ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
ハードロックという音楽ジャンルは、ブルースの影響から生まれたロックの発展形であり、大音量でラウドなギターを鳴らすアグレッシブなサウンド……というのが基本的な定義となっております。
とはいえ、ヘビーメタルとの違いもよく分からないという方も多くいらっしゃいますし、聴く人によって解釈の違いが生まれることもあります。
そこで今回の記事では、ハードロックと呼ばれるバンドのアルバムに興味がある、これから聴いてみたいと思われている方に向けて、音楽史に残るハードロックの定番の作品をご紹介。
まずはここから、といったアルバムを多く取り上げておりますので、ぜひチェックしてみてください!
- 音楽の歴史に刻まれた伝説的なハードロックの名曲、人気曲
- 【初心者向け】メタルの名盤。歴史に残るおすすめのアルバムまとめ
- 洋楽ヘビーメタル入門編。メタルの歴史を変えた名曲たち
- 【2025】洋楽ハードロックの今。注目の曲まとめ
- 【洋楽】ブルースロックの名曲。おすすめの人気曲まとめ
- 【洋楽】世界の有名ハードロックギタリストまとめ
- 【2025】日本のハードロックバンド。海外でも人気のバンドまとめ
- 【2025】IRON MAIDENの人気曲・名曲まとめ
- 【2025】時代を代表するメタルの名曲。最新曲から往年の人気曲まとめ
- 【圧倒的クサメロ】クサメタルの名曲まとめ
- 【2025】邦楽ハードロックの名曲。聴いておきたい人気曲まとめ
- 【2025】ギター弾き語りにおすすめ!令和J-POPのバラードまとめ
- 【酩酊感】洋楽サイケデリックロックの名曲まとめ【初心者向け】
ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(21〜30)
Look at YourselfUriah Heep

1969年に前身バンドから現在の名前に改めて以降、2020年代の今も活動を続けるイギリスの老舗ハードロック・バンドがユーライア・ヒープです。
1970年代におけるハードロック全盛期を代表するバンドであり、巧みなコーラスワークによるハーモニーの美しさ、ハモンド・オルガンを全面に押し出したサウンドはここ日本においても大きな人気を誇っています。
初期の代表作である『Look at Yourself』は1971年にリリースされた通算3枚目となるアルバムで、日本では『対自核』という何やら難しい響きを持った邦題が付けられました。
いかにもイギリスらしいウェットな雰囲気と哀愁を帯びた叙情的なメロディ、華麗なツイン・リード、プログレッシブな楽曲展開を軸としながらも、アメリカン・ロックからの影響を感じさせる独自性をも兼ね備えた素晴らしい1枚。
静と動を自在に行き来する、70年代ハードロックの様式美がこれでもかと詰め込まれた日本人好みのサウンドです!
Doctor DoctorUFO

「UFO」と書いて「ユー・エフ・オー」と読みます。
70年代に全盛期を迎えたブリティッシュ・ハードロック・バンドの代表的な存在の1つで、トレードマークのフライングVをダイナミックにかき鳴らす神童マイケル・シェンカーさんが在籍していたことでも有名なバンドです。
1969年にボーカリストのフィル・モグさんを中心として結成された彼らは、1973年に当時はスコーピオンズのメンバーであり、若干10代という若さだったドイツ人のシェンカーさんをギタリストとして迎え入れ、1974年に名盤の誉れ高い『Phenomenon』をリリースします。
英国的ハードロックの模範的な名曲『Doctor Doctor』や『Rock Bottom』をはじめとして、シェンカーさんの情熱的なギターが時にハードに、時にメロディアスにと縦横無尽に暴れ回り、英国らしい湿り気を帯びたハードロック・サウンドを心行くまで堪能できるアルバムとなっておりますよ!
ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(31〜40)
Parisienne WalkwaysGary Moore

アイルランドが生んだ名ギタリスト、ゲイリー・ムーアさん。
60年代から10代の若さでプロのギタリストとして活躍、シン・リジィやコロシアムIIといったロック史にその名を刻むバンドを渡り歩き、多くのミュージシャンからリスペクトされるギター・ヒーローとして、ここ日本でも高い人気を誇っている存在です。
そんなムーアさん、1978年にソロ名義としては初となったアルバム『Back on the Streets』をリリースしています。
シン・リジィのフロントマン、フィル・ライノットさんと共作して、後にインストゥルメンタル曲としてライブ演奏における代表的なレパートリーの一つとなった名曲『冬の散歩道』は、非常に有名ですよね。
心を震わせる泣きのギターは、まさにムーアさんならではのもの。
テクニカルかつラウドなプレイで魅せるハードなナンバーからジャズ、ブルースといったルーツ色の強いサウンドまで楽しめる名盤となっておりますよ。
(Don’t Fear) The ReaperBlue Oyster Cult

