ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
ハードロックという音楽ジャンルは、ブルースの影響から生まれたロックの発展形であり、大音量でラウドなギターを鳴らすアグレッシブなサウンド……というのが基本的な定義となっております。
とはいえ、ヘビーメタルとの違いもよく分からないという方も多くいらっしゃいますし、聴く人によって解釈の違いが生まれることもあります。
そこで今回の記事では、ハードロックと呼ばれるバンドのアルバムに興味がある、これから聴いてみたいと思われている方に向けて、音楽史に残るハードロックの定番の作品をご紹介。
まずはここから、といったアルバムを多く取り上げておりますので、ぜひチェックしてみてください!
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ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(21〜30)
Iron ManBlack Sabbath

1968年にイギリスはバーミンガムで産声を上げたブラック・サバスは、いわゆるハードロックのみならず、後のヘビーメタルの開祖とも呼ばれ、1990年代のオルタナティブロックも含めてあらゆるヘビーなロックへ影響を与えたバンドです。
長いキャリアの中でボーカリストの交代などで音楽性の変化もあった彼らですが、今回はその破天荒なキャラクターが世界中で愛されているオジー・オズボーンさんを含めた、オリジナル・メンバーの4人が1970年にリリースした初期の傑作『Paranoid』を紹介します。
バンドにとっては通算2枚目となるアルバムであり、後の代表曲とされる楽曲を多く収録した名盤中の名盤です。
左利きのギタリスト、トニー・アイオミさんによる独創的なリフ、重厚かつおどろおどろしいグルーヴを生み出すギーザー・バトラーさんとビル・ワードさんという鉄壁のリズム隊、そして呪術的かつ圧倒的なカリスマ性を誇るオジーさんのボーカル……決してとっつきやすい音楽ではありませんが、一度ハマったら二度と抜け出せない魅力にあふれた、まさに魔術のような作品です!
Doctor DoctorUFO

「UFO」と書いて「ユー・エフ・オー」と読みます。
70年代に全盛期を迎えたブリティッシュ・ハードロック・バンドの代表的な存在の1つで、トレードマークのフライングVをダイナミックにかき鳴らす神童マイケル・シェンカーさんが在籍していたことでも有名なバンドです。
1969年にボーカリストのフィル・モグさんを中心として結成された彼らは、1973年に当時はスコーピオンズのメンバーであり、若干10代という若さだったドイツ人のシェンカーさんをギタリストとして迎え入れ、1974年に名盤の誉れ高い『Phenomenon』をリリースします。
英国的ハードロックの模範的な名曲『Doctor Doctor』や『Rock Bottom』をはじめとして、シェンカーさんの情熱的なギターが時にハードに、時にメロディアスにと縦横無尽に暴れ回り、英国らしい湿り気を帯びたハードロック・サウンドを心行くまで堪能できるアルバムとなっておりますよ!
ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(31〜40)
Is This LoveWhitesnake

ディープ・パープルに在籍していたメンバーは、その後のロック史において活躍したミュージシャンを多く輩出しておりますが、いわゆる第3期から第4期とされる時期にボーカリストとして在籍していたデイヴィッド・カヴァデールさんが主宰するバンドが、こちらのホワイトスネイクです。
幾度かの解散と再結成を経て、2020年代の現在も現役バンドとして活躍している彼らの代表作を挙げろと言われたら、やはり1987年にリリースされて爆発的なヒットを記録した『白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス』となるでしょう。
シン・リジィに在籍していた才能あふれる若きギタリスト、ジョン・サイクスさんを迎えて制作された本作は、アメリカでも大きな商業的成功を収めた名盤中の名盤です。
デイヴィッドさんの艶っぽい歌声を軸として、ソングライティングにおいても大いに貢献したサイクスさんをはじめとする、名手たちの見事なプレイから生まれた楽曲のクオリティの高さは折り紙付き。
80年代ハードロックを代表する、素晴らしい作品です!
(Don’t Fear) The ReaperBlue Oyster Cult

