ピアノへの造詣が深い方は、ある程度のピアノへの知識や技術が身についてくると難易度の高い楽曲を好んで聴くような時期があると思います。
さまざまなジャンルがあるなかで、クラシックとジャズピアノは特に難易度の高い作品が多く、長年にわたって多くの弾き手にとって壁として君臨しています。
今回はそんなピアノの難しい曲をピックアップしました。
速弾きを重視したジャズピアノから、音階の飛びが激しいクラシック、さらにはその両方の特徴を持つ現代クラシックまで、幅広いジャンルからチョイスしているので、ぜひチェックしてみてください。
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もくじ
- ピアノの難しい曲|クラシックからジャズピアノまで紹介
- 鉄道シャルル=ヴァランタン・アルカン
- 超絶技巧練習曲集5番「鬼火」フランツ・リスト
- トッカティーナニコライ・カプースチン
- イスラメイミリイ・バラキエフ
- ピアノ協奏曲第3番の大カデンツァセルゲイ・ラフマニノフ
- ラ・カンパネラフランツ・リスト
- トルコ行進曲ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
- メフィストワルツフランツ・リスト
- スペインチック・コリア
- 4つのエチュード 第4番 Op.7-4 嬰ヘ長調Igor Stravinsky
- 12の練習曲作品25-6番フレデリック・ショパン
- 超絶技巧練習曲集4番「マゼッパ」フランツ・リスト
- ピアノソナタ第5番アレクサンドル・スクリャービン
- 夜のガスパールモーリス・ラヴェル
- ピアノのための練習曲集第2巻より第13番「悪魔の階段」リゲティ・ジェルジュ
- ペトルーシュカからの三楽章イーゴル・ストアヴィンスキー
- ピアノ独奏による協奏曲シャルル=ヴァランタン・アルカン
- ピアノ協奏曲第2番セルゲイ・プロコフィエフ
- さすらい人幻想曲フランツ・シューベルト
- 「パガニーニ大練習曲」より第4曲「アルペジオ」Franz Liszt
- 半音階的大ギャロップフランツ・リスト
- 革命のエチュードフレデリック・ショパン
- スケルツォ・フォコーソ 作品34Charles Valentin Alkan
- 演奏会用練習曲「騎士」 Op.17Charles Valentin Alkan
- メフィスト・ワルツ 第1番 S.514 『村の居酒屋での踊り』Franz Liszt
- スペイン組曲 第1集 作品47『アストゥリアス』Isaac Albéniz
- クープランの墓『トッカータ』Maurice Ravel
- 8つの演奏会用練習曲より 第5曲「冗談」Nikolai Kapustin
- 8つの演奏会用練習曲より 第8曲「終曲」Nikolai Kapustin
- 12の超絶技巧練習曲 作品11-10 『レズギンカ』Sergey Lyapunov,
- チャンピオン シロナ増田順一
- すべての短調による12の練習曲 第2番 ニ短調 モロッシアのリズムでCharles Valentin Alkan
- 「パガニーニ大練習曲」より第6曲「主題と変奏」Franz Liszt
- 15の熟達した練習曲 作品72 第2番Moritz Moszkowski
- 超絶技巧練習曲 第5番 『鬼火』Franz Liszt
- 8つの演奏会用練習曲 Op.40 第1曲「プレリュード」Nikolai Kapustin
- 子供の領分 第4曲「雪は踊っている」Claude Debussy
- 春の祭典Igor Stravinsky
- エチュード集(練習曲集) 第4番 Op.10-4 嬰ハ短調Frederic Chopin
- クライスレリアーナ Op.16 第7曲Robert Schumann
- トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart
- TARKUS for pianoEmerson Lake&Palmer
- 「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ S.434Franz Liszt
- 3つの演奏会用練習曲 S.144 第2番『軽やかさ』Franz Liszt
- ハンガリー狂詩曲 第2番Franz Liszt
- ハンガリー狂詩曲 第6番Franz Liszt
- パガニーニによる大練習曲 S.141 第3番「ラ・カンパネラ」Franz Liszt
- 巡礼の年 第2年 イタリア S.161 第7曲「ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲」Franz Liszt
- 超絶技巧練習曲 第7番『英雄』Franz Liszt
- 12の練習曲 Op.10-2Frederic Chopin
- 12の練習曲 Op.25-6Frederic Chopin
- バラード 第1番ト短調 Op.23Frederic Chopin
- ゴルトベルク変奏曲(アリアと30の変奏曲)ト長調 BWV 988J.S.Bach
- 夜のガスパール 第1曲 オンディーヌMaurice Ravel
- 夜のガスパール 第3曲「スカルボ」Maurice Ravel
- 水の戯れMaurice Ravel
- 8つの演奏会用練習曲 Op.40 第3曲「トッカティーナ」Nikolai Kapustin
- トッカータ ハ長調 Op.7Robert Schumann
- 12の超絶技巧練習曲 Op.11 第10番「レズギンカ」Sergey Lyapunov,
- 練習曲「鉄道」Op.27bCharles Valentin Alkan
- パガニーニ大練習曲集 第3曲「ラ・カンパネラ」Franz Liszt
- ピアノソナタ ロ短調 S.178Franz Liszt
- ピアノソナタ 第23番 Op.57「熱情」第3楽章Ludwig van Beethoven
ピアノの難しい曲|クラシックからジャズピアノまで紹介(1〜20)
鉄道シャルル=ヴァランタン・アルカン

