中学生におすすめの病みソング。邦楽の名曲、人気曲を一挙紹介!
切なさやかなしみをそのまま音楽に重ねたくなる瞬間は、誰にでもありますよね。
特に中学生の頃は感情が繊細で、心に染みる歌詞やうれいを帯びたメロディにひかれることも多いはず。
そんな気持ちに寄り添ってくれる曲、いわゆる「病みソング」は、共感や癒やしを与えてくれる大切な存在といえるでしょう。
今回ははかない感性を持つ曲から、心をえぐるような刺激強めの曲まで、中学生にオススメの病みソングをご紹介します。
きっとあなたの心に響く1曲が見つかるはずです。
中学生におすすめの病みソング。邦楽の名曲、人気曲を一挙紹介!(1〜10)
アイデンティティサカナクション

2010年8月にリリースされたこのシングルは、強烈なラテンビートとエレクトロニックサウンドが融合した、どこか憂いを帯びたダンスチューンです。
東進ハイスクールのCMソングや映画『ジャッジ!』の主題歌にも起用され、サカナクションの転換点となった作品といえるでしょう。
自分らしさを見失いそうになる時、周りと比べて焦ってしまう時、この曲は「君らしさって何?」と優しく問いかけてくれます。
中学生のモヤモヤした気持ちに寄り添ってくれる、そんなナンバーです。
予襲復讐マキシマム ザ ホルモン

約6年という歳月をかけて2013年7月に世に出たアルバム『予襲復讐』。
マキシマム ザ ホルモンが得意とする激しいサウンドとジャンルの壁を越えた音楽性はそのままに、この作品ではさらに一歩踏み込んで歌詞に重きを置いた構成となっています。
従来の韻を踏んだり語呂を楽しむスタイルから、伝えたいメッセージをしっかりと届けることを重視した生々しい日本語の表現へと転換。
心の奥底にある衝動や感情をむき出しにしたような、圧倒的な音の暴力と言葉の重さが同居する仕上がりです。
オリコンチャート3週連続1位を記録し「第6回CDショップ大賞2014」で大賞を受賞した名盤で、収録曲『便所サンダルダンス』は映画『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』の応援テーマソングにも起用されました。
モヤモヤした気持ちを抱えている人、誰かに何かを伝えたいけれどうまく言葉にできない人にこそ響く作品です。
生まれた意味などなかった。まふまふ

自分の存在価値を見失い、生きる意味を問い続ける心の叫びをつづった、まふまふさんの代表作です。
2019年10月発売のアルバム『神楽色アーティファクト』に収録されています。
捨てられた命の価値、他人に無関心な社会、そして何者にもなれるはずなのに何も救えない無力さ。
歌詞は絶望的な問いかけに満ちていますが、最後には生きなくちゃいけないという強い意志が響きます。
生きづらさを感じている人、自分の価値がわからなくなった人に寄り添ってくれる1曲です。
生きていたんだよなあいみょん

兵庫県出身のシンガーソングライター、あいみょんさんの2016年11月にリリースされたメジャーデビュー曲です。
飛び降り自殺のニュースを見て衝撃を受けたあいみょんさんが、生と死について正直な言葉で書き下ろした本作。
知らない誰かが確かに生きていたという事実と、ネット上の冷たい反応との対比が胸に刺さります。
ドラマ『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』のオープニングテーマとしても起用されました。
孤独や生きづらさを感じている中学生に寄り添ってくれる、心に深く響くナンバーです。
生きる水野あつ

日常生活のささいな瞬間にさえ重さを感じてしまう、そんな繊細な心に寄り添ってくれる1曲です。
水野あつさんがボカロ可不とのコラボレーションで2021年7月にリリースした作品で、YouTubeでは1,000万回再生を達成しました。
学校や人間関係から距離を置きたくなる気持ち、自分を責めてしまう思考、それでもどこかで生きていたいと願う矛盾した感情が、ピアノを軸にしたシンプルな音像の中で丁寧に描かれています。
明日が怖いと感じる夜や、誰にも理解されないと思う瞬間に聴いてみてください。
Overdoseなとり

2022年9月に配信リリースされた楽曲は、SNSを起点に国内外で大きな反響を呼び、なとりさんの名を広めるきっかけとなりました。
手からこぼれ落ちてゆくものを愛だと錯覚し、いけないと分かっていながらも抜け出せない関係性を描いた歌詞は、甘く危うい感情のうずにおぼれていく切実さが胸にせまります。
壊れゆく果実のようにせつな的な恋の行方を歌い上げた本作は、心の闇を抱える中学生の共感を呼ぶことでしょう。
孤独や葛藤を感じているとき、自分だけが抱える痛みを理解してほしいと願う方にオススメのナンバーです。
くらべられっ子ツユ

他人と比べられることに苦しむ人の痛みに寄り添う、ツユの楽曲。
誰かと比較されて傷ついた経験は、多くの人が持っているのではないでしょうか。
本作は、そんな「比べられる側」の視点から、劣等感や葛藤をまっすぐに描いた作品です。
礼衣さんの透明感あるボーカルと、ぷすさんが手がけるロックとポップを融合させたバンドサウンドが心に響きます。
歌詞では、周囲から比較され続ける主人公の切実な気持ちがつづられており、自分を責めながらも生きていこうとする姿が胸を打ちます。
本作は2020年2月にアルバム『やっぱり雨は降るんだね』に収録され、その後リミックス版も配信されました。
コナミの音楽ゲーム『SOUND VOLTEX』にも収録され、幅広い層に愛されています。
自分に自信が持てない時や、誰かと比べられてつらい時に聴いてみてください。
きっと「わかるよ」と寄り添ってくれるはずです。





