【病みソング】憂鬱な心の本音を歌った精神崩壊曲
日常生活を送る中で、どうしても元気が出なくて心が落ち込んでしまう日もありますよね。
学校や仕事をはじめ、恋愛などさまざまな理由で、憂鬱や孤独を感じることもあるかと思います。
そこでこの記事では、精神が疲れてしまったときの心に寄り添う、人間の本音を描いた曲を集めました。
やりきれない感情を現したようなバンド演奏を生かしたものからじんわりと心に響くものまで幅広く紹介しています。
心が寂しい、つらいときは無理をせずに共感できる楽曲を聴いてみてはいかがでしょうか。
【病みソング】憂鬱な心の本音を歌った精神崩壊曲(21〜30)
人間そっくりplenty

人間らしく生きるとは、一体どういうことなのかを考える姿を描いた『人間そっくり』。
誰もが感じる孤独に寄り添う楽曲を数多く手がけるロックバンドのplentyが2011年にリリースしました。
子供のころの記憶、好きな人に向けた思い、幸せとは何なのかなどさまざまなテーマについて歌われています。
何もかもがうまくいかない日々の中でも、必死に生きようとするその姿に共感する方もおられるでしょう。
重厚感のあるバンド演奏とともに、江沼郁弥さんのハイトーンボイスが心に響く楽曲です。
世界で一番幸せな死に方故歌

限界まで落ち込んでいるときに頭の中によぎる思考、矛盾にも思える複雑な考えが描かれた楽曲です。
去り方や消え方というネガティブな感情がピアノを中心としたあたたかいサウンドと重なっているところに、心が不安定な様子が感じられますね。
悲しむ人がいない状態で消えてしまうのが理想だと歌われていますが、全体的に苦しみが伝わってくる様子は自分に対して必死に言い聞かせているすがたにも感じられます。
落ち込んだ時には誰しもが考えてしまうその場からの消え方について深い部分で寄りそっているような楽曲ですね。
きっとこの命に意味は無かったキタニタツヤ

自分がいかにちっぽけな存在であるかの考えや、みじめな生きざまへの苦しみを描いたキタニタツヤさんの楽曲です。
さまざまな楽器が激しくかき鳴らされるサウンドが、まとまらない心や不安定な感情をまっすぐに伝えていますね。
歌声も荒々しいイメージを強調している印象で、苦しみの感情を飾らずに吐き出している様子を感じさせます。
救いのない世界を苦しみつつ生きていく葛藤が伝わってくる歌詞が、落ち込んだ気持ちに寄りそってくれるのではないでしょうか。
地獄でなぜ悪い星野源

深い絶望と孤独を赤裸々に歌い上げる魂の楽曲と評される星野源さんの名曲です。
病室での闘病生活から生まれた本作は、絶望的な状況の中でもがき続ける人間の姿を力強く描き出しています。
ポップスでありながら、ジャズやファンクの要素を巧みに取り入れた洗練された曲調は、生と死のはざまで揺れ動く心情を見事に表現しています。
2013年10月にリリースされた本作は、映画の主題歌として制作され、手術を控えた星野さんの切実な思いが込められています。
豪華なストリングスやホーンセクションが彩る壮大なサウンドスケープは、絶望の淵から這い上がろうとする強い意志を感じさせます。
生きることに疲れ果て、心が折れそうな時にこそ聴いてほしい1曲です。
現実の厳しさに直面しながらも、それでも前を向いて歩もうとする全ての人の心に響くはずです。
プラネタリウム大塚愛

切ない恋愛の感情を夜空の星々に重ねて表現した心揺さぶるバラードで、大塚愛さんの繊細な歌声とピアノの旋律が印象的な作品です。
恋人との思い出や過ぎ去った時間への哀愁が、星空やプラネタリウムの美しい光景に織り込まれ、聴く人の心に深く響きかけます。
ドラマ『恋のから騒ぎ』の主題歌として使用され、アルバム『LOVE COOK』に収録された本作は、2005年9月のリリース以降、多くのリスナーの心を癒やし続けています。
一人きりの夜に星空を見上げながら聴きたい楽曲で、失恋の痛手を癒やしたい方や、大切な人との思い出に浸りたい方におすすめです。
死にたい夜にかぎってアイナ・ジ・エンド

淡々と流れる日常の中で、心が折れそうな瞬間に大切な人の笑顔が浮かぶ様を繊細に描いた心温まる1曲です。
アイナ・ジ・エンドさんが作詞作曲を担当し、Ovallの関口シンゴさんがプロデュースを手掛けています。
静かに寄り添うようなハスキーボイスと、温かみのあるアコースティックサウンドが絶妙なバランスで融合しています。
2020年2月にMBS/TBS系ドラマ『死にたい夜にかぎって』のエンディング主題歌として書き下ろされ、原作ファンだったアイナ・ジ・エンドさんが、物語の世界観を大切に表現しました。
孤独や絶望を感じている時、心が折れそうな時に聴いてほしい楽曲です。
きっと大切な人の存在や、温かな思い出が心の支えになってくれるはずです。
洗脳RADWIMPS

人間の内面の闇に鋭く切り込む楽曲が、RADWIMPSから2017年5月に発表されました。
他者からの影響でゆがんでいく心の機微を繊細に描いており、暴力や支配といった不気味なテーマを独特の世界観で表現しています。
サウンドはヘビーなギターリフと重低音が不安をあおり、野田洋次郎さんのエモーショナルな歌声が恐怖心を際立たせています。
親子関係での葛藤や社会からの価値観の押し付けといった普遍的なテーマも織り込まれており、聴く人の心に深い余韻を残します。
スポーツ飲料「アクエリアス」のCMタイアップや、日本テレビ系ドラマ『フランケンシュタインの恋』の主題歌として使用されたこともあり、社会現象にもなりました。
心の闇や狂気を探求したい方に向いている1曲です。