【SKISKIほか】JRのCMソングまとめ
JRのCMというと、各地の観光地の美しい映像が映し出されるものや、電車の走る姿が映されたもの、さらには冬になると定番の「JR SKISKI」シリーズなど、さまざまなCMがありますよね!
そうしたCMには、映像の美しさを生かす穏やかな楽曲や、駆け抜ける電車の疾走感を表すような軽快な楽曲など、CMのイメージにピッタリな曲が使用されています。
また、「JR SKISKI」シリーズに起用された楽曲は、その後定番の冬ソングとして親しまれるなど、注目のCMソングが多いんですよね。
そこでこの記事では、これまでにJRのCMで使用された楽曲を一挙に紹介していきますね!
話題の曲やCMで耳にして気になっていた曲が見つかるはずです。
【SKISKIほか】JRのCMソングまとめ(1〜10)
北陸ロマン ~プレミアムデュエットバージョン~谷村新司/仲間由紀恵

2015年の楽曲なのですが、昭和歌謡ど真ん中といった雰囲気のアレンジとメロディ、そして歌詞が旅情を誘います。
こちらの『北陸ロマン』は、音楽グループのアリスの一員として人気を博し、ソロ活動以降も国民的なシンガーソングライターとして高い人気を誇る谷村新司さんの通算56枚目となるシングル曲。
JR西日本のCMソングとして書き下ろされたという経緯があり、CD販売された際には「プレミアムデュエットバージョン」と題して、実際にCMに出演したあの仲間由紀恵さんとのデュエット版をリリースしています。
大人の色気と渋さとが迫りくる谷村さんらしいダンディズムと、透明感のある仲間さんの歌声が絶妙なコントラストを生み出していますよね。
なかなか気軽に旅行に行ける時代ではなくなってしまいましたが、この曲を聴けば確実に北陸へと旅立ちたくなることでしょう。
Winter, againGLAY

「愛に雪、恋を白」というキャッチコピーは、2020年代を過ぎた今もその秀逸さに驚かされますよね。
JR東日本が1991年より展開しているスキー旅行のキャンペーン「JR SKISKI」のCMでは多くのヒット曲が起用されましたが、今回紹介しているのは1998年に公開されたもので、楽曲はGLAYの特大ヒット曲『Winter, again』。
1990年代における冬ソングの代表的な曲であり、バンドにとっても最大のセールスを記録したシングル曲です。
北海道出身のGLAYならではの楽曲であり、バンドのギタリストにしてメイン・ソングライターを務めるTAKUROさんならではの歌詞も素晴らしい。
TERUさんの魂の歌唱、TAKUROさんのメロディアスなリード・ギターはもちろん、東海楽器製造が製造した楽器Talboを駆使したHISASIさんによる絶妙なフレーズ、楽曲の軸となるグルーブを生み出すJIROさんのベース・ライン、名プロデューサーの佐久間正英さんの編曲も含めて、GLAYの鉄壁のバンド・アンサンブルから織り成す完ぺきな名曲と言えましょう。
メレンゲマカロニえんぴつ

毎年冬を彩り名曲が生まれる定番のキャンペーン、JR東日本「JR SKISKI」の2020-2021テーマソングに起用されたマカえんの『メレンゲ』。
エネルギッシュなサウンドに乗せて熱く歌う青春の響き、かっこよくて心が熱くなってくるウインターソングですね!
『メレンゲ』というタイトルもマカえんらしいというかふんわりとして、いろいろな感情をも包みこんでくれるような音楽の魅力が詰まっている感じがします。
ストリングスとの融合も魅力です!
【SKISKIほか】JRのCMソングまとめ(11〜20)
私のお気に入り(My Favorite Things)コトリンゴ

