南米アンデス地方の伝統音楽「フォルクローレ」。
アルゼンチンのアリエル・ラミレスさんやボリビアのエルネスト・カブールさんといった名手たちが織りなす、ケーナやチャランゴの繊細な調べは、悠久の歴史と豊かな文化を今に伝えています。
哀愁を帯びた「コンドルは飛んでいく」や情熱的な「シン・ティ」など、アンデスの大地から生まれた名曲の数々は、世界中の人々の心に深い感動を与え続けています。
南米の心と魂が息づく珠玉の音楽をご紹介します。
- フォルクローレの名曲と歴史。南米アンデスの伝統音楽を解説
- おすすめのラテンミュージック|ハイセンスな名曲を紹介
- ラテンテイストの邦楽を厳選!異国情緒あふれるおすすめのJ-POP
- タンゴの名曲。おすすめの人気曲
- ケルト音楽の名曲。おすすめのアイリッシュ音楽
- ポルカの名曲。おすすめの人気曲
- ファドの名曲。おすすめの人気曲
- メキシコの音楽|ノリノリなラテン・ミュージックが登場!
- サルサの名曲。おすすめの人気曲
- 【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ
- フラメンコの名曲。おすすめの人気曲
- ワールドミュージックの名曲。おすすめの人気曲
- カリプソ音楽の魅力。カリビアン発の熱い名曲の世界へ
- 情熱の音楽~ラテン音楽を代表するアーティストまとめ
- ウクレレの名曲。おすすめの人気曲
- 洋楽のフォークソング。フォークの名曲・おすすめの人気曲
- 【アイルランド民謡】意外と身近な民族音楽の名曲・定番曲
- 【渋いッ!】アルゼンチンタンゴの名曲を紹介
- 【世界の名曲】心を揺さぶるラテンの人気マンボ曲を厳選紹介
もくじ
- フォルクローレの名曲と歴史。南米アンデスの伝統音楽を解説
- ミ・ボリビアサカンバヤ
- チャリャエルネスト・カブール
- 君の影になりたいロス・ロメロス
- 太陽の乙女たちロス・チャコス
- ウマウアケーニョエドムンド・サルディバール
- イミリタイロス・カルカス
- 山の花ナウエル・ホフレ
- 高原から密林へエルネスト・カブール
- ラ・マイェロス・カルチャキス
- アミーゴグルーポ・フェメニーノ・ボリビア
- コージャ族のクエカアントニオ・パントーハ
- ベニの浜辺でアレハンドロ・カマラ
- コーヒー・ルンバウーゴ・ブランコ
- チュル・チュルスエルネスト・カブール
- アモローサ・パロミータロス・チョロス・アンディーノス
- ブランカ・ロサフェルナンド・ヒメネス
- 泣きながらロス・カルカス
- 平原の魂ペドロ・エリアス・グティエレス
- 灰色の瞳ウニャ・ラモス
- 青い星ピートコ・キャラバジャル
- エル・ウマ・ウアケーニョロス・アタウアルパス
- 緑の大木ルス・デル・アンデ
- 神への捧げものエルネスト・カブール
- ビバ・トリニダードサビア・アンディーナ
- 水辺の花サビア・アンディーナ
- エンクエントロスグルーポ・ワラ
- 二羽の小鳩ロス・インカス
- 風とケーナのロマンスホセ・ラミレス・トーレス
- サンフランシスコへの道ダニエル・フェレイラ
- 素焼きの瓶グロリア・ハロ
- ミシオネーラデスペルタル
- 谷間のカーニバルザ・アバロス・ブラザーズ
- ベンセレーモスインティ・イリマニ
- チョグイ鳥ピタグア
- サン・ベニートグラン・コキーバコア
- コンドルは飛んでいくサイモン&ガーファンクル
- 我が祖国ボリビア不明
- コモ・アセチョグルーポ・アンディーノ
- アンデスの祭り不明
- ミサ・クリオージャアリエル・ラミレス
- 人生よありがとうビオレッタ・パラ
- シン・ティアヨパヤマンタ
- 滅びゆくインディオの哀歌クリスティナ&ウーゴ
- イリマニWARA
- レーニョ・ベルデエルネスト・カブール
フォルクローレの名曲と歴史。南米アンデスの伝統音楽を解説(1〜20)
ミ・ボリビアサカンバヤ

