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おすすめのハードロック・ヘビーメタル
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ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム

ハードロックという音楽ジャンルは、ブルースの影響から生まれたロックの発展形であり、大音量でラウドなギターを鳴らすアグレッシブなサウンド……というのが基本的な定義となっております。

とはいえ、ヘビーメタルとの違いもよく分からないという方も多くいらっしゃいますし、聴く人によって解釈の違いが生まれることもあります。

そこで今回の記事では、ハードロックと呼ばれるバンドのアルバムに興味がある、これから聴いてみたいと思われている方に向けて、音楽史に残るハードロックの定番の作品をご紹介。

まずはここから、といったアルバムを多く取り上げておりますので、ぜひチェックしてみてください!

ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(21〜30)

Phenomenon

Doctor DoctorUFO

UFO – Doctor, Doctor (early live Schenker)
Doctor DoctorUFO

「UFO」と書いて「ユー・エフ・オー」と読みます。

70年代に全盛期を迎えたブリティッシュ・ハードロック・バンドの代表的な存在の1つで、トレードマークのフライングVをダイナミックにかき鳴らす神童マイケル・シェンカーさんが在籍していたことでも有名なバンドです。

1969年にボーカリストのフィル・モグさんを中心として結成された彼らは、1973年に当時はスコーピオンズのメンバーであり、若干10代という若さだったドイツ人のシェンカーさんをギタリストとして迎え入れ、1974年に名盤の誉れ高い『Phenomenon』をリリースします。

英国的ハードロックの模範的な名曲『Doctor Doctor』や『Rock Bottom』をはじめとして、シェンカーさんの情熱的なギターが時にハードに、時にメロディアスにと縦横無尽に暴れ回り、英国らしい湿り気を帯びたハードロック・サウンドを心行くまで堪能できるアルバムとなっておりますよ!

PRIDE & GLORY

Horse Called WarPRIDE & GLORY

Zakk Wylde Pride & Glory Horse Called War
Horse Called WarPRIDE & GLORY

ザック・ワイルドさんが率いるプライド&グローリーのアルバムは、サザンロックとメタルを融合させた独特のサウンドが魅力です。

オジー・オズボーンさんのバンドを離れた後に結成されたプロジェクトで、1994年にリリースされました。

『Losin’ Your Mind』や『Horse Called War』など、ルーツを反映した楽曲が収録されています。

ザック・ワイルドさんの圧倒的なギタープレイと力強いボーカルが印象的で、ヘビーなリフとテクニカルなソロで畳みかけるギターサウンドは必聴。

サザンロックファンはもちろん、ハードロック好きの方にもオススメの一枚です。

ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(31〜40)

Back On The Streets

Parisienne WalkwaysGary Moore

Gary Moore – Parisienne Walkways – Live HD
Parisienne WalkwaysGary Moore

アイルランドが生んだ名ギタリスト、ゲイリー・ムーアさん。

60年代から10代の若さでプロのギタリストとして活躍、シン・リジィやコロシアムIIといったロック史にその名を刻むバンドを渡り歩き、多くのミュージシャンからリスペクトされるギター・ヒーローとして、ここ日本でも高い人気を誇っている存在です。

そんなムーアさん、1978年にソロ名義としては初となったアルバム『Back on the Streets』をリリースしています。

シン・リジィのフロントマン、フィル・ライノットさんと共作して、後にインストゥルメンタル曲としてライブ演奏における代表的なレパートリーの一つとなった名曲『冬の散歩道』は、非常に有名ですよね。

心を震わせる泣きのギターは、まさにムーアさんならではのもの。

テクニカルかつラウドなプレイで魅せるハードなナンバーからジャズ、ブルースといったルーツ色の強いサウンドまで楽しめる名盤となっておりますよ。

Agants Of Fortune

(Don’t Fear) The ReaperBlue Oyster Cult

Blue Oyster Cult – (Don’t Fear) The Reaper (Audio)
(Don't Fear) The ReaperBlue Oyster Cult

