【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシックの曲を厳選
素直なこどもらしさと大人への憧れからくるちょっとおませな感覚をあわせ持つ、小学校と中学年のこどもたち。
ピアノ発表会の曲にもこだわりが出てきて、「なかなか納得してくれる曲が見つからない!」とお悩みの先生もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで本記事では、特に小学校、中学年くらいのお子さんが発表会で演奏するのにピッタリのクラシック作品をピックアップしました。
小学生や中学年と一口に言っても、ピアノ歴や演奏のレベル、曲の好みは各々異なります。
楽しげな曲やしっとりした曲、技術的に難易度の高い曲など、さまざまな側面からこどもたちに気に入ってもらえそうな作品を集めましたので、ぜひ選曲の参考にしてください。
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【ピアノ発表会】小学生・中学年におすすめのクラシックの曲を厳選(71〜80)
「お菓子の世界」より「バウムクーヘン」湯山昭

湯山昭さんが手がけたピアノ曲集『お菓子の世界』の収録曲『バウムクーヘン』は、曲集の中でもひと際やさしい雰囲気で人気が高く、発表会やコンクールで演奏される機会の多い作品。
表情がコロコロ変わる曲想の変化を楽しみながら弾くことで、子供たちの想像力や表現力が磨かれ、よりピアノ演奏の楽しさを実感できます。
コンパクトな曲のなかにテクニックの見せ場も設けられているので、ステージで披露するのにもピッタリ。
ワクワクするような楽曲で、お子さんの表現力を輝かせてみてはいかがでしょうか?
ワルツ第6番 変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの『ワルツ第6番 変ニ長調 Op.64-1』は、言わずと知れた発表会の大人気曲。
『子犬のワルツ』の名で親しまれているこの楽曲は、ショパンの恋人であったジョルジュ・サンドの愛犬が尻尾を追いかけてクルクル回る様子を描いた即興的な作品とされており、その軽やかで遊び心あふれるメロディは、時代を越えて多くの人の心をつかみ続けています。
子犬のキュートな動きをイメージしながら弾くことで、子供たちのテクニックと感性がより一層磨かれるでしょう。
「子どものためのアルバム」より「タランテラ」William Gillock

ウィリアム・ギロックの『タランテラ』は、軽快なリズムと印象的なメロディで、多くのピアノ学習者から愛されている作品です。
リズムを正確にキープすることや、音の粒をそろえて弾くことが求められますが、曲の難易度としてはそれほど高くないため、ピアノ初心者のお子さんでもチャレンジしやすいでしょう。
8分の6拍子のユニークなリズムが特徴のこの作品では、裏拍を意識して流れが止まらないようにするのも大切。
音が転ぶことなく弾けるよう、指使いにも注目して練習してみてくださいね。
「四季」-12の性格的描写 Op.37bis より「2月 謝肉祭」Pyotr Tchaikovsky

ロシアの四季を表現した美しい12の小品で構成された、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーの名曲集『「四季」-12の性格的描写 Op.37bis』。
なかでもロシアの民衆がカーニバルを楽しむにぎやかな様子を描いた『2月 謝肉祭』は、聴き映えする発表会にピッタリの作品です。
この曲の魅力は、喜びが爆発したような華やかさ、そして、チャイコフスキーらしい色彩感あふれる表現!
厳しい寒さのなかでもワクワクする気持ちを抑えられないロシアの人々の様子を想像しながら、明るくクリアな音で演奏しましょう。
エチュード・アレグロ中田喜直

中田喜直さんが子供向けに作曲した作品の一つである『エチュード・アレグロ』は、中田喜直さんの独創性と技術的要素が詰め込まれた元気で明るい1曲。
特に、曲中のグリッサンドは、子供たちの演奏意欲をかき立ててくれるに違いありません。
歌心を感じさせる中間部から、再度弾けるような主題に戻る流れからは、計算しつくされたストーリー性を感じます。
音色や強弱の変化、曲調の変化など、ピアノを学習するうえで身につけておきたいさまざまな要素が盛り込まれている曲ですので、ぜひ発表会で挑戦してみてくださいね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
少しずつ大人になっていく小学生や中学生のこどもたちは好みも性格も個性が出てきます。
今回は小学生や中学生におすすめする楽曲をピックアップしました。
発表会の選曲では、こどもたちが好きな曲を弾くだけではなく聴き映えするかどうかも重要。
かっこよく弾きたい子もいれば美しく流れるように弾きたい子もさまざまです。
発表会が思い出が深いものとなるよう、こどもたちにあってそれぞれが実力を十分に発揮できるインパクト大の曲を選曲してあげてくださいね。