【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシックの曲を厳選
素直なこどもらしさと大人への憧れからくるちょっとおませな感覚をあわせ持つ、小学校と中学年のこどもたち。
ピアノ発表会の曲にもこだわりが出てきて、「なかなか納得してくれる曲が見つからない!」とお悩みの先生もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで本記事では、特に小学校、中学年くらいのお子さんが発表会で演奏するのにピッタリのクラシック作品をピックアップしました。
小学生や中学年と一口に言っても、ピアノ歴や演奏のレベル、曲の好みは各々異なります。
楽しげな曲やしっとりした曲、技術的に難易度の高い曲など、さまざまな側面からこどもたちに気に入ってもらえそうな作品を集めましたので、ぜひ選曲の参考にしてください。
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【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシックの曲を厳選(71〜80)
マズルカ 第5番 変ロ長調 Op.7-1Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの『マズルカ 第5番 変ロ長調 Op.7-1』は、1830年から32年にかけて作曲されたかわいらしさと華やかさをあわせ持つ作品。
印象的なメロディと明るく親しみやすい曲調で、ショパンのマズルカのなかでも特に人気の高い作品として知られています。
テクニック的にも、小学校高学年の子供たちが取り組みやすいレベルのため、発表会曲にピッタリといえるのではないでしょうか。
メロディに含まれる鈴の音のようなトリルは、速く入れることにとらわれて重々しい印象にならないよう、指先の形を整えて丁寧に弾いてみてくださいね。
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第11番「せきれい」Johann Burgmüller

小鳥のように軽やかで可愛らしい旋律が特徴の「4分の2拍子」の楽曲です。
スタッカートと十六分音符を効果的に使った「タタタン」というリズミカルなモチーフが、鳥のさえずりや愛らしい動きを見事に表現しています。
1851年にパリで出版されたこの作品は、たった30秒ほどの短い演奏時間ながら、右手のスケールや左手の伴奏が織りなす美しい旋律が魅力的です。
手首の柔軟な動きと指先のコントロールを意識して演奏することで、曲の持つ優美さをより引き出せます。
ピアノを学び始めて間もない方でも、軽快なリズムと親しみやすいメロディーで楽しく取り組める作品です。
フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)Wolfgang Amadeus Mozart

フランスの古い民謡をもとに、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが繊細な手腕で紡いだ『フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 K.265』。
『きらきら星』としておなじみのメロディが印象的なテーマと、そのモチーフを使った12の変奏で構成されています。
今やピアノ発表会の定番曲となっている作品ですが、曲が進むにつねれ難易度が高くなっていくため、全曲通して弾くためには相当なテクニックが必要!
シンプルな変奏だけでなく、後半の複雑な変奏も難なく弾きこなせるようになった頃には、かなりの実力が身についていることでしょう。
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第2番「狩り」Johann Burgmüller

軽やかな流れるような旋律と、「4分の2拍子」のリズミカルな伴奏が美しく調和した作品です。
本作では、イスラム美術の装飾模様をモチーフにした優雅な音の模様が織りなされており、躍動感のある行進曲風の曲調と相まって華やかな雰囲気を演出しています。
右手の16分音符による流麗な旋律と左手のスタッカートによる和音の組み合わせは、まるで光り輝く宝石のような輝きを放っています。
1851年にパリで出版されたこの曲は、やさしい技巧でありながら聴き映えのする魅力的な作品として長年愛され続けています。
皆様も、この華やかで優美な音の世界を堪能してみてはいかがでしょうか。
ソナチネ 第10番 第1楽章Muzio Clementi

活気に満ちた3部構成の快活な作品で、低音部の同音連打から始まる印象的な第1主題と、スタッカートが特徴的な軽やかな第2主題が魅力的に展開されます。
1797年の初版以来、ピアノ学習者の重要なレパートリーとして愛され続けているこの楽曲は、2分30秒ほどの演奏時間ながら、華やかで表情が豊かな旋律が息づいています。
本作は、レガートとスタッカートの対比、ダイナミクスの変化など、表現力を養うのに最適な要素を含んでいます。
明るく力強い曲調と親しみやすい旋律で、華やかな表現を体験したい方や、ピアノの新たな魅力を発見したい方におすすめの1曲です。