野球選手の松井秀喜さんが、ニューヨーク・ヤンキースに入団したころの2003年に入場曲として使用していた『Godzilla』という楽曲、ご存じの方は多いですよね。

この曲を手がけたのは、アメリカ出身のハードロック・バンド、ブルー・オイスター・カルトというバンド。

1967年に母体となるバンドをニューヨークで結成、1972年に本格的なデビューを果たした彼らは、一般的な知名度はそれほど高くはないかもしれませんが、後続のアーティストやバンドに多大なる影響を及ぼした偉大な存在です。

そんな彼らが1976年にリリースしてゴールドディスクを獲得したアルバム『Agents of Fortune』は、代表作と呼べる1枚。

最大のヒット曲となったメロディアスな『(Don’t Fear) The Reaper』や、『True Confessions』のようなロックンロール曲もあり、ハードロック一辺倒ではない楽曲はどれも高いクオリティを誇り、同時にオカルティックな狂気が揺らぐ個性的なアルバムです。

HELL IS REALmiwa

ロサンゼルス在住の日本人女性ボーカリスト、MIWAさんのバンドプロジェクトのセカンドアルバム。

80年代ヘビィメタルの魅力を再確認させるパワフルなシャウト、地響きとともにスピード感あふれるサウンド。

バックメンバーには世界規模でさまざまなプロジェクトに参加するギターのミッチ・ペリーさんやベースのビリーシーンさんといった豪華メンバーです。

装飾なしのストレートサウンドですが、現代となっては希少性さえも感じられる、ハードロック好きにはたまらない一枚です。

ライブハウスなど身近で生で体感できることを願うばかりです。

Ace Of Spades

Ace Of SpadesMotörhead

Motörhead – Ace Of Spades (Official Video)
Ace Of SpadesMotörhead

ハードロックやヘビーメタルはもちろん、パンクやハードコアといった音楽のファンをも笑顔にさせてしまうバンド、それがモーターヘッドです。

1975年の結成以来、カリスマティックなフロントマンのレミー・キルミスターさんが亡くなってしまった2015年まで、大音量で繰り出されるスピーディーかつハードな暴走ロックンロールを、40年という長きに渡り鳴らし続けた彼らのファンを公言するミュージシャンもジャンルを問わず多く存在しています。

そんな彼らの音楽性は基本的に一貫しておりますが、最初の1枚はやはり1980年にリリースされた傑作『Ace of Spades』を挙げるべきでしょう。

バンドの持つハードな音楽性の全てが込められているといっても過言ではなく、トリオ編成ならではのシンプルなバンド・アンサンブルから繰り出される暴走ロックンロールを前にすれば、小難しい理屈などはどうでもよくなってしまうはず。

様式美的なハードロックとはまた違った方向の爆音サウンドを、ぜひ試してみてください!

Jailbreak

The Boys Are Back In TownTHIN LIZZY

Thin Lizzy – The Boys Are Back In Town (Official Lyric Video)
The Boys Are Back In TownTHIN LIZZY

ベース兼ボーカリストとしてフロントに立つフィル・ライノットさんを軸として、2本のレスポールによる哀愁のツイン・リード、タイトかつしなやかなドラムから繰り出されるハードロック・サウンドは、見た目も音も最高にかっこいいですね!

アイルランドが世界に誇るバンド、シン・リジィはデビュー当初は伝統的なアイリッシュ音楽とロックを融合するといった実験的なサウンドを展開していましたが、後に冒頭で触れた体制へと移行し、人気バンドの仲間入りを果たします。

代表作の『Jailbreak』は1976年にリリースされた通算6枚目となるアルバムで、日本では『脱獄』という邦題でもよく知られていますね。

流麗なツイン・リードから織り成すリフがあまりにも有名かつキャッチーな名曲『The Boys Are Back in Town』をはじめとして、シングル・ヒットを飛ばした人気曲が多く収録されており、最盛期を迎えたバンドの勢いと個性とがそのまま音となって表現された名盤です。

ハードロック初心者の方であっても聴きやすい、キャッチーかつポップなメロディも豊富でオススメです!