オリンピック&パラリンピックに関する楽しい雑学&豆知識
4年に一度おこなわれる世界のビッグスポーツイベント、オリンピック&パラリンピック。
日本人選手も多数出場し、毎回国民に大きな感動を届けてくれていますよね。
この記事では、そんなオリンピック&パラリンピックに関する雑学&豆知識を紹介します。
オリンピックそのものに関すること、出場選手に関する驚きの事実、オリンピックの歴史に関してなど、さまざまな角度から雑学&豆知識を集めてみました。
この記事をきっかけに、今後開催されるオリンピック&パラリンピックをさらに楽しんでくださいね!
もくじ
- オリンピック&パラリンピックに関する楽しい雑学&豆知識
- 72歳でオリンピックに出場した選手がいる
- 東京2020のメダルは使用済みの小型家電から作られた
- 55年かかってゴールしたマラソン選手がいる
- 第1回のオリンピックには金メダルがなかった
- 綱引きは一時期オリンピックの正式種目だった
- カーリングのストーンは20年に一度しか採れない石でできている
- 「オリンピック」という名前はギリシャの地名が由来
- 金メダルの金は純金ではなく金メッキ
- 4〜8位に入賞すると賞状がもらえる
- 五輪マークの五輪は世界の5大陸を表している
- 馬術は男女の区別をせずに競技をおこなう
- 1964年の東京五輪はアジアで初めてのオリンピック開催だった
- 日本が初めてメダルを獲得した競技はテニス
- 「パラリンピック」という名前は日本人が名付けた
- 昔は夏も冬も同じ年にオリンピックを開催していた
オリンピック&パラリンピックに関する楽しい雑学&豆知識
72歳でオリンピックに出場した選手がいる

オリンピックに72歳で出場した選手をご存じでしょうか。
スウェーデンの射撃選手オスカースバーンさんは、72歳でオリンピックに出場しています。
この大会で銀メダルも獲得していますが、64歳で出場したオリンピックでは金メダルも獲得しています。
金メダルと銀メダルの最年長記録になっているそうですよ。
射撃は長年の経験がものを言う競技で、長く続けられるのだそうです。
サッカーや体操や国際競技連盟などが定めている場合を除いては、オリンピックに参加できる年齢制限はないそうです。
東京2020のメダルは使用済みの小型家電から作られた

オリンピックで1位から3位までの方に授与されるメダル。
金、銀、銅とメダルはありますが、このメダルをリサイクル金属で作るプロジェクトがありました。
2020年に計画されていた東京オリンピックのメダルを、使用済みの携帯電話やドライヤーやアイロンなどの小型家電に含まれる金属を集めて作るといった試みでした。
市民の生活に埋もれている金属を都市鉱山といい、この金属を集めると日本は資源大国になる量だといわれています。
オリンピックを通じてリサイクルにも興味を持ってほしいという思いから、環境省が主催となり始まったそうです。
5000個以上のメダルが必要でしたが、金銀銅の全てのメダルの金属が確保できたそうですよ。
55年かかってゴールしたマラソン選手がいる

オリンピックのマラソンと言えば、大会の締めにふさわしい花形種目の一つです。
日本人にも親しまれている競技のマラソンですが、マラソンのゴールに55年かけた方もいるようです。
日本マラソンの父と呼ばれるほどに日本のマラソン界に貢献し功績を残した、金栗四三さんです。
1912年のストックホルム大会のマラソンに出場していた金栗さんですが、走っている最中に暑さのために倒れ、沿道付近の農家に運ばれました。
当時、この大会の本部に金栗さんの棄権が伝わっていなかったために行方不明の扱いだったそうです。
55年後の1967年に発覚し、連絡を受けた金栗さんは晴れてゴールができました。
第1回のオリンピックには金メダルがなかった

金、銀、銅の順で1位から授与されるオリンピックのメダル。
第1回のオリンピックでは、1位の方のメダルは金メダルではなかったそうです。
1896年の第1回アテネオリンピックでは、1位に銀メダル、2位に銅メダル、3位以下にメダルはありませんでした。
アテネオリンピックの頃は、金の価格が高価だったため金は採用されませんでした。
金が採用されたのは、1904年のセントルイスで開催された大会からです。
セントルイス大会から1位が金メダル、2位が銀メダル、3位が銅メダルとなりました。
金が採用された理由として、金属としての価値と希少性を考慮したことが挙げられます。
ほかにも、ギリシャ神話の時代順の説もあるようです。
綱引きは一時期オリンピックの正式種目だった

運動会の競技にある綱引きは、かつてオリンピックの競技の一つでした。
見ごたえがあり、夏季オリンピックの花形種目の一つで、とても人気がある種目だったようです。
1912年から1920年までおこなわれたオリンピックには競技種目として綱引きがありました。
しかし、国際オリンピック委員会がオリンピックの今後の広がりを考え、いくつかの競技を切り詰めることを決めました。
綱引きは、組織を持たなかったことが除外された理由だったそうです。
2002年に国際綱引連盟が国際オリンピック委員会に加盟し、オリンピック種目への復帰を目指しています。
カーリングのストーンは20年に一度しか採れない石でできている

冬季オリンピックの種目であるカーリング、そこで使われるストーンは重量感がありつつも滑らかに氷をすべってきますよね。
そんなストーンにはスコットランドにあるアルサグレイグ島の石が使われており、自然環境保護の観点から20年に一度しか採石が認められていません。
日本でお墓などに使用されている御影石の仲間ですが、産地の関係からより貴重で高価な素材だと言えるでしょう。
素材の産地から、競技がどこで生まれたのか、どのような歴史を歩んできたのかも感じられますね。