【伝承遊び】たのしい昔の遊び。保育に使える人気の遊び
日本で古くから親しまれている伝承遊びは、時代を超えて子供たちを引きつける魅力がいっぱい詰まっています。
伝承遊びは昔の文化や地域の伝統に触れられるので、大人から子供へ、たくさんの遊びを伝えていきたいですよね。
今回はそんな昔から伝わる伝承遊びをたっぷり紹介します。
体を使った遊びはもちろん、おはじきや竹馬などの伝統玩具を使ったもの、かるたやちゃちゃつぼなど言葉や歌を使ったものまで、子供たちが夢中になって楽しめる遊びをたくさん集めました。
保育園や幼稚園でもぜひ取り入れて子供たちと一緒に楽しんでみてくださいね。
【伝承遊び】たのしい昔の遊び。保育に使える人気の遊び(1〜10)
おしくらまんじゅう

「押しくらまんじゅう、押されて泣くな!」のかけ声を聞くと、子供のころ遊んだ記憶を懐かしく思い出しますよね。
「おしくらまんじゅう」は、円の中で背中合わせになり、腕の前で手を組んで背中やおしりを使って押し合って遊びます。
声をかけ合いながら遊ぶと楽しいですよね!
円の外に押し出されたり、倒されたりしたらアウト!
円の中に最後まで残っていた人の勝ちです。
円を小さくしたり、ひょうたんの形にしたりとアレンジしてもOK。
小さなお子さんは、固い地面ではなくマットの上で遊ぶと安全ですね。
かるた

お正月の遊びの定番といえば「かるた」ですよね!
かるたは子供たちが遊ぶものから競技用まで幅広い世代が楽しめる伝承遊びではないでしょうか。
基本的には日本語の46音に則した読み札と取り札が用意されており、読み手が読んだ札の頭文字に合った絵が描かれている取り札を取り合う遊びです。
和歌をモチーフにした百人一首の場合は取り札に絵は描かれておらず、和歌の下の句が記されています。
文字を覚える力や瞬発力を鍛えられる遊びなので、お正月だけではなく普段の遊びに取り入れてみてはいかがでしょうか。
めんこ

昭和時代にブームとなった「めんこ」は現代のトレーディングカードゲームにも通じる遊びではないでしょうか。
遊び方は順番にめんこを地面にたたきつけ、相手のめんこをうまくひっくり返したら勝ちです。
平らな場所だけではなく、砂利の上など場所を変えるだけでも難易度が上がってゲームが盛り上がるかもしれませんね!
円形や長方形などめんこの形やデザインも鮮やかなものやユニークな形のものが多いので、コレクションするのも楽しいと思いますよ。
【伝承遊び】たのしい昔の遊び。保育に使える人気の遊び(11〜20)
おせんべやけたかな

手をおせんべいに見立てて楽しむ、伝統的な遊びが「おせんべやけたかな」です。
お友達と向かい合って両手を下に向けて出し、1人が「おせんべやけたかな」と言いながら1人ずつ順番に手を指さしていきます。
「な」で指をさされた人が手をひっくり返し、その隣の人から順番にこの動作を繰り返して遊びましょう。
1度ひっくり返された人がもう1度指をさされるとおせんべいの焼き上がり!
両手のおせんべいが焼きあがった人から抜けられますよ。
室内で遊ぶのにぴったりですので、自宅や幼稚園、保育園の室内レクで遊んでみてくださいね。
けんけんぱ

お子さんの外遊びにもぴったりな伝承遊び「けんけんぱ」。
公園や道路に円を描いて、遊んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。
外で遊ぶ機会が減っているお子さんの運動神経の向上にも役立つそうなので、ぜひ取り入れてほしい遊びです。
地面に、円1つと円2つを組み合わせて描いていきます。
円1つは片足、2つは両足で着地です。
円の間隔は年齢に合わせて調節し、リズムに合わせて飛んでみてくださいね!
片足と両足のバランス感覚や筋力、持久力、柔軟性など、あらゆる運動能力の向上につながりますよ。
ちゃちゃつぼ

シンプルだけど意外と大人でも難しい手遊びが「ちゃちゃつぼ」です。
道具が必要なく室内でも盛り上がれるのが魅力ですよね。
左手を茶つぼに見立て、歌に合わせて右手と左手をすばやく交代する遊びで脳トレにもオススメ!
慣れてきたらテンポを速くしてもいいかもしれませんね。
手がこんがらないように注意してチャレンジしてみましょう!
友達や家族と速さを競っても楽しそうですよね。
お子さんから高齢者まで年齢関係なく楽しめる昔ながらの遊びです。
はないちもんめ

現在でも歌い継がれているわらべうた『はないちもんめ』に合わせて楽しむ伝承遊びです。
幼稚園や小学校の時に遊んだ記憶がある方も多いのではないでしょうか。
5,6人ずつ2グループに分かれて向かい合います。
手をつなぎ歌に合わせて歩きながら「○○ちゃんがほしい」とメンバーのやりとりを行う遊びです。
歌の途中で相談する場面があったり、地域によってアレンジされたかけ声や歌詞などとても奥の深い遊びではないでしょうか。