フランスのロマン派を代表する作曲家、シャルル=ヴァンランタン・アルカン。
いくつもの名曲を残してきた彼の作品のなかで、特に難易度が高い作品と言われているのが、こちらの『鉄道』。
この作品は指の持久力と指の回りの両方が非常に高い作品で、序盤から終盤まで目まぐるしいほどの鍵盤の飛びを見せます。
手をクロスさせることは当たり前で、とにかくシンプルに演奏が難しいタイプの作品です。
弾き手は他の作品に比べて少ないのですが、ぜひさまざまなピアニストの演奏を聴き比べてみてください。
超絶技巧練習曲集5番「鬼火」フランツ・リスト

超絶技巧練習曲集5番『鬼火』。
歴史をこえたフランツ・リストからの挑戦状といっても過言ではないこの作品は、指の回りがなによりも重要視される曲です。
指が回りやすいタイプの人は『マゼッパ』の方が難易度が高いかもしれませんが、体力や指の持久力がまったく求められないというわけではありません。
全ての要素が高い水準で求められ、なおかつ指の回りに特化しているという表現が正しいでしょう。
あらゆる作品のなかでも特に難易度が高いクラシックです。
トッカティーナニコライ・カプースチン

ウクライナを代表する偉大な作曲家、ニコライ・カプースチンさん。
近代音楽をベースにしたトリッキーな音楽性が魅力で、世界中のコアなクラシック愛好家からも非常に高い評価を集めていますね。
そんなニコライ・カプースチンさんの名曲といえば、こちらの『トッカティーナ』をイメージする方も多いのではないでしょうか?
この楽曲は近代音楽とアバンギャルドなジャズをミックスさせたような作品で、ビエナで修行を積んだピアニストでも油断はできないほどの、高い難易度をほこります。
イスラメイミリイ・バラキエフ

ロシアの民族主義的な作曲家集団、ロシア5人組。
今で言うところのバンドみたいなもので、当時のロシアでは熱狂的な人気を集めていました。
ミリイ・バラキレフはロシア5人組のまとめ役として知られている作曲家で、現在は人物面での評価ばかりくだされています。
しかし、彼も作曲家。
現代人への挑戦状ともとれる難易度の高い曲を残しています。
それがこちらの『イスラメイ』。
鍵盤の飛びがすさまじく、上級者のなかでも実力を持っている人でなければミスタッチしてしまう非常に難易度の高い作品です。
ピアノ協奏曲第3番の大カデンツァセルゲイ・ラフマニノフ

近代音楽を代表する偉大な作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。
チャイコフスキーから受けた影響を受けたモスクワ楽派の作風は圧巻で、いくつもの名曲を残してきました。
こちらの『ピアノ協奏曲第3番の大カデンツァ』は、そんなセルゲイ・ラフマニノフの作品のなかでも異次元と言われているほど高い難易度をほこる作品です。
ピアノコンチェルトのなかで最も難しい作品といっても過言ではなく、鍵盤の飛び方がすさまじく、かつ持久力も求められるというプロでも演奏を避けるほどの難易度をほこります。
ラ・カンパネラフランツ・リスト

上級者向けの代表的な楽曲として知られているフランツ・リストの名曲、『ラ・カンパネラ』。
日本では辻井伸行さんによる演奏が非常に有名ですね。
この楽曲も非常に難しい作品として知られていますが、ピアニストでも弾けないというわけではありません。
が、しかし。
この楽曲は芸術性にも重きを置いている作品です。
そのため、全体の完成度という意味ではプロのピアニストでも難色を示します。
弾き手の総合的な実力が味わえる1曲です。