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【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介

子供向けのピアノコンクールには、決められた曲の中から選曲する「課題曲形式」と、自由に曲を選択できる「自由曲形式」、さらに課題曲と自由曲の両方が設定されているものがあります。

いずれも「レベルやテクニック、特性に合っているか」「体や手の大きさに合っているか」「コンクールの傾向に合っているか」「演奏技術や表現力の向上につながるか」「意欲的に取り組める好みに合った曲調であるか」といった観点で出場する子供たちにピッタリの曲を選ぶことが、結果を大きく左右します。

そこで本記事では、コンクールで入賞しやすい、あるいは入賞を狙いやすい作品の中から、特に小学校低学年のお子さんにオススメの楽曲を集めました。

ピアノコンクールの選曲にお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね!

【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介(11〜20)

タランテラWilliam Gillock

B級 ギロック:タランテラ(2022ピティナコンペ課題曲) pf.濵田 眞子 Mako Hamada
タランテラWilliam Gillock

多くの子供向けのピアノ作品を残したアメリカの音楽教育家、ウィリアム・ギロック作曲の『タランテラ』は、活発なリズムとうねりをともなったメロディが特徴的な作品です。

この作品は、小学校低学年の子供たちにとって、指の動かし方やリズム感を養うのにピッタリ!

速いテンポを保ちながら、明るく元気に演奏できるよう、テクニックを強化するための基礎練習を取り入れながら練習しましょう。

うねりのメロディからステップを踏むようなはずむリズムへの変化を意識するのも、インパクトのある演奏に仕上げるポイントですよ!

真夜中の火祭り平吉毅州

真夜中の火祭 ピアノ 平吉毅州【発表会おすすめ】ピアニスト 近藤由貴/The Midnight Fire Festival Piano, Yuki Kondo
真夜中の火祭り平吉毅州

『真夜中の火祭り』は、平吉毅州さんが作曲した子供向けのピアノ曲集『虹のリズム』の中の1曲。

情熱的で力強い曲調で聴き映えすることから、コンクール曲や発表会曲として非常に人気の高い作品です。

8分の6拍子の不規則で複雑なリズムは、子供たちにとって大きな挑戦となるはず!

まずは、片手ずつの練習でリズムを正確に把握し、徐々にテンポアップしていくのがオススメです。

楽譜に書かれた強弱やアクセントを忠実に再現し、力強くドラマティックな演奏を目指しましょう!

トッカティーナDimitri Kabalevsky

【ピアノ発表会おすすめ】トッカティーナ ♫ カバレフスキー / Toccatina Op.27-12, Kabalevsky
トッカティーナDimitri Kabalevsky

軽快でリズミカルな1曲。

イ短調で書かれた本作は、左手で魅力的なメロディを奏で、右手が軽やかな伴奏を担当します。

さらに右手による三和音の最上部の音が、左手のメロディを追いかけるように配置されているところもポイントです。

小さな嵐のように展開していく楽曲のなかで、緊張と緩和のバランスが絶妙に表現されているので、技術と表現力の両方を鍛えられる作品といえるでしょう。

小さなさすらい人Gustav Lange

G.Lange : Der kleine Wanderer ランゲ : 小さなさすらい人
小さなさすらい人Gustav Lange

親しみやすくメロディックなピアノ音楽で知られるドイツの作曲家、グスタフ・ランゲの『小さなさすらい人』は、冒険への憧れを感じさせるメロディが特徴的な作品です。

ピアノを学び始めたばかりのお子さんでも挑戦しやすく、指の独立性や表現力を育むのにピッタリのこの曲は、コンクール曲にも最適!

また、この曲への取り組みは、日本人にとってなじみが薄いとされる3拍子のリズムに慣れる絶好の機会でもあります。

まずは、ゆったりとしたテンポで丁寧に練習し、徐々に表情豊かな演奏を心がけるとよいでしょう!

ワルツ第6番 変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」Frederic Chopin

ショパン:ワルツ 第6番 「小犬のワルツ」 変ニ長調 Op.64-1 /國安 桔平(第46回入賞者記念コンサートB級[金賞])
ワルツ第6番 変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」Frederic Chopin

『子犬のワルツ』として親しまれている、フレデリック・ショパン作曲の『ワルツ第6番 変ニ長調 Op.64-1』。

子犬がじゃれあうような軽快さと愛らしさを音楽で表現しているこの曲は、コンクール曲や発表会曲として頻繁に取り上げられている名曲中の名曲です。

明るく躍動感あふれるメロディを魅力的に演奏するためには、譜読みの段階から正しい指使いを身につけ、基礎的なテクニックを磨きつつ練習に取り組むことが重要!

小学校低学年の子供たちにとって、この曲は大きな挑戦であるとともに、音楽の楽しさと表現の豊かさを学べる素晴らしい機会になるはずです。

パリの休日William Gillock

【2018年度学生ピアノコンクール:金賞】(7歳)パリの休日 ギロック
パリの休日William Gillock

子供向けの作品を数多く残しているウィリアム・ギロックさん。

『パリの休日』はコンクールや発表会で頻繁に演奏されている人気の作品で、初心者が挑戦すべき要素が多く詰まっています。

終盤に関しては全音音階が登場するため、不思議な響きを味わうよい経験になるでしょう。

ぜひコンクールで取り組んでみてはいかがでしょうか。

【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介(21〜30)

土人の踊り中田喜直

中田 喜直:土人のおどり★
土人の踊り中田喜直

中田喜直さん作曲の『土人の踊り』は、力強いリズムと踊るようなメロディが特徴的な、小学校低学年のコンクール曲にオススメの作品です!

この曲には、手の交差やテンポの変化など、テクニック上達のために学ぶべき要素が詰まっています。

また、表情豊かに演奏することも求められるため、まさにピアノの演奏技術や表現力の向上を目指してコンクールに挑戦するお子さんにピッタリ!

曲に込められた中田さんから子供たちへのメッセージを感じ取りながら弾けると、より曲の魅力が伝わる演奏に仕上がるでしょう。