洋楽の最新ブラックミュージックの人気曲・流行曲
ブラック・ミュージックというのは1つのジャンルを意味する言葉ではなく、R&B、ソウル、ヒップホップなどの黒人文化から発展していった音楽ジャンルの総称を意味します。
今回はそんなブラック・ミュージックの最新曲をピックアップしてみたわけですが、近年、あらゆるジャンルが多様化しており、ブラック・ミュージックも例にもれずさまざまなジャンルがミックスされた複雑なものと化しています。
今回は誰が聴いてもわかりやすいブラック・ミュージックだけをピックアップしましたので、ソウルフルであったりイルな作品に触れたい方は、ぜひ最後までごゆっくりとご覧くださいませ。
洋楽の最新ブラックミュージックの人気曲・流行曲(1〜10)
Red RoomHiatus Kaiyote

世界一チケットが取りづらいバンドと言われたこともある、オーストラリア出身のネオソウルバンド、ハイエイタス・カイヨーテ。
ハイセンスなネオソウルで世界的な人気を集めているバンドです。
そんな彼らの前回の作品から6年ぶりにリリースされたアルバム『Mood Valiant』からリード・シングルとしてリリースされたのが、こちらの『Red Room』。
じわじわと足元からはい上がってくるような奇妙さは、間違いなく彼らの新たな一面と言えるでしょう。
『Nakamarra』のようにキャッチーでダンサブルな曲が「動」だとすれば『Red Room』は「静」の1曲でしょう。
ぜひ他の楽曲と比較しながら聴いてほしい1曲です!
Heartbreak AnniversaryGiveon

ブラックミュージックが好きな方にはたまらない、深みのある声が印象的なシンガーソングライター、ギヴィオンさん。
ドレイクさんの『Chicago Freestyle』という楽曲にフィーチャリングされた際に、あまりにも美しい歌声が話題になり、世界的な人気を集めるようになりました。
そんなシンガーソングライターとして急上昇中のギヴィオンさんが2021年3月21日にリリースした楽曲が、こちらの『Heartbreak Anniversary』。
タイトルからも分かるように失恋をテーマにした楽曲なので、「最近、失恋した」という方にオススメです。
Superpower ft. D SmokeKIRBY

ハイセンスな音楽性で人気を集めるR&Bシンガー、カービーさん。
アメリカの名門であるバークリー音楽大学に在籍していた過去を持ち、そういった背景を裏付けるように非常にハイセンスなトラック・メイキングが印象的です。
そんな彼女の新曲が、こちらの『Superpower ft. D Smoke』。
ゆったりとしたネオ・ソウルのトラックに、ソウルフルでありながらアンニュイな要素も含んだボーカルが魅力的な作品です。
2000年代のエリカ・バドゥさんに共通する音楽性なので、彼女が好きな方は要チェックの作品だと思います。
洋楽の最新ブラックミュージックの人気曲・流行曲(11〜20)
How Much Can A Heart Take ft. YebbaLucky Daye

ニューオリンズ出身のR&Bシンガー、ラッキー・デイさん。
日本ではラッキー・ダイエと記載されることもありますね。
幼い頃からローリン・ヒルさんやスティービー・ワンダーさんといったクラシックなR&Bやソウルを聴いて育ったそうで、そのためか彼の音楽にはクラシックの雰囲気が色濃く反映されています。
そんな彼の新曲が、こちらの『How Much Can A Heart Take ft. Yebba』。
シャーデーのようなスムーズな立ち上がりから、1970年代に活躍したアル・グリーンさんを感じさせるメロディーが展開される、クラシックな1曲です。
Shine ft. D Smoke & Tiffany GouchéRobert Glasper

ゴスペルミュージックを思わせるスムースなオルガンで始まり、そこから最高のグルーヴに没入させられていく、ロバート・グラスパーさんの名曲『Shine』。
ジャズ・キーボーディストとして知られるロバートさんは、ジャズ基盤に、ソウル、ヒップホップと作品の幅を伸ばしているところが特徴的ですね。
『Shine』ではゲストボーカルとしてヒップホップシンガーのティファニー・ガウチェさんとラッパーのDスモークさんを迎え入れています。
「上質なネオソウルとはこのことだ!」と突きつけられる1曲です。
Chicken WingsSamm Henshaw

サウス・ロンドン出身のR&Bシンガー、サム・ヘンショウさん。
サウス・ロンドンはナイジェリアからの移民が非常に多く、世界でも特にソカやレゲエが発展している地域です。
サム・ヘンショウさんはR&Bを主戦場としていますが、そのサウンドからはソカやレゲエといった異国の雰囲気が感じられます。
新曲であるこちらの『Chicken Wings』でも、一般的なR&Bとは違い、アフリカンなサウンドが多く登場します。
1990年代のディアンジェロさんのような音楽性が好きな方にとっては、たまらない作品ではないでしょうか?
MANGO feat. Adeline & MasegoKAMAUU

今回、紹介している作品のなかで、筆者が個人的にオススメしたい作品が、カマウウさんが歌うこちらの『MANGO feat. Adeline & Masego』。
ブラック・ミュージックが好きな方にとっては、彼のルーツが一発で分かったのではないでしょうか?
明言こそされていませんが、恐らくディアンジェロさんとビラルさんから強い影響を受けていると思います。
最近はスロウジャムがトレンドのため、残念なことにこういった本格的なネオ・ソウルは見かけなくなりました。
カマウウさんをキッカケにまたネオ・ソウルのブームが来てほしいところですね~。