ボリビアのグループ、サカンバヤの魂を揺さぶる壮大な演奏が、アンデスの伝統音楽の真髄を伝えます。
2004年にリリースされたアルバム『ミグランド』に収録された本作は、ティンクというリズムを用いて、力強くも繊細な情感を奏でています。
グループを代表するホルヘ・アキノさんを中心に、エドウィン・セバージョスさんら錚々たるメンバーが織りなすハーモニーは、まるで雄大なアンデス山脈の息吹を感じさせます。
グループの代名詞とも言えるケーナやチャランゴの音色が、ボリビアの文化と精神を見事に表現しており、アンデス音楽の真髄に触れたい方にぴったりの一曲です。
チャリャエルネスト・カブール

南米アンデスの哀愁と情熱が響き渡る名演を聴かせてくれるのは、ボリビア出身のエルネスト・カブールさんです。
伝説のチャランゴ奏者として知られる彼の演奏は、アンデスの伝統音楽の魂を現代に伝える珠玉の一曲。
繊細な音色と革新的な奏法が織りなす美しい旋律は、壮大な自然と豊かな文化が息づく南米の大地を彷彿とさせます。
アルバム『Canto del Viento』に収録された本作は、1979年のリリース以来、世界中の音楽ファンを魅了し続けています。
1980年の初来日を機に日本でも高い評価を受け、多くのフォルクローレファンを生み出しました。
穏やかな夜のひとときや、心を落ち着かせたい時に、ぜひ耳を傾けてみてください。
君の影になりたいロス・ロメロス

南米の伝統音楽の真髄を伝える珠玉のメロディーが、スペイン系アメリカ人のギター四重奏団ロス・ロメロスによって優美に奏でられます。
セフェリーノ・ロメロさんが1960年に結成した「ギターの王族」と称される彼らは、3人の息子たちと共に世界中で活躍してきました。
本作は、ベネズエラのワルツ形式で作られた伝承曲で、3/4拍子と6/8拍子が織りなす独特のリズムが印象的です。
揺れるような躍動感と共に、愛する人への想いが繊細なギターの音色に乗せて表現されており、南米の心と魂が息づく名曲として多くの人々に愛され続けています。
太陽の乙女たちロス・チャコス

ホルヘ・ブラーボ・デ・ルエダさん作曲のフォルクローレ「太陽の乙女たち」です。
南アメリカのペルーやボリビアを中心に栄えたインカ帝国。
タイトルは、インカ帝国の神殿に仕える巫女を指しています。
儀式に参列する太陽の乙女を描いた曲なのに、実らぬ恋心を歌った歌詞がついています。
ウマウアケーニョエドムンド・サルディバール

アルゼンチン・ブエノスアイレス出身のエドムンド・サルディバールさんが作ったか採譜したと言われている、アンデス地域のフォルクローレ「ウマウアケーニョ」です。
日本語タイトルは「花祭り」ですが、このタイトルは日本とフランスくらいでしか通用しないので、原題で覚えていた方がまちがいありません。
イミリタイロス・カルカス

アンデスの伝統を現代に受け継ぐボリビアのフォルクローレグループ、ロス・カルカスが贈る珠玉のラブソング。
悲しみと情熱が交錯する歌声に、伝統楽器のケーナやサンポーニャの音色が見事に調和し、心揺さぶる音の世界を織りなします。
アルバム『El líder de los humildes』に収録された本作は、1998年にリリースされ、ボリビアの伝統的なダンス音楽「ティンク」のリズムを巧みに取り入れた一曲です。
愛する人への切ない思いを力強く歌い上げる歌声と、アンデスの大地から響き渡るような壮大なサウンドは、恋に悩む全ての人の心に深く響くことでしょう。