ピアノの難しい曲|クラシックからジャズピアノまで紹介
ピアノへの造詣が深い方は、ある程度のピアノへの知識や技術が身についてくると難易度の高い楽曲を好んで聴くような時期があると思います。
さまざまなジャンルがあるなかで、クラシックとジャズピアノは特に難易度の高い作品が多く、長年にわたって多くの弾き手にとって壁として君臨しています。
今回はそんなピアノの難しい曲をピックアップしました。
速弾きを重視したジャズピアノから、音階の飛びが激しいクラシック、さらにはその両方の特徴を持つ現代クラシックまで、幅広いジャンルからチョイスしているので、ぜひチェックしてみてください。
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ピアノの難しい曲|クラシックからジャズピアノまで紹介(41〜50)
水の戯れMaurice Ravel

独創的な音楽性でいくつもの名曲を生み出してきた偉大な作曲家、モーリス・ラヴェル。
こちらの『水の戯れ』はそんなラヴェルの作品のなかでも、特に有名な1曲です。
左手の8分音符と右手の16分音符から始まるこの楽曲は、控えめな構成でありながらも芯のある音を出さなければならないため、相当な表現力が求められます。
4小節目や同じ音型で2オクターブ上がる部分など、地味に弾きづらいところが多いのですが、その分、しっかりと聴き映えする楽曲でもあります。
ピアノの難しい曲|クラシックからジャズピアノまで紹介(51〜60)
15の熟達した練習曲 作品72 第2番Moritz Moszkowski

情熱的な旋律と緻密な技巧が織りなす、ロマン派の傑作。
2分程度という短い演奏時間ながら、左手に響く3連音符が印象的な本作は、聴く人の心を確実につかんでいきます。
アレグロ・ブリランテの指示通り、輝かしい雰囲気を醸し出すアプローチが求められ、豊かな表現力と確かな技術が必要とされます。
手首の回転を意識した繊細なタッチで、音の粒をきらびやかに響かせることで、華やかな発表会の舞台を彩ることでしょう。
1903年にパリで出版されたこの曲は、ツェルニーの先にある新たな音楽の扉を開く、魅力的なレパートリーとなっています。
8つの演奏会用練習曲 Op.40 第1曲「プレリュード」Nikolai Kapustin

ウクライナ出身のロシアの作曲家ニコライ・カープスチンさんによる明るくエネルギッシュな曲調が特徴のこの曲。
リズミカルで、ジャズのスウィング感とクラシックの精密さが見事に融合していて、聴いていて思わず体が動きだしてしまいそうです。
ピアノ1台でまるでジャズコンボが演奏しているような錯覚を覚えるかもしれません。
演奏者にとっては高度なテクニックが必要で、挑戦しがいのある1曲。
しかし、聴く側にとっては軽快で楽しい曲なんです。
クラシックとジャズ、両方のジャンルが好きな方にぜひ聴いてほしい1曲ですね。
8つの演奏会用練習曲 Op.40 第3曲「トッカティーナ」Nikolai Kapustin

ハイセンスな音楽性で多くのファンに愛された偉大な作曲家、ニコライ・カプースチン。
彼の作品のなかでも特に難曲としてオススメしたいのが、こちらの『8つの演奏会用練習曲 Op.40 第3曲「トッカティーナ」』。
非常に有名な作品ですね。
本作はジャズテイストに仕上げられた作品なのですが、プレリュードがとにかく難しい!
単純な難しさで言えば他にも難しい楽曲はいくつも存在しますが、本作の高い演奏効果を発揮しながら演奏するには、相当な実力が求められます。
トッカータ ハ長調 Op.7Robert Schumann

シューマンの難曲として名高い作品、『トッカータ ハ長調 Op.7』。
「トッカータ」は日本語で「触れる」といった意味で、シューマンは演奏家の指ならしをかねた即興曲として作ったようです。
しかしこの作品、指ならしといっても決して簡単な曲ではありません。
むしろ、シューマンの作品のなかでもトップクラスの難易度をほこります。
高い演奏効果を追い求めた結果、難所が非常に多く、第1主題も第2主題も高度なテクニックを求められる仕上がりとなっています。
12の超絶技巧練習曲 Op.11 第10番「レズギンカ」Sergey Lyapunov,

セルゲイ・リャプノフの名作『12の超絶技巧練習曲』。
この作品はフランツ・リストの名作『超絶技巧練習曲』に対抗して、彼が使用しなかった12の調を使って作曲されました。
対抗しているのは調だけではなく、演奏もリストのものと肩を並べる圧倒的な難易度をほこります。
その中でも特にオススメしたいのが、こちらの『12の超絶技巧練習曲 Op.11 第10番「レズギンカ」』。
舞踊音楽をベースとしており、鍵盤を非常に強くたたき続けるハードな演奏が特徴です。
難易度のベクトルとしては『鬼火』に近い感じですね。
12の超絶技巧練習曲 作品11-10 『レズギンカ』Sergey Lyapunov,

カフカス地方の民族舞踊をモチーフにした壮大な作品で、セルゲイ・リャプノフによって1897年に作曲されました。
リズミカルな躍動感と情熱的な旋律が特徴的で、聴衆を魅了する華やかさを持っています。
本作は、激しい躍動感と繊細な表現力を兼ね備え、ロシアの民族音楽の要素を巧みに織り込んだ芸術性の高い楽曲となっています。
高度な技巧を要する曲調ながら、聴く人には難しさを感じさせない心地よい音の流れが魅力です。
演奏時間約7分という比較的コンパクトな長さも、発表会での披露に適しています。
ピアノの表現力を存分に引き出せる本作は、豊かな音楽性と確かな技術を持つピアニストの方にぴったりの1曲といえるでしょう。


