【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介
子供向けのピアノコンクールには、決められた曲の中から選曲する「課題曲形式」と、自由に曲を選択できる「自由曲形式」、さらに課題曲と自由曲の両方が設定されているものがあります。
いずれも「レベルやテクニック、特性に合っているか」「体や手の大きさに合っているか」「コンクールの傾向に合っているか」「演奏技術や表現力の向上につながるか」「意欲的に取り組める好みに合った曲調であるか」といった観点で出場する子供たちにピッタリの曲を選ぶことが、結果を大きく左右します。
そこで本記事では、コンクールで入賞しやすい、あるいは入賞を狙いやすい作品の中から、特に小学校低学年のお子さんにオススメの楽曲を集めました。
ピアノコンクールの選曲にお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね!
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【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介(1〜20)
トッカティーナDimitri Kabalevsky

軽快でリズミカルな1曲。
イ短調で書かれた本作は、左手で魅力的なメロディを奏で、右手が軽やかな伴奏を担当します。
さらに右手による三和音の最上部の音が、左手のメロディを追いかけるように配置されているところもポイントです。
小さな嵐のように展開していく楽曲のなかで、緊張と緩和のバランスが絶妙に表現されているので、技術と表現力の両方を鍛えられる作品といえるでしょう。
パリの休日William Gillock

子供向けの作品を数多く残しているウィリアム・ギロックさん。
『パリの休日』はコンクールや発表会で頻繁に演奏されている人気の作品で、初心者が挑戦すべき要素が多く詰まっています。
終盤に関しては全音音階が登場するため、不思議な響きを味わうよい経験になるでしょう。
ぜひコンクールで取り組んでみてはいかがでしょうか。
【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介(21〜40)
波のアラベスク三善晃

フランス近代音楽の影響を強く受けた日本の作曲家、三善晃さん。
彼が手掛けた『海の日記帳』の一部である本作は、約1分50秒の演奏時間で、波の動きや海の情景を音楽で表現しています。
遠くから波が押し寄せ、クライマックスで前に進み、そして静かに収まっていく様子を、音階や休符を巧みに使って描写。
演奏者には、技術的なスキルだけでなく、豊かな表現力が求められます。
自由な作風でありながら、古典的なたたずまいを感じさせる三善晃さんの魅力が詰まったこちらの作品は、ピアノコンクールに出場する小学校低学年のお子さんにもオススメの1曲です。
ワルツ・レントOskar Merikanto

フィンランドの作曲家オスカル・メリカントが1898年に作曲したこの楽曲は、優雅でエレガントな雰囲気が魅力です。
A-B-Aの三部形式で構成され、柔らかな旋律が特徴的なA部分と、ト短調に転調し重音の旋律が豊かな色彩と動きをもたらすB部分のコントラストが印象的。
フィンランドの民謡や自然の風景から影響を受けたメリカントの感性が、美しい旋律と穏やかなリズムに表れています。
ピアノの発表会や演奏会でよく取り上げられる人気曲。
優しい音色に包まれながら、北欧の情景を思い浮かべてみるのはいかがでしょうか。
ともだちモーツァルト湯山昭

湯山昭さんが手掛けた『ともだちモーツァルト』は、子供たちの心をとらえる魅力にあふれている作品。
軽快で明るい雰囲気の中に、モーツァルトらしい古典的な要素が織り込まれており、聴く人を楽しませてくれます。
f(フォルテ)とp(ピアノ)のダイナミクスの切り替えを練習するのに適した部分があり、演奏技術の向上にも役立ちます。
2008年のピティナ・ピアノコンクール入賞者記念コンサートでも演奏されるなど、多くの子供たちに親しまれてきました。
ピアノを学び始めた小学生の皆さん、本作を通じてモーツァルトと友達になってみませんか?
きっと楽しい音楽の世界が広がることでしょう。
ジーグ ト長調Georg Philipp Telemann

バロック音楽の巨匠、ゲオルク・フィリップ・テレマンの『ジーグ ト長調』は、明るく生き生きとした雰囲気が特徴的な作品。
短いながらもバロック音楽のエレガントさとテクニックが詰まっているため、コンクールで演奏することで楽曲に対する理解力や演奏テクニックを十分にアピールできるでしょう。
左右の手が独立して旋律を奏でる部分では、どちらに主題があるのかをしっかりと把握し、音量のバランスやアーティキュレーションの付け方を意識して練習してみてくださいね。