【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介
子供向けのピアノコンクールには、決められた曲の中から選曲する「課題曲形式」と、自由に曲を選択できる「自由曲形式」、さらに課題曲と自由曲の両方が設定されているものがあります。
いずれも「レベルやテクニック、特性に合っているか」「体や手の大きさに合っているか」「コンクールの傾向に合っているか」「演奏技術や表現力の向上につながるか」「意欲的に取り組める好みに合った曲調であるか」といった観点で出場する子供たちにピッタリの曲を選ぶことが、結果を大きく左右します。
そこで本記事では、コンクールで入賞しやすい、あるいは入賞を狙いやすい作品の中から、特に小学校低学年のお子さんにオススメの楽曲を集めました。
ピアノコンクールの選曲にお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね!
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【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介(21〜30)
ともだちモーツァルト湯山昭

湯山昭さんが手掛けた『ともだちモーツァルト』は、子供たちの心をとらえる魅力にあふれている作品。
軽快で明るい雰囲気の中に、モーツァルトらしい古典的な要素が織り込まれており、聴く人を楽しませてくれます。
f(フォルテ)とp(ピアノ)のダイナミクスの切り替えを練習するのに適した部分があり、演奏技術の向上にも役立ちます。
2008年のピティナ・ピアノコンクール入賞者記念コンサートでも演奏されるなど、多くの子供たちに親しまれてきました。
ピアノを学び始めた小学生の皆さん、本作を通じてモーツァルトと友達になってみませんか?
きっと楽しい音楽の世界が広がることでしょう。
カーニバルの舞踏会William Gillock

アメリカの音楽教育家、ウィリアム・ギロックが残した多くの子供向け作品の中でも、『カーニバルの舞踏会』は小学校低学年の子供たちのコンクール曲に最適な1曲!
軽快なリズムと明るいメロディでカーニバルのにぎやかさを表現しているこの曲では、左右のバランスやリズム感などのテクニック面だけでなく、楽しい舞踏会の雰囲気を音で表すための表現力も求められます。
技術的な難しさをクリアすることももちろん大切ですが、曲の持つ明朗な雰囲気を十分に再現できるよう、楽しい舞踏会に参加しているようなイメージをもって演奏できるとよいですね。
【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介(31〜40)
遊んでいる子供たちBartók Béla

バルトークが1908年に作曲したピアノ曲集『子供のために』の第1曲目。
ハンガリーの民謡を基にした本作は、子供の遊ぶ様子を音楽で表現しています。
軽快でリズミカルな旋律が特徴的で、アレグロの速いテンポで進行。
シンプルな構成ながら、細かな強弱やアクセントを駆使して、生き生きとした動きを感じさせます。
わずか35秒程度の短い曲ですが、左右の手が掛け合うパッセージや、2度、7度の音程を的確に捉える必要があり、演奏者には高い技術が求められます。
ぜひピアノコンクールで挑戦してみてはいかがでしょうか?
演奏会用練習曲中田喜直

中田喜直さんの楽曲『演奏会用練習曲』は、心を揺さぶる美しいメロディと和音が魅力的な作品です。
この曲は、手の小さな小学校低学年の子供たちでも弾きやすいように工夫されていますが、基本的なピアノのテクニックに加え、音楽への深い理解と表現力をもって演奏することが、コンクールで披露する際のポイントとなります。
技術的な難しさのみにとらわれず、曲の途中で変わるハーモニーの美しさやメロディの歌心を味わいながら演奏できるよう、楽譜を細かく読み解きながら練習に取り組んでみてくださいね。
ウィンナーワルツWilliam Gillock

ウィリアム・ギロックの『ウィンナーワルツ』は、躍動感あふれるメロディと優雅なワルツのリズムが絶妙に融合した、幅広い年齢のピアノ学習者から愛されている作品です。
この曲には、リズムの取り方や表現の仕方など、工夫次第でさらに魅力的に演奏できるようなポイントが詰まっています。
さらに、楽譜にペダリングの指示も書かれているため、ペダルを効果的に使う練習にもなります。
音楽を楽しみながらある程度のテクニックも必要とされるこの曲は、ピアノに親しみながらコンクールへの挑戦を通して演奏の上達を目指すお子さんにピッタリです!
ソナチネ Op.55-3 第1楽章Friedrich Kuhlau

ドイツで生まれデンマークで活躍したフリードリヒ・クーラウは、古典派からロマン派にかけての時代に大きな足跡を残した作曲家。
1823年に作曲された『ソナチネ Op.55-3 第1楽章』は、今なお多くのピアノ教室でレッスンの教材として親しまれている作品です。
本作は明るくエネルギッシュなメロディが特徴で、子供たちがピアノを通して音楽の楽しさを感じられるよう作られています。
また、基礎的なテクニックをしっかりと学べるため、コンクールに挑戦することで演奏の向上を目指したい小学校低学年のお子さんに最適な1曲といえるでしょう。
ソナチネ Op.13-1 第1楽章Dmitri Kabalevsky

カバレフスキーが1930年に作曲した『ソナチネOp.13-1』は、子供のための音楽教育に力を入れた彼の思いが込められています。
その中の第1楽章は、華やかな和音と穏やかな第二主題が特徴的。
ソナタ形式に基づき、技巧的には比較的平易ながら、音楽性を養うのに適した作品です。
冒頭部分は強く緊張感を持って演奏し、32小節目からの悲しい歌の部分との対比を表現するのがポイント。
速いテンポと強いフォルテが求められますが、カバレフスキーの音楽スタイルを知るうえで重要な要素を含んでいます。
コンクールをとおして取り組む曲にもオススメの1曲です。






