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【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介

子供向けのピアノコンクールには、決められた曲の中から選曲する「課題曲形式」と、自由に曲を選択できる「自由曲形式」、さらに課題曲と自由曲の両方が設定されているものがあります。

いずれも「レベルやテクニック、特性に合っているか」「体や手の大きさに合っているか」「コンクールの傾向に合っているか」「演奏技術や表現力の向上につながるか」「意欲的に取り組める好みに合った曲調であるか」といった観点で出場する子供たちにピッタリの曲を選ぶことが、結果を大きく左右します。

そこで本記事では、コンクールで入賞しやすい、あるいは入賞を狙いやすい作品の中から、特に小学校低学年のお子さんにオススメの楽曲を集めました。

ピアノコンクールの選曲にお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね!

【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介(21〜30)

土人の踊り中田喜直

中田 喜直:土人のおどり★
土人の踊り中田喜直

中田喜直さん作曲の『土人の踊り』は、力強いリズムと踊るようなメロディが特徴的な、小学校低学年のコンクール曲にオススメの作品です!

この曲には、手の交差やテンポの変化など、テクニック上達のために学ぶべき要素が詰まっています。

また、表情豊かに演奏することも求められるため、まさにピアノの演奏技術や表現力の向上を目指してコンクールに挑戦するお子さんにピッタリ!

曲に込められた中田さんから子供たちへのメッセージを感じ取りながら弾けると、より曲の魅力が伝わる演奏に仕上がるでしょう。

波のアラベスク三善晃

波のアラベスク – 海の日記帳(三善晃)Miyoshi – Arabesque of Waves – A Diary of the Sea
波のアラベスク三善晃

フランス近代音楽の影響を強く受けた日本の作曲家、三善晃さん。

彼が手掛けた『海の日記帳』の一部である本作は、約1分50秒の演奏時間で、波の動きや海の情景を音楽で表現しています。

遠くから波が押し寄せ、クライマックスで前に進み、そして静かに収まっていく様子を、音階や休符を巧みに使って描写。

演奏者には、技術的なスキルだけでなく、豊かな表現力が求められます。

自由な作風でありながら、古典的なたたずまいを感じさせる三善晃さんの魅力が詰まったこちらの作品は、ピアノコンクールに出場する小学校低学年のお子さんにもオススメの1曲です。

抒情小品集 第10集 Op.71 第3曲「小妖精」Edvard Grieg

第38回入賞者記念コンサート A1級[金賞] 石原琢巳/グリーグ:パック Op.71-3
抒情小品集 第10集 Op.71 第3曲「小妖精」Edvard Grieg

エドヴァルド・グリーグが1901年に作曲した『抒情小品集 第10集 Op.71 第3曲「小妖精」』は、幻想的な世界観を持つピアノソロの楽曲です。

この曲は、ノルウェーの風土が生んだ民話や自然の美しさを音に託した作品で、小学校低学年の子供たちにとっても親しみやすい響きをもっています。

取り組む際は、軽やかなタッチで妖精が舞うようなイメージを持ちながら、ペダリングやリズムの正確さに注意して練習することがポイント!

コンクール曲としてこの曲に取り組むことで、音楽の奥深さやピアノ演奏の楽しさを実感できるはずです。

スペイン風のワルツ香月修

香月 修/スペイン風のワルツ | ピティナ・ピアノステップ課題曲 応用7
スペイン風のワルツ香月修

桐朋学園大学音楽学部作曲科を卒業後、作曲家、指導者として活躍した1948年生まれの作曲家、香月修さん。

彼の作品『スペイン風のワルツ』は、美しい和声進行やオシャレな装飾音が魅力的な1曲です。

香月さんいわく、この曲にはフランスの作曲家モーリス・ラヴェルへのあこがれの気持ちが込められており、曲を通してスペインの情緒を表現しているのだそう。

和声やトリルを丁寧に練習しながら、色彩感やラヴェルへのオマージュを意識した演奏に挑戦してみてはいかがでしょうか。

エチュードAram Khachaturian

C級 ハチャトゥリアン:エチュード(2022ピティナコンペ課題曲)pf.小塩 真愛:Koshio, Mai
エチュードAram Khachaturian

『仮面舞踏会』や『剣の舞』で知られる作曲家、アラム・ハチャトゥリアンの『エチュード』は、カフカス地方の民族音楽のリズムとメロディを巧みに取り入れた活気に満ちた1曲!

鮮やかな和声と感性的なメロディで聴き手を魅了するこの曲は、小学校低学年のお子さんたちにとって、指の動きやリズム感を養う絶好の機会となるでしょう。

また、取り組むことで単に技術を磨くだけでなく、音楽を通じた表現の楽しさや異文化への理解を深めることもできますよ。

ワルツ・レントOskar Merikanto

【ピアノ初中級者におすすめの美しい曲】ワルツ・レント【メリカント】/Valse lente:Merikanto
ワルツ・レントOskar Merikanto

フィンランドの作曲家オスカル・メリカントが1898年に作曲したこの楽曲は、優雅でエレガントな雰囲気が魅力です。

A-B-Aの三部形式で構成され、柔らかな旋律が特徴的なA部分と、ト短調に転調し重音の旋律が豊かな色彩と動きをもたらすB部分のコントラストが印象的。

フィンランドの民謡や自然の風景から影響を受けたメリカントの感性が、美しい旋律と穏やかなリズムに表れています。

ピアノの発表会や演奏会でよく取り上げられる人気曲。

優しい音色に包まれながら、北欧の情景を思い浮かべてみるのはいかがでしょうか。

25の練習曲 Op.100 第2曲「アラベスク」Johann Burgmüller

ブルグミュラー:25の練習曲 アラベスク,Op.100-2  pf. 赤松 林太郎:Akamatsu, Rintaro
25の練習曲 Op.100 第2曲「アラベスク」Johann Burgmüller

ヨハン・ブルグミュラー作曲の『アラベスク』は、軽やかで繊細なメロディが印象的なピアノ学習者にとって定番の練習曲!

細やかな右手のパッセージをどう乗り越えるか、中間部での左手のメロディをいかに美しく表現するかといった課題が盛り込まれた、テクニックと表現力の両方を求められる作品です。

この曲は、とにかく音の粒をそろえて演奏することが大切!

強弱を意識して表情豊かに演奏できるよう、まずは指の俊敏な動きが求められるメロディを丁寧にさらい、余裕をもって速いパッセージを演奏できるよう練習を積み重ねましょう!