクローレ愛好者にはよく知られた曲で、哀愁を帯びたメロディーが特徴です。
日本でも加藤登紀子さんや森山良子さん、椎名林檎さんなどのミュージシャンがカバーしています。
アモローサ・パロミータロス・チョロス・アンディーノス

アンデスの伝統が息づく深い情感を湛えた調べが、ボリビアの民族楽器ケーナとサンポーニャの響きに乗って優美に奏でられます。
ロス・チョロス・アンディーノスの美しいインストゥルメンタル作品には、はるか彼方の山々が織りなす壮大な景色が映し出されているかのよう。
1978年から1981年にかけて5枚のアルバムをリリースした彼らの演奏には、アルゼンチン出身の名手ファシオ・サンティジャンさんのケーナが心を揺さぶります。
アルバム『Ecos del Ande』に収録された本作は、アンデスの自然と人々の暮らしに根ざした哀愁漂うメロディーラインが印象的です。
穏やかな夜のひとときや、心を落ち着かせたい時に聴きたい一曲として、多くの音楽ファンに愛され続けています。


