日本のR&Bシーンを彩るバンド・グループ
日本のR&Bシーンは、今や多彩な音楽性で世界から注目を集めています。
Official髭男dismのブラックミュージック的なサウンド、WONKのメロウな世界観、Suchmosのジャミロクワイを彷彿とさせる独特なスタイル。
そして、Nulbarichの洋楽テイストなファルセットボイスまで、ジャンルの垣根を超えた魅力的なサウンドが広がっています。
今回は、和製R&Bの新たな可能性を感じさせる珠玉の楽曲をご紹介します。
日本のR&Bシーンを彩るバンド・グループ(11〜20)
琥珀色の街、上海蟹の朝くるり

京都発のオルタナティブミュージックシーンを代表するバンドとして、多彩な音楽性で知られるくるり。
1996年に立命館大学の音楽サークルで結成され、1998年に大手レーベルからメジャーデビューを果たしました。
ロックを基盤としながら、クラシック、ジャズ、フォーク、エレクトロニカなど、さまざまなジャンルを融合させた独自のサウンドが魅力です。
2007年からは京都市の梅小路公園で「京都音楽博覧会」を主催し、地元の音楽文化振興にも貢献。
その功績が認められ、2021年には京都市文化芸術有功賞を受賞しています。
R&B的なグルーヴ感とメロウなサウンドを追求する中で、ブラックミュージックの要素も取り入れた唯一無二の音楽性は、ジャンルにとらわれない新しい音楽表現を求める音楽ファンにぴったりです。
tokyo feat. 鈴木真海子, Skaaiyonawo

福岡県出身の4人組バンドyonawoが紡ぎ出すのは、R&B、ソウル、ジャズ、ヒップホップを融合させた唯一無二のサウンドです。
荒谷翔大さんの柔らかな歌声とメンバー全員の卓越した演奏力で、聴く者の心に深く響く楽曲を生み出しています。
2017年から本格的な音楽活動をスタートし、2019年にメジャーデビューを果たしました。
口コミで音楽性の高さが広がり、ファン層を着実に拡大してきました。
高い演奏技術とライブパフォーマンスは各音楽メディアで絶賛され、全国のフェスでも存在感を放っています。
2025年2月には鈴木真海子さんとSkaaiをフィーチャリングに迎えた意欲作も公開。
R&Bファンはもちろん、ジャンルレスな音楽を求める方にもおすすめのバンドです。
なんでもないよ、マカロニえんぴつ

洗足学園音楽大学出身のメンバーで構成される実力派バンドとして知られています。
ロック、ハードロック、サイケデリック、ギターポップ、ソウル、R&Bなど、幅広いジャンルを取り入れた独自のスタイルを確立してきたマカロニえんぴつ。
2012年の結成以来、アルバム『エイチビー』『season』など数々の話題作をリリースし、2020年11月には6thミニアルバム『愛を知らずに魔法は使えない』でメジャーデビューを果たしました。
テレビアニメやドラマの主題歌、CMソングなど、多方面で活躍を見せています。
2021年12月には日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。
はっとりさんのエモーショナルな歌声と音大生ならではの高度な演奏技術、多彩な音楽性を持ち合わせたサウンドは、R&Bファンからロックファンまで幅広い層に支持されています。
きず在日ファンク

SAKEROCKのトロンボーン奏者である浜野謙太を中心に2007年に結成されたバンドです。
彼らが挑戦しているのは、ジェイムスブラウンの音楽性を、日本にありながら再現したらどうなるのか、ということ。
このバンドではボーカルをつとめる浜野謙太の、シャウトに満ちた歌声は必見です。
タイガー&ドラゴンCRAZY KEN BAND
1997年結成のR&Bバンド。
2002年に発表したシングル曲『タイガー&ドラゴン』を元に、同タイトルのテレビドラマが制作され、放送されました。
楽曲の冒頭に叫ばれる名フレーズは、きっと誰もが一度は耳にしたことがあるはす。
彼らの音楽性は、ファンク、ソウルR&Bと日本の昭和歌謡をミックスした独自のもの。
その多彩な楽曲たちに、あなたもトリコになるはずです。