野球選手の松井秀喜さんが、ニューヨーク・ヤンキースに入団したころの2003年に入場曲として使用していた『Godzilla』という楽曲、ご存じの方は多いですよね。
この曲を手がけたのは、アメリカ出身のハードロック・バンド、ブルー・オイスター・カルトというバンド。
1967年に母体となるバンドをニューヨークで結成、1972年に本格的なデビューを果たした彼らは、一般的な知名度はそれほど高くはないかもしれませんが、後続のアーティストやバンドに多大なる影響を及ぼした偉大な存在です。
そんな彼らが1976年にリリースしてゴールドディスクを獲得したアルバム『Agents of Fortune』は、代表作と呼べる1枚。
最大のヒット曲となったメロディアスな『(Don’t Fear) The Reaper』や、『True Confessions』のようなロックンロール曲もあり、ハードロック一辺倒ではない楽曲はどれも高いクオリティを誇り、同時にオカルティックな狂気が揺らぐ個性的なアルバムです。
The Boys Are Back In TownTHIN LIZZY

ベース兼ボーカリストとしてフロントに立つフィル・ライノットさんを軸として、2本のレスポールによる哀愁のツイン・リード、タイトかつしなやかなドラムから繰り出されるハードロック・サウンドは、見た目も音も最高にかっこいいですね!
アイルランドが世界に誇るバンド、シン・リジィはデビュー当初は伝統的なアイリッシュ音楽とロックを融合するといった実験的なサウンドを展開していましたが、後に冒頭で触れた体制へと移行し、人気バンドの仲間入りを果たします。
代表作の『Jailbreak』は1976年にリリースされた通算6枚目となるアルバムで、日本では『脱獄』という邦題でもよく知られていますね。
流麗なツイン・リードから織り成すリフがあまりにも有名かつキャッチーな名曲『The Boys Are Back in Town』をはじめとして、シングル・ヒットを飛ばした人気曲が多く収録されており、最盛期を迎えたバンドの勢いと個性とがそのまま音となって表現された名盤です。
ハードロック初心者の方であっても聴きやすい、キャッチーかつポップなメロディも豊富でオススメです!
Are You ReadyGrand Funk Railroad

大陸的なカラッとした音作りと分かりやすい楽曲展開、キャチーなメロディとリフを軸としたサウンドで、まさにアメリカン・ハードロックの基礎を築いたといっても過言ではないでしょう。
1969年に結成されたグランド・ファンク・レイルロードは、デビュー当初から素晴らしいライブ・パフォーマンスが高い評価を受け、多くのシングル・ヒットを飛ばしたバンドです。
オールディーズの名曲のカバーも果敢に挑戦し、ポップであることを恐れないストレートな音楽性と、あのレッド・ツェッペリンを食ってしまったと言われた高い演奏能力から繰り出されるライブ演奏の見事さは、本国のみならずここ日本でも大いに受けて人気を博しました。
ライブ盤でありながらも代表作の1つとも評される、その名もずばり『Live Album』は、まだ3ピースだった初期の荒々しいスタイルを堪能できる1枚です。
トリオならではのバンド・アンサンブルの妙は、70年代ハードロックのかっこよさと楽しさが詰め込まれていますよ。
ぜひ、可能な限り爆音で聴いてくださいね!
HELL IS REALmiwa

ロサンゼルス在住の日本人女性ボーカリスト、MIWAさんのバンドプロジェクトのセカンドアルバム。
80年代ヘビィメタルの魅力を再確認させるパワフルなシャウト、地響きとともにスピード感あふれるサウンド。
バックメンバーには世界規模でさまざまなプロジェクトに参加するギターのミッチ・ペリーさんやベースのビリーシーンさんといった豪華メンバーです。
装飾なしのストレートサウンドですが、現代となっては希少性さえも感じられる、ハードロック好きにはたまらない一枚です。
ライブハウスなど身近で生で体感できることを願うばかりです。






