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【闇の美学】ゴシックロックのすすめ~代表的なバンド紹介

「ゴシック」とは12世紀ごろに誕生した建築様式の1つなのですが、皆さまは音楽ジャンルとしての「ゴシックロック」はご存じでしょうか。

基本的にダークなテーマを掲げて、文学や映画に哲学などからもインスピレーションを得た音楽を鳴らす70年代後半から80年代に登場した主にイギリスのバンドたちによるもので、独創的なサウンドを鳴らすバンドも多く、後のオルタナティブロック勢や日本ではヴィジュアル系のバンドにも多大なる影響を及ぼしています。

「ゴシックメタル」というジャンルも存在しますが、今回の記事はいわゆるポストパンクのサブジャンルとしての「ゴシックロック」のバンドたちを中心として、代表的なグループを紹介します!

【闇の美学】ゴシックロックのすすめ~代表的なバンド紹介(11〜20)

DecadanceUK Decay

ザ・キュアーやバウハウス、スージー・アンド・ザ・バンシーズといった著名なバンドと比べて知名度は劣るものの、ゴシックロックのファンの間では先駆的な存在の一つとして評価されているのが1978年にロンドンにて結成されたUK Decayです。

1980年代の初頭、バンドのフロントマンにして現在は音楽業界においてプロデューサーやマネジャーなどで活躍している「アボ」ことスティーブ・アボットさんが、雑誌のインタビューで自らの音楽性を冗談めかして「ゴス」と呼んだという逸話もあり、ポストパンクの流れで「ゴシックロック」が定義付けられた最初の出来事とする評価もあるのですね。

パンクシーンから登場した彼らはポリティカルな姿勢を前面に押し出した彼らですが、その音楽性はゴシックロックやポジティブパンクといったジャンルに留まらない個性を持っており、荒々しくも耽美性のある歌声、ポストパンクらしい冷徹かつソリッドなギターリフはハードコア由来の激しさをも兼ね備え、しなやかな爆発力のあるリズム隊が作り出す音楽は、他のバンドとは違う魅力を感じさせます。

実質的な活動期間は5年程度、2005年に再結成して新作もリリースしていますが、やはりゴシックロックとしての彼らの魅力を味わいたい方は1981年にリリースされたデビューアルバム『For Madmen Only』を聴くといいでしょう。

長い間CDとしてリリースされずに幻の作品と化していたのですが、2009年に大量のボーナストラックを追加してCDとしてリイシューされています。

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    Nick The StripperThe Birthday Party

    The Birthday Party – Nick The Stripper (1981)
    Nick The StripperThe Birthday Party

    ザ・バースデイ・パーティーは、ミュージシャンとしての活動のみならず個性派の俳優としても活躍するオーストラリア出身のニック・ケイヴさんがボーカリストとして在籍、ミック・ハーヴェイさんやローランド・S・ハワードさんといった独創的なミュージシャンを輩出した伝説的なポストパンクバンドです。

    1977年の結成時はザ・ボーイズ・ネクスト・ドアという名前で活動を開始、1979年にはデビューアルバムとなった『Door, Door』をリリースしてアンダーグラウンドのシーンでその名前をとどろかせます。

    この時点では実験的な面もありながらも若さゆえの荒削りなポストパンクといった趣で、ロマンチックでメロディアスな『Shivers』のような楽曲も収録されていますね。

    改名後はオーストラリアからロンドンへと移住、強烈なパフォーマンスと退廃的で難解なサウンドを展開するもバンドはロンドンのシーンに幻滅したそうで、その後はオーストラリアに戻って最終的には西ドイツのベルリンへ拠点を移しますが翌年に解散してしまいました。

    数年程度の短い活動歴の中で、ザ・バースデイ・パーティーとして発表した3枚のアルバムはどれも冷たい狂気と知性、破壊的な衝動が時にフリーキーに、時にブルージーな表現されたまさに「ニューウェーブ」な音を鳴らしており、ゴシックロックの分野においても多大なる影響を及ぼした作品たちとして評価されているのです。

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      SeverinaThe Mission

      The Mission – Severina (Official Video)
      SeverinaThe Mission

      ゴシックロックの大家、シスターズ・オブ・マーシーの名盤デビュー作『First and Last and Always』の誕生に貢献するも、その後バンドを脱退したギタリストのウェイン・ハッセイさんとグレッグ・アダムスさんが新たに結成したグループがザ・ミッションです。

      当然ながらゴシックロックに興味のある方であれば必ずやチェックすべきバンドであり、ゴシックロックの話題の中で必ず挙げられる有名なグループの1つなのですね。

      1986年の活動開始から二度に渡る解散を経て、2020年代の現在も活動中の彼らは特に全盛期と言える初期三作は商業的にも成功を収めており、その後も定期的に作品をリリースしてファンを喜ばせています。

      その時代によって作風の変化は感じられますが、バンドの本質的な魅力である「ゴシック」さは常に健在というのも頼もしい限り。

      とはいえ、これから彼らのアルバムを聴こうという方であれば、前出した初期の3枚からチェックすることをおすすめします!

      英国伝統のゴシックロックの醍醐味が詰まった作品群ですし、比較的メロディも聴きやすいこともあってゴシックロックの初心者であってもすんなり入り込めるのではないでしょうか。

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        【闇の美学】ゴシックロックのすすめ~代表的なバンド紹介(21〜30)

        LeavesThe Gathering

        THE GATHERING – Leaves (OFFICIAL VIDEO)
        LeavesThe Gathering

        オランダのロックバンド、ザ・ギャザリング。

        トリップホップ、アンビエント、ゴシックロックなどさまざまなジャンルを得意としているバンドです。

        そんな彼女たちの楽曲のなかでも、特にオススメしたいダークでかっこいい作品が、こちらの『Leaves』。

        本作は初期の音楽性として知られるゴシックロックの特色が際立つ作品です。

        ダークでかっこいいのはもちろんのこと、色気も感じさせるボーカルが圧巻の一言。

        ぜひチェックしてみてください。

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          おわりに

          今回は1970年代末期から1980年代にかけてデビューした、いわばゴシックロックの先駆けや第二世代辺りまでのバンドを取り上げて紹介しました。

          1990年代以降にも純然たる「ゴシックロック」を鳴らすバンドはアンダーグランドで登場していますし、興味のある方はぜひ深掘りしていただいて、ゴシックな闇の世界のへと沈み込んでくださいね。

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