日本のR&Bシーンを彩るバンド・グループ
日本のR&Bシーンは、今や多彩な音楽性で世界から注目を集めています。
Official髭男dismのブラックミュージック的なサウンド、WONKのメロウな世界観、Suchmosのジャミロクワイを彷彿とさせる独特なスタイル。
そして、Nulbarichの洋楽テイストなファルセットボイスまで、ジャンルの垣根を超えた魅力的なサウンドが広がっています。
今回は、和製R&Bの新たな可能性を感じさせる珠玉の楽曲をご紹介します。
日本のR&Bシーンを彩るバンド・グループ(1〜10)
Tell Me BabyOfficial髭男dism

ピアノポップバンド、Official髭男dism。
ボーカルのハイトーンボイスが耳に残ります。
ピッチのうねるシンセサウンドはブラックミュージック特有のサウンドで、テンポやリズムはR&Bの影響を大きく受けています。
“808”Suchmos

2017年、『STAY TUNE』のヒットにより、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍する、ロックグループ、Suchmos。
アシッド・ジャズやヒップホップ、R&Bなどさまざまなブラックミュージックを取り入れ、日本語に落とし込んでいます。
その様子はまるで、和製ジャミロクワイと例えられるほどです。
この曲は音楽だけにとらわれず、写真家や映像作家とコラボして作られたマルチな作品です。
作者たちの感情や情景がうまく切り取られています。
circusshowmore

ジャズとR&Bを基盤に、都会的で洗練されたサウンドを奏でるユニットです。
2015年に東京で結成されたshowmoreは、根津まなみさんと井上惇志さんによる2人組。
2017年にリリースした『circus』がYouTubeで人気を集め、自身のアルバム『overnight』『too close to know』『seek』『liquid city』と着実に音楽性を深めています。
井上さんはSIRUPさんや大比良瑞希さんのライブサポートも務めるなど、音楽シーンで幅広く活躍。
2018年には根津さんのソロ楽曲が映画『蝶の眠り』のエンディングテーマに起用され、ソングライターとしての才能も開花。
メロディアスな歌声とエモーショナルな世界観を求める音楽ファンにおすすめのアーティストです。
By Your SideFIVE NEW OLD

自らをジャンルレスとプレゼンする神戸出身のバンド、FIVE NEW OLD。
ブラックミュージックによく使われる技法を多用し、ポップなサウンドにアプローチしています。
特徴的なボーカルはR&Bから着想を得た歌い方のようにも聴こえます。
riskKroi

ブラックミュージックを基調に、R&B、ファンク、ソウル、ロック、ヒップホップなど、多彩なジャンルを融合させた音楽性で注目を集めているKroi。
2018年2月の結成後、約3000組の中からオーディションを勝ち抜き、サマーソニックに出演するなど、目覚ましい活躍を見せています。
2021年6月にアルバム『LENS』でメジャーデビューを飾り、2024年1月には東京・日本武道館でのワンマン公演を実現。
メンバーそれぞれが異なる音楽的背景を持ち、Red Hot Chili PeppersやLauryn Hill、Earth, Wind & Fireなど、幅広いアーティストからの影響を受けています。
シーンの垣根を超えた独自のミクスチャーサウンドを求める音楽ファンにぴったりの5人組バンドです。
Almost ThereNulbarich

まるで日本語に聴こえない、軽やかなファルセットボイスとEDMにも通じるようなキャッチーな曲の構成、ソウルやアシッド・ジャズのマナーやルールを守りながらも華麗にポップスに落とし込まれた名曲です。
この曲は洋楽好きにはウケがいい曲だと思います。
GardenSUGAR SOUL

日本のR&Bシーンに革新的なサウンドを持ち込んだシンガーソングライターのaico(アイコ)さんを中心に、1996年に結成されたユニットです。
R&B、ヒップホップ、ソウル、ジャズを融合させた先進的な音楽性で、1997年にFLAVA RECORDSからデビュー。
1998年にメジャーデビューを果たし、Dragon AshのKjさんとのコラボ曲は90万枚を超える大ヒットを記録しました。
アルバム『on』や『うず』では、力強くも繊細な歌声とグルーヴ感のある洗練されたサウンドで多くのリスナーを魅了。
ZEEBRAさんとのコラボレーション作品も10万枚以上の売上を達成するなど、クラブミュージックからアンダーグラウンドシーンまで幅広い支持を集めています。
ブラックミュージックの要素を取り入れた新しい日本の音楽を探求している方に強くオススメです。