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【手作り自助具】100均素材で作る自助具。簡単アイデア満載

自助具とは、病気や加齢によって起こる麻痺や身体機能が低下してしまった方の生活を助けるための道具のこと。

お箸やお皿などの食器はもちろん、生活に必要な動作や娯楽にまつわる自助具まで、さまざまな道具が販売されています。

しかし、この記事では、あえて手作りできる自助具を紹介していきますね。

しかも今回は100円ショップで手に入れられる材料で作るアイデアばかりなので、チャレンジしやすいのが魅力。

この記事で紹介するアイデアを参考に、実際に自助具を使う人の体の状態に合わせてより使いやすいようにアレンジすることも検討してみてください。

【手作り自助具】100均素材で作る自助具。簡単アイデア満載(21〜40)

片手で使えるまな板

片手でクッキング くぎ付きまな板~玉ねぎカット編~
片手で使えるまな板

片手だけで食材を切ろうとすると、食材が転がってしまってうまく切れませんよね。

そこでまな板に一工夫ほどこして、片手でも食材が転がらないようにしたのがこちらのまな板です。

使うのはくぎだけで、まな板にくぎを打ち込み、そのくぎに食材を刺して固定するというものです。

食材を扱うので、くぎは錆びづらいステンレス製を選びましょう。

使う方が使いやすいようにくぎの位置や本数を調整するといいですね。

また、まな板を安全にしまうためのくぎカバーも用意しておくといいでしょう。

片手用爪切り

健側の爪切り方法~自助具作成紹介~
片手用爪切り

片麻痺があると、麻痺がある方の手の爪は切れませすが、動かせる方の手の爪って自分では切れないですよね。

そこでこの片手用爪切りを作って、自分で爪切りをできるようにしてみましょう。

材料はX型の脚に布が組み合わされた収納ラックと木の板です。

最近では100円ショップでもDIYユーザーに向けてさまざまなサイズの木の板が売られていますので、収納ラックの脚の幅に合わせた板を購入してください。

作り方は、収納ラックの布を外し、木の板を収納ラックの脚に固定、さらに木の板に爪切りを固定すれば完成です。

工程が少々複雑なので、うまくいかないときは木工が得意な方に手伝ってもらうといいでしょう。

自在に曲がるストロー

コップを手に取ることが難しい方のための自助具がこちら。

自由自在に曲がるようになっているので、使うシーンに合わせて飲みやすい形にできるのが特徴です。

作り方はシンプルで、曲がるストローの曲がる部分だけを切り出し、それらをつなげていけば完成です。

コップを置いている場所や使う人の体勢に合わせて曲げて使えるので便利ですね。

また、併せてストローをコップに固定するストローホルダーも使えばさらに使いやすくなりそうです。

ストローホルダー

自助具製作紹介講座(ストローホルダー)
ストローホルダー

ストローを使えば片手が使えなくても飲み物を飲めると思いきや……実は片手だけだとストローが逃げていって口で追いかけるなんてことになるんですよね。

そこでストローをコップに固定するストローホルダーという自助具が役に立ちます。

これも身の回りにあるもので簡単に作れて、使うのは輪ゴムとゼムクリップだけ。

輪ゴムを何本かつなぎ合わせたものにゼムクリップをつなぎます。

そしてそれをコップに巻き付けて輪ゴムにストローを通せば立派なストローホルダーになります。

道具も使わずに作れますので、飲みづらそうにしている方が居れば、その場で作ってみてください。

プラスチック粘土で作るグリップ

プラスチック粘土とは、お湯で温めることで自由な形に整形でき、冷ますとその形で固まるという素材で、100円ショップで手軽に手に入れられます。

このプラスチック粘土を使って食事用の自助具を作ってみましょう。

作り方は非常にシンプルで、やわらかくしたプラスチック粘土をスプーンやフォークの柄の部分に巻き付け、持ちやすい形に整形するだけ。

部分的に膨らませたりへこませたりして指がかかりやすいようにするなど、使う人の手の状態に合わせて自由にアレンジできるのが大きな魅力ですね。

また、スプーンやフォークなどのカトラリーだけでなく、筆記具にも応用できますのでやってみてください。

おわりに

100円ショップの材料で作れる自助具をたくさん紹介しました。

衣食住にまつわるものから遊びに使えるものまで、さまざまな自助具がありましたね。

実際に自助具を使う方の体の状態に合わせて、より使いやすいようにアレンジしてみるとよりよいと思います。

ぜひこの記事を自助具作りの参考にお役立てくださいね。