【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介
子供向けのピアノコンクールには、決められた曲の中から選曲する「課題曲形式」と、自由に曲を選択できる「自由曲形式」、さらに課題曲と自由曲の両方が設定されているものがあります。
いずれも「レベルやテクニック、特性に合っているか」「体や手の大きさに合っているか」「コンクールの傾向に合っているか」「演奏技術や表現力の向上につながるか」「意欲的に取り組める好みに合った曲調であるか」といった観点で出場する子供たちにピッタリの曲を選ぶことが、結果を大きく左右します。
そこで本記事では、コンクールで入賞しやすい、あるいは入賞を狙いやすい作品の中から、特に小学校低学年のお子さんにオススメの楽曲を集めました。
ピアノコンクールの選曲にお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね!
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【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介(1〜10)
タランテラWilliam Gillock

多くの子供向けのピアノ作品を残したアメリカの音楽教育家、ウィリアム・ギロック作曲の『タランテラ』は、活発なリズムとうねりをともなったメロディが特徴的な作品です。
この作品は、小学校低学年の子供たちにとって、指の動かし方やリズム感を養うのにピッタリ!
速いテンポを保ちながら、明るく元気に演奏できるよう、テクニックを強化するための基礎練習を取り入れながら練習しましょう。
うねりのメロディからステップを踏むようなはずむリズムへの変化を意識するのも、インパクトのある演奏に仕上げるポイントですよ!
雨の日のふんすいWilliam Gillock

ウィリアム・ギロックが手掛けたこの曲は、雨の日の噴水を描いた印象派風の作品です。
美しいメロディーと技巧的な要素が見事に融合しており、ギロックの教育的な意図が感じられます。
静かな導入部から始まり、噴水が勢いよく噴き上がるような華やかな中間部を経て、再び穏やかな雰囲気に戻る構成は、聴き手を飽きさせません。
コンクールをとおして技術向上と表現力を磨くのに、最適な1曲といえるでしょう。
手が交差するところは、できる限り早くポジション移動をすることでミスタッチが減らせるので、そんな動きの練習もしてみてくださいね。
小さな黒人Claude Debussy

クロード・ドビュッシーが手掛けたピアノ小品。
19世紀アメリカ南部で生まれたケークウォークというダンスのリズムを取り入れた、軽快で楽しい曲調が特徴です。
2拍子のリズムに乗せて、スタッカートとレガートを巧みに使い分けることで、子供がはにかみながら顔をのぞかせるような愛らしいイメージを描いています。
本作はドビュッシーが教則本のために作曲したもので、初心者の方でも弾けるような簡単な曲である一方で、簡単な曲を美しく弾くことの重要性を教えてくれる作品でもあります。
ピアノコンクールに挑戦する小学校低学年のお子さんにぴったりの曲ではないでしょうか。
【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介(11〜20)
子供のノート(7つのピアノの小品)楽しいお話 Op.69-4Dmitry Shostakovich

ドミートリイ・ショスタコーヴィチさんが愛娘のために心を込めて作ったピアノ小品集『子供のノート Op.69』。
その4番目の小品は、まるで子供がいたずらを仕掛けてくるような、遊び心いっぱいの楽しい1曲です。
アレグロの快活なテンポに乗って、おどけたような旋律が次々と現れ、聴く人を笑顔にします。
物語を想像しながら弾けば、豊かな表現力が自然と身につくはず。
コンクールで個性を輝かせたいお子さんや、音楽でユーモアを表現する楽しさを知ってほしいお子さんにピッタリの作品です。
すみれStreabbog

可憐な雰囲気が魅力のストリーボック作曲『すみれ』。
場面の切り替わりがはっきりしているため、変化をつけやすい作品でもあり、表現力を磨きたいお子さんにピッタリです。
コンクールで演奏する際は、強弱の変化に加えて、途中のテンポの変化を自然につけるのがポイント!
速さを緩めすぎて3拍子の流れが悪くならないよう注意しましょう。
「すみれを見たことがない!」というお子さんには、ぜひ「こんなお花だよ」と画像や本で見せてあげてください。
きっとイメージしやすくなり、演奏にも良い影響が表れるはずです。
アレグロ 変ロ長調 K.3Wolfgang Amadeus Mozart

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトがわずか6歳のときに作曲したとされる、ピアノのための愛らしい小品。
まるで幼い心がおどるような、明るく軽やかなメロディが特徴で、聴いているだけで心が弾みますね。
短い中にもきらめくような音の粒と躍動感があふれているため、舞台での演奏にもピッタリです。
フレーズの歌わせ方や繊細な表現が求められるので、ただ楽譜通りに音を鳴らすだけでなく、楽譜に書かれた指示を注意深く読み解きつつ、審査員や観客にどうしたらうまく伝わるかを考えながら練習していきましょう。
エオリアンハープWilliam Gillock

風に揺れるハープの音色を思わせる繊細で美しい響きが魅力的な、ウィリアム・ギロックさんの作品です。
1957年に公開された本作は、印象派のような色彩豊かな和声と、心に染み入るような穏やかな旋律が特徴です。
ピアノ学習を進めていく上で大切な表現力を豊かに育んでくれるだけでなく、聴衆を魅了する美しい世界観を表現できるため、コンクール曲にも最適です。
「美しいメロディの曲で表現力を磨きたい」「コンクールで印象に残る曲を弾きたい」というお子さんにオススメですよ!






