【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介
子供向けのピアノコンクールには、決められた曲の中から選曲する「課題曲形式」と、自由に曲を選択できる「自由曲形式」、さらに課題曲と自由曲の両方が設定されているものがあります。
いずれも「レベルやテクニック、特性に合っているか」「体や手の大きさに合っているか」「コンクールの傾向に合っているか」「演奏技術や表現力の向上につながるか」「意欲的に取り組める好みに合った曲調であるか」といった観点で出場する子供たちにピッタリの曲を選ぶことが、結果を大きく左右します。
そこで本記事では、コンクールで入賞しやすい、あるいは入賞を狙いやすい作品の中から、特に小学校低学年のお子さんにオススメの楽曲を集めました。
ピアノコンクールの選曲にお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね!
もくじ
- 【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介
- ソナチネ Op.55-1 第1楽章Friedrich Kuhlau
- 25の練習曲 Op.100 第20曲「タランテラ」Johann Burgmüller
- 幻の騎士William Gillock
- 森の妖精William Gillock
- チューリップのラインダンス平吉毅州
- 子供のノート(7つのピアノの小品)楽しいお話 Op.69-4Dmitry Shostakovich
- 子供のためのアルバム Op.68 第8曲「勇ましい騎手」Robert Schumann
- 小品集 Op.33 第1番「ワルツ」Samuil Maykapar
- すみれStreabbog
- エオリアンハープWilliam Gillock
- アレグロ 変ロ長調 K.3Wolfgang Amadeus Mozart
- バウムクーヘン湯山昭
- 小さな黒人Claude Debussy
- 雨の日のふんすいWilliam Gillock
- タランテラWilliam Gillock
- 小さなさすらい人Gustav Lange
- ワルツ第6番 変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」Frederic Chopin
- 真夜中の火祭り平吉毅州
- トッカティーナDimitri Kabalevsky
- パリの休日William Gillock
- 波のアラベスク三善晃
- ワルツ・レントOskar Merikanto
- ともだちモーツァルト湯山昭
- 土人の踊り中田喜直
- ジーグ ト長調Georg Philipp Telemann
- スペイン風のワルツ香月修
- 抒情小品集 第10集 Op.71 第3曲「小妖精」Edvard Grieg
- エチュードAram Khachaturian
- ソナチネ 第5番 第1楽章Ludwig van Beethoven
- 遊んでいる子供たちBartók Béla
- 演奏会用練習曲中田喜直
- 25の練習曲 Op.100 第2曲「アラベスク」Johann Burgmüller
- ソナチネ Op.13-1 第1楽章Dmitri Kabalevsky
- カーニバルの舞踏会William Gillock
- ウィンナーワルツWilliam Gillock
- ソナチネ Op.55-3 第1楽章Friedrich Kuhlau
- 野原で踊ろうCornelius Gurlitt
- こども音楽会 Op.210 第15曲「小さなロマンス」Cornelius Gurlitt
- 子供のアルバム-24のやさしい小品 Op.39 第8曲「ワルツ」Peter Ilyich Tchaikovsky
- メヌエット ヘ長調 K2Wolfgang Amadeus Mozart
【小学校低学年向け】ピアノコンクールで入賞しやすい曲を一挙紹介(1〜20)
ソナチネ Op.55-1 第1楽章NEW!Friedrich Kuhlau

ソナチネ作品のなかでも高い人気を誇る、フリードリヒ・クーラウの『ソナチネ Op.55-1』。
キラキラと輝くような力強い音で幕を開け、聴く人の心をグッとつかみます。
その後に続くのは、まるで小川のせせらぎのように優しく、うっとりするほど美しいメロディ。
この2つの側面をどう表現するかが、演奏の楽しいポイントなんです。
元気いっぱいの曲調と、歌うような旋律の両方に挑戦したいお子さんや、表現の幅を広げたいお子さんは、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
25の練習曲 Op.100 第20曲「タランテラ」NEW!Johann Burgmüller

ピアノ練習曲集としておなじみの、ヨハン・ブルクミュラーによる名盤『25の練習曲 Op.100』。
20曲目の『タランテラ』は、南イタリアの伝統舞踊を題材にした、情熱的で心はずむ作品です。
その急速なパッセージと弾むようなリズムは、まるでお祭りで人々が熱狂的に踊る様子を目の前に描き出すかのよう!
華やかで舞台映えする作品ですが、一つひとつの音のコントロールが重要になるため、リズムを変えたり数拍単位で区切ったりしながら、丁寧に練習しましょう。
指先のテクニックと豊かな表現力を同時に育てられる、素晴らしい挑戦になるはずです。
幻の騎士NEW!William Gillock

神秘的で静かな力強さを秘めたメロディが印象的な、ウィリアム・ギロックさんの作品です。
幻のなかにたたずむ騎士の姿をほうふつとさせる雰囲気で、多くの子供たちの心をつかんでいます。
低音の響きが重厚感を演出し、高音では淡く幻想的な旋律が浮かび上がる構成は、聴く人を物語の世界へと誘うかのよう。
ピティナ・ピアノコンペティションの課題曲にもたびたび採用されている、表現力豊かなお子さんにピッタリの作品です。
「ここはどんな場面が思い浮かぶ?」などと具体的なイメージを膨らませながら練習するのもオススメですよ!
森の妖精NEW!William Gillock

キラキラとした音の粒がこぼれ落ちるような、ウィリアム・ギロックさんのピアノ作品です。
まるで森の奥深くでかわいらしい妖精たちが楽しげに踊っている姿が目に浮かぶようですね。
透明感あふれるメロディが、多くの子供たちの心をつかんでいる本作は、豊かな表現力を身につけたい、物語を紡ぐように音楽を奏でたいと願うお子さんピッタリ!
テンポを上げて弾くことだけにとらわれず、強弱や緩急などにも気を配りながら演奏すれば、コンクールでも一目置かれること間違いなしです!
チューリップのラインダンスNEW!平吉毅州

まるで色とりどりのチューリップが一斉にステップを踏んでいるような、心はずむメロディに心をつかまれる平吉毅州さんの作品です。
こどものためのピアノ曲集『虹のリズム』に収録されています。
演奏時間は1分30秒ほどと短いながら、長7度の和音や左手の技巧など、練習しがいのある要素が詰まっています。
まずはゆっくりとしたテンポで確実にリズム感をつかむことからはじめましょう。
軽快な演奏で聴衆と審査員を魅了できるよう、コツコツ練習を積み重ねてくださいね!
子供のノート(7つのピアノの小品)楽しいお話 Op.69-4NEW!Dmitry Shostakovich

ドミートリイ・ショスタコーヴィチさんが愛娘のために心を込めて作ったピアノ小品集『子供のノート Op.69』。
その4番目の小品は、まるで子供がいたずらを仕掛けてくるような、遊び心いっぱいの楽しい1曲です。
アレグロの快活なテンポに乗って、おどけたような旋律が次々と現れ、聴く人を笑顔にします。
物語を想像しながら弾けば、豊かな表現力が自然と身につくはず。
コンクールで個性を輝かせたいお子さんや、音楽でユーモアを表現する楽しさを知ってほしいお子さんにピッタリの作品です。