東海旅客鉄道が1993年より展開しているキャンペーン「そうだ 京都、行こう」のCMは、京都市内を中心とした観光地が魅力的に映し出され、このCMをきっかけとして京都旅行を決めたという方も多くいるという影響力を持ったCM作品です。
2018年、放送から25年間ナレーションを務めた長塚京三さんが卒業、後任として柄本佑さんを起用すると発表したことでも話題となりましたね。
今回紹介しているのは2018年の春に公開されたバージョンで、ここでは西暦900年に創建された勧修寺を紹介しており、ジャズのスタンダードナンバーである『私のお気に入り』がCM曲として起用されています。
イントロの神秘的なハーモニーが印象的なこちらのアレンジを担当したのは、映画『この世界の片隅に』のサウンドトラックなどを手掛けている音楽家のコトリンゴさん。
天女感を出してほしいという要望に応えた結果、生まれたアレンジだそうですよ。
線路は続くよどこまでもハンバートハンバート
『線路は続くよどこまでも』というあまりにも有名なフレーズで知られるこちらの楽曲は、もともとはアメリカの民謡で原題は『I’ve Been Working on the Railroad』。
労働歌として生まれたシリアスなテーマを持った民謡なのですが、替え歌がアメリカのテレビドラマ『テキサス決死隊』の主題歌として使われたことで日本でも大いに広まり、その後はNHK『みんなのうた』の中で『線路は続くよどこまでも』として紹介され、国民的な知名度を得るに至ったという経緯があるのです。
実際に鉄道の接近メロディなどでも使われており、私たちの日常の風景にこの曲のメロディは溶け込んでいますよね。
今回紹介しているのは、そんな誰もが知るホームソングを、JR東日本が提供する子ども見守りサービス「まもレール」のCM曲として使われたアレンジ・バージョン。
担当しているのは、夫婦デュオとして知られているハンバートハンバートです。
牧歌的なアレンジの良さはもちろん、CMのテーマに沿った歌詞となっているところにも注目してみてください!
I hope so中森明菜


1970年より放送されている旅番組『遠くへ行きたい』は、日本で最も長い間放送されている旅番組として知られています。
こちらの『遠くへ行きたい』なのですが、実はJRグループが唯一CMを提供している番組でもあるのです。
放送当時の番組スポンサーが日本国有鉄道だったことから、国鉄の分割・民営化後もJRグループが提供スポンサーを引き継いだという経緯があるのですね。
そんな背景を持つこちらのCMソングとして起用されていたのが、日本が誇る歌姫の中森明菜さんによる『I hope so』。
2003年にリリースされた同名のアルバムの表題曲であり、作詞を中森さん本人が担当したことでも話題となった名曲ですね。
シンプルなミディアムテンポのロック・バラードといった趣ですが、多くの人生経験をへた中でたどり着いた中森さんの歌声は、まるで大地を包み込むような包容力を感じさせ、ポジティブな歌詞が聴く人の胸を打ちます。
このタイトルの由来については、ぜひ皆さん自身で調べてみてくださいね。
DEPARTURESglobe


私自身もそうですが、1990年代に青春を過ごされた方であれば、小室哲哉さんの作る楽曲はまるで日常におけるサウンドトラックのように、そこら中で流れていたことを記憶されているかと思います。
当時は小室ファミリーとして多くのグループやアーティストが特大ヒットを飛ばし続けていましたが、中でも小室さん自身が所属しているglobeは、1995年のデビュー以降、日本の音楽史に残るヒット曲を連発した人気グループです。
JR東日本のスキー旅行のキャンペーン「JR SKISKI」のCM曲として起用された『DEPARTURES』は、そんなglobeにとっても最大の売上をマークしたシングル曲であり、その累計は何と228.8万枚。
いかにも小室さんらしい哀愁を帯びたピアノの音色とデジタル・ビートが見事に融合したトラックの中で、澄み切ったハイトーン・ボイスを持つKEIKOさんの歌声が美しく響き渡る鉄板の名曲ですね。
竹野内豊さんと江角マキコさんがカップルとして出演したCMを見て、憧れを抱いた方も多くいるでしょう。