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【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介

子供向けのピアノコンクールには、決められた曲の中から選曲する「課題曲形式」と、自由に曲を選択できる「自由曲形式」、さらに課題曲と自由曲の両方が設定されているものがあります。

いずれも「レベルやテクニック、特性に合っているか」「体や手の大きさに合っているか」「コンクールの傾向に合っているか」「演奏技術や表現力の向上につながるか」「意欲的に取り組める好みに合った曲調であるか」といった観点で出場する子供たちにピッタリの曲を選ぶことが、結果を大きく左右します。

そこで本記事では、コンクールで入賞しやすい、あるいは入賞を狙いやすい作品の中から、特に小学校低学年のお子さんにオススメの楽曲を集めました。

ピアノコンクールの選曲にお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね!

【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介(1〜20)

子供のノート(7つのピアノの小品)楽しいお話 Op.69-4NEW!Dmitry Shostakovich

【B級 近現代】ショスタコーヴィチ:楽しいおはなし Op.69-4(2024ピティナコンペ課題曲) pf.北村 明日人:Kitamura, Asuto
子供のノート(7つのピアノの小品)楽しいお話 Op.69-4NEW!Dmitry Shostakovich

ドミートリイ・ショスタコーヴィチさんが愛娘のために心を込めて作ったピアノ小品集『子供のノート Op.69』。

その4番目の小品は、まるで子供がいたずらを仕掛けてくるような、遊び心いっぱいの楽しい1曲です。

アレグロの快活なテンポに乗って、おどけたような旋律が次々と現れ、聴く人を笑顔にします。

物語を想像しながら弾けば、豊かな表現力が自然と身につくはず。

コンクールで個性を輝かせたいお子さんや、音楽でユーモアを表現する楽しさを知ってほしいお子さんにピッタリの作品です。

小品集 Op.33 第1番「ワルツ」NEW!Samuil Maykapar

3拍子の軽やかなリズムと優雅で覚えやすいメロディで、弾く人も聴く人も楽しい気分にさせてくれるマイカパルさんのワルツ。

1947年に出版された子供向けのピアノ小品集に収められています。

音楽の基本的な表現を学びながら、演奏する喜びを感じられるよう工夫されているので、コンクールや発表会で演奏する曲としてはもちろん、練習でもぜひ取り組みたい1曲。

1音ずつ丁寧に弾きながらも、停滞しないよう前向きな演奏を心がけましょう。

子供のためのアルバム Op.68 第8曲「勇ましい騎手」NEW!Robert Schumann

大崎 夏輝(ピアノ)シューマン/勇ましい騎手(第41回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会)
子供のためのアルバム Op.68 第8曲「勇ましい騎手」NEW!Robert Schumann

活気に満ちた曲!

この曲は、1848年にロベルト・シューマンが愛する娘のために手掛けたピアノ小品集『子供のためのアルバム』に収められています。

スタッカートで刻むリズムは馬の軽快な足音のようで、とても勇ましい雰囲気!

短調のメロディが切ない表情を見せますが、決して暗く重々しい印象にならないよう気をつけましょう。

中間部で明るいヘ長調へと変わる部分では、その美しい対比を生かして、物語を紡ぐように演奏してみてくださいね。

エオリアンハープNEW!William Gillock

W.Gillock: Aeolian Harp ギロック:エオリアンハープ
エオリアンハープNEW!William Gillock

風に揺れるハープの音色を思わせる繊細で美しい響きが魅力的な、ウィリアム・ギロックさんの作品です。

1957年に公開された本作は、印象派のような色彩豊かな和声と、心に染み入るような穏やかな旋律が特徴です。

ピアノ学習を進めていく上で大切な表現力を豊かに育んでくれるだけでなく、聴衆を魅了する美しい世界観を表現できるため、コンクール曲にも最適です。

「美しいメロディの曲で表現力を磨きたい」「コンクールで印象に残る曲を弾きたい」というお子さんにオススメですよ!

アレグロ 変ロ長調 K.3NEW!Wolfgang Amadeus Mozart

A1級 W.A.モーツァルト:アレグロ 変ロ長調 K.3(2021ピティナコンペ課題曲)  pf. 嶌村 直嗣:Shimamura, Naotsugu
アレグロ 変ロ長調 K.3NEW!Wolfgang Amadeus Mozart

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトがわずか6歳のときに作曲したとされる、ピアノのための愛らしい小品。

まるで幼い心がおどるような、明るく軽やかなメロディが特徴で、聴いているだけで心が弾みますね。

短い中にもきらめくような音の粒と躍動感があふれているため、舞台での演奏にもピッタリです。

フレーズの歌わせ方や繊細な表現が求められるので、ただ楽譜通りに音を鳴らすだけでなく、楽譜に書かれた指示を注意深く読み解きつつ、審査員や観客にどうしたらうまく伝わるかを考えながら練習していきましょう。