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洋楽ポストパンクの名曲。まずは聴いてほしい人気曲まとめ

70年代末から80年代初頭に現れた「ポストパンク」は、パンクロックの精神を受け継ぎながらも実験的で革新的なサウンドを追求した洋楽の重要なムーブメントです。

ダークでメランコリックな雰囲気、アート性の高い音楽性、そして社会への鋭い視点を持つ歌詞が特徴的なこのジャンル。

時代を超えて現代のバンドにも大きな影響を与え続けています。

「パンク」という言葉だけで聴いてみたら驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらの記事では日本も含めて熱烈なファンも多く、00年代以降にリバイバルブームもあった「ポストパンク」の定番の名曲をご紹介。

初心者の方もぜひご覧ください!

洋楽ポストパンクの名曲。まずは聴いてほしい人気曲まとめ(1〜10)

WardanceKilling Joke

まるで地球そのものが怒りの雄叫びを上げているみたい!

1980年にイギリスのキリング・ジョークが放ったポストパンクの名曲『Wardance』。

そのあまりに殺伐としたサウンドに、初めて聴いたときは衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。

冷戦下の緊迫感をそのまま音にしたような、部族的なドラムと金属を切り裂くようなギター。

その上で響くジャズ・コールマンさんの咆哮は、まさに「戦争の舞踏」という不穏な儀式を思わせます。

この緊張感みなぎるサウンドに、当時の社会が抱えた核戦争への恐怖や怒りが凝縮されているようで、思わず深く考えさせられてしまいます。

Marquee MoonTelevision

ニューヨーク出身のバンド、テレビジョンが1977年に発表したポストパンク史に燦然と輝く大名曲です。

10分を超える演奏時間ですが、その長さを全く感じさせないほど聴き手を夢中にさせる魅力があります。

トム・ヴァーレインさんとリチャード・ロイドさんという二人の天才ギタリストが紡ぎ出す旋律は、まるで光の糸が複雑に絡み合うタペストリーのよう。

パンクの初期衝動とは一線を画す、知的でクールな緊張感がたまりませんよね。

都会の夜の風景が目に浮かぶような詩的な歌詞も素晴らしく、この曲が後の多くのバンドに影響を与えたのも頷けます。

一度聴いたら忘れられない、ギターが主役のロック史に残る傑作です。

Whip ItDevo

Devo – Whip It (Official Music Video) | Warner Vault
Whip ItDevo

アメリカ出身のディーヴォが放った大ヒット曲『Whip It』。

一度聴いたら忘れられないシンセリフと機械的なビートは、まるで未来の応援歌みたい!

表向きは「頑張れ」と背中を押してくれるポジティブソングですが、彼らが掲げる「人類は退化する」という痛烈なコンセプトを知ると、その印象は一変します。

問題に立ち向かえと繰り返す歌詞は、当時の楽観的なアメリカ文化への皮肉だったのかもしれませんね。

この曲の本当の意味を知った時、ただのポップソングではない深みにハッとさせられます。

キャッチーなサウンドに隠された知的なユーモアに、思わず唸ってしまう方も多いのではないでしょうか?

The Killing MoonEcho & the Bunnymen

Echo & The Bunnymen – The Killing Moon (Official Music Video)
The Killing MoonEcho & the Bunnymen

ジム・モリソンさんを思わせる内省的な歌声が印象的な、イギリスのバンド、エコー&ザ・バニーメン。

1984年に発表された『The Killing Moon』は、バンド自身も最高傑作と誇る不朽の名曲です。

映画『ドニー・ダーコ』の象徴的なシーンで流れたのを覚えている方も多いのではないでしょうか。

ポストパンクの枠を超えた壮麗なストリングスと、どこか東欧を思わせるギターの旋律が織りなすネオサイケらしいサウンドは、まるで一本の映画のよう。

抗えない運命を歌った深遠な歌詞の世界が、イアン・マッカロクさんの深みのある歌声と共に、聴く人の心にじんわりと響き渡ります。

SpellboundSiouxsie And The Banshees

Siouxsie And The Banshees – Spellbound (Official Music Video)
SpellboundSiouxsie And The Banshees

イギリスのバンド、スージー・アンド・ザ・バンシーズが1981年に放った名曲『Spellbound』。

イントロから鳴り響くジョン・マッギーさんの万華鏡のようにきらめくギターリフに、心を鷲掴みにされた方も多いのではないでしょうか。

目まぐるしく展開するアルペジオは、まるで抗うことのできない魔法の呪文のようです。

そこに力強いトライバルなドラムと、唯一無二の存在感を放つスージー・スーさんの歌声が重なると、一瞬でダークで幻想的な世界へと引きずり込まれてしまいます。

張り詰めた緊張感のなかに、不思議な高揚感が生まれるこの感覚は、彼らならではの魅力かもしれませんね。