野球選手の松井秀喜さんが、ニューヨーク・ヤンキースに入団したころの2003年に入場曲として使用していた『Godzilla』という楽曲、ご存じの方は多いですよね。
この曲を手がけたのは、アメリカ出身のハードロック・バンド、ブルー・オイスター・カルトというバンド。
1967年に母体となるバンドをニューヨークで結成、1972年に本格的なデビューを果たした彼らは、一般的な知名度はそれほど高くはないかもしれませんが、後続のアーティストやバンドに多大なる影響を及ぼした偉大な存在です。
そんな彼らが1976年にリリースしてゴールドディスクを獲得したアルバム『Agents of Fortune』は、代表作と呼べる1枚。
最大のヒット曲となったメロディアスな『(Don’t Fear) The Reaper』や、『True Confessions』のようなロックンロール曲もあり、ハードロック一辺倒ではない楽曲はどれも高いクオリティを誇り、同時にオカルティックな狂気が揺らぐ個性的なアルバムです。
HELL IS REALmiwa

ロサンゼルス在住の日本人女性ボーカリスト、MIWAさんのバンドプロジェクトのセカンドアルバム。
80年代ヘビィメタルの魅力を再確認させるパワフルなシャウト、地響きとともにスピード感あふれるサウンド。
バックメンバーには世界規模でさまざまなプロジェクトに参加するギターのミッチ・ペリーさんやベースのビリーシーンさんといった豪華メンバーです。
装飾なしのストレートサウンドですが、現代となっては希少性さえも感じられる、ハードロック好きにはたまらない一枚です。
ライブハウスなど身近で生で体感できることを願うばかりです。
Ace Of SpadesMotörhead

ハードロックやヘビーメタルはもちろん、パンクやハードコアといった音楽のファンをも笑顔にさせてしまうバンド、それがモーターヘッドです。
1975年の結成以来、カリスマティックなフロントマンのレミー・キルミスターさんが亡くなってしまった2015年まで、大音量で繰り出されるスピーディーかつハードな暴走ロックンロールを、40年という長きに渡り鳴らし続けた彼らのファンを公言するミュージシャンもジャンルを問わず多く存在しています。
そんな彼らの音楽性は基本的に一貫しておりますが、最初の1枚はやはり1980年にリリースされた傑作『Ace of Spades』を挙げるべきでしょう。
バンドの持つハードな音楽性の全てが込められているといっても過言ではなく、トリオ編成ならではのシンプルなバンド・アンサンブルから繰り出される暴走ロックンロールを前にすれば、小難しい理屈などはどうでもよくなってしまうはず。
様式美的なハードロックとはまた違った方向の爆音サウンドを、ぜひ試してみてください!
The Boys Are Back In TownTHIN LIZZY

ベース兼ボーカリストとしてフロントに立つフィル・ライノットさんを軸として、2本のレスポールによる哀愁のツイン・リード、タイトかつしなやかなドラムから繰り出されるハードロック・サウンドは、見た目も音も最高にかっこいいですね!
アイルランドが世界に誇るバンド、シン・リジィはデビュー当初は伝統的なアイリッシュ音楽とロックを融合するといった実験的なサウンドを展開していましたが、後に冒頭で触れた体制へと移行し、人気バンドの仲間入りを果たします。
代表作の『Jailbreak』は1976年にリリースされた通算6枚目となるアルバムで、日本では『脱獄』という邦題でもよく知られていますね。
流麗なツイン・リードから織り成すリフがあまりにも有名かつキャッチーな名曲『The Boys Are Back in Town』をはじめとして、シングル・ヒットを飛ばした人気曲が多く収録されており、最盛期を迎えたバンドの勢いと個性とがそのまま音となって表現された名盤です。
ハードロック初心者の方であっても聴きやすい、キャッチーかつポップなメロディも豊富でオススメです!