【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介
子供向けのピアノコンクールには、決められた曲の中から選曲する「課題曲形式」と、自由に曲を選択できる「自由曲形式」、さらに課題曲と自由曲の両方が設定されているものがあります。
いずれも「レベルやテクニック、特性に合っているか」「体や手の大きさに合っているか」「コンクールの傾向に合っているか」「演奏技術や表現力の向上につながるか」「意欲的に取り組める好みに合った曲調であるか」といった観点で出場する子供たちにピッタリの曲を選ぶことが、結果を大きく左右します。
そこで本記事では、コンクールで入賞しやすい、あるいは入賞を狙いやすい作品の中から、特に小学校低学年のお子さんにオススメの楽曲を集めました。
ピアノコンクールの選曲にお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね!
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【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介(21〜40)
土人の踊り中田喜直

中田喜直さん作曲の『土人の踊り』は、力強いリズムと踊るようなメロディが特徴的な、小学校低学年のコンクール曲にオススメの作品です!
この曲には、手の交差やテンポの変化など、テクニック上達のために学ぶべき要素が詰まっています。
また、表情豊かに演奏することも求められるため、まさにピアノの演奏技術や表現力の向上を目指してコンクールに挑戦するお子さんにピッタリ!
曲に込められた中田さんから子供たちへのメッセージを感じ取りながら弾けると、より曲の魅力が伝わる演奏に仕上がるでしょう。
スペイン風のワルツ香月修

桐朋学園大学音楽学部作曲科を卒業後、作曲家、指導者として活躍した1948年生まれの作曲家、香月修さん。
彼の作品『スペイン風のワルツ』は、美しい和声進行やオシャレな装飾音が魅力的な1曲です。
香月さんいわく、この曲にはフランスの作曲家モーリス・ラヴェルへのあこがれの気持ちが込められており、曲を通してスペインの情緒を表現しているのだそう。
和声やトリルを丁寧に練習しながら、色彩感やラヴェルへのオマージュを意識した演奏に挑戦してみてはいかがでしょうか。
抒情小品集 第10集 Op.71 第3曲「小妖精」Edvard Grieg

エドヴァルド・グリーグが1901年に作曲した『抒情小品集 第10集 Op.71 第3曲「小妖精」』は、幻想的な世界観を持つピアノソロの楽曲です。
この曲は、ノルウェーの風土が生んだ民話や自然の美しさを音に託した作品で、小学校低学年の子供たちにとっても親しみやすい響きをもっています。
取り組む際は、軽やかなタッチで妖精が舞うようなイメージを持ちながら、ペダリングやリズムの正確さに注意して練習することがポイント!
コンクール曲としてこの曲に取り組むことで、音楽の奥深さやピアノ演奏の楽しさを実感できるはずです。
エチュードAram Khachaturian

『仮面舞踏会』や『剣の舞』で知られる作曲家、アラム・ハチャトゥリアンの『エチュード』は、カフカス地方の民族音楽のリズムとメロディを巧みに取り入れた活気に満ちた1曲!
鮮やかな和声と感性的なメロディで聴き手を魅了するこの曲は、小学校低学年のお子さんたちにとって、指の動きやリズム感を養う絶好の機会となるでしょう。
また、取り組むことで単に技術を磨くだけでなく、音楽を通じた表現の楽しさや異文化への理解を深めることもできますよ。
ソナチネ 第5番 第1楽章Ludwig van Beethoven

ベートーヴェンが1796年から1798年の間に作曲した『ソナチネ 第5番』。
C短調のソナタ形式で書かれた第1楽章は、力強いフレーズと静かなフレーズが対比され、独特のリズムと旋律で構成されています。
短い断片的なテーマと長く抒情的なメロディの対比が、動的で衝動的な効果を高めていますね。
本作は、ベートーヴェン初期の代表作の一つであり、後に彼が作曲する『悲愴ソナタ』や『第5交響曲』へとつながるエネルギッシュな作品です。
ピアノ学習者にとっては重要なレパートリーの一つとして知られているため、ぜひコンクールで取り組んでみてくださいね。
遊んでいる子供たちBartók Béla

バルトークが1908年に作曲したピアノ曲集『子供のために』の第1曲目。
ハンガリーの民謡を基にした本作は、子供の遊ぶ様子を音楽で表現しています。
軽快でリズミカルな旋律が特徴的で、アレグロの速いテンポで進行。
シンプルな構成ながら、細かな強弱やアクセントを駆使して、生き生きとした動きを感じさせます。
わずか35秒程度の短い曲ですが、左右の手が掛け合うパッセージや、2度、7度の音程を的確に捉える必要があり、演奏者には高い技術が求められます。
ぜひピアノコンクールで挑戦してみてはいかがでしょうか?