【洋楽】まずはここから!定番のパワーポップ人気曲まとめ
突然ですが、みなさんは「パワーポップ」というジャンルに対してどのようなバンドや音を思い浮かべますでしょうか。
詳しい方であればパワーポップの元祖的な存在と言えるバッドフィンガーやラズベリーズはもちろん、パンク~ニューウェーブ以降のバンドもすぐに挙げられるとは思いますが、人によって解釈が分かれることもあって「どれがパワーポップなの?」と疑問に思われている方も多いかもしれません。
その影響源やビートルズやザ・フーなど60年代のバンドにまでさかのぼりますが、こちらの記事では全盛期と言われる70年代から90年代~00年代以降のバンドも含めて、特にパワーポップ初心者の方におすすめしたい名曲をまとめて紹介しています!
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【洋楽】まずはここから!定番のパワーポップ人気曲まとめ(1〜10)
My Best Friend’s GirlThe Cars

ロカビリー風のギターリフと手拍子から始まり、キャッチーなメロディとアイロニカルな歌詞が印象的な、アメリカのThe Carsが1978年10月に発売したシングルです。
バンドのデビューアルバム『The Cars』に収録された本作は、ビルボード・ホット100で35位、イギリスでは3位を記録する大ヒットとなりました。
親友の現在の恋人が実は自分の元カノだという切ない状況を描いた普遍的なテーマが魅力的で、ニュー・ウェーブとパワー・ポップを融合させた革新的なサウンドも相まって、今なお多くのリスナーを惹きつけています。
1979年の映画『Over the Edge』のサウンドトラックにも使用された本作は、切ない恋心を抱える人はもちろん、ドライビング・ミュージックとしてもおすすめです。
The Kids Are AlrightThe Who

The Whoによって1966年にシングル・リリースされた曲。
Pete Townshendによって書かれた、当時のトレンディで反抗的なイギリスの若者であったModsに敬意を表したアンセム・ソングです。
GoldfingerとGreen Dayによってカバーされています。
SurrenderCheap Trick

パワーポップ的な要素とハードロック的なサウンドが見事に融合した傑作が、アメリカはイリノイ州出身のチープ・トリックの代表曲の1つです。
親世代との価値観の違いに戸惑うティーンエイジャーの心情を、ユーモアと皮肉を交えて表現した歌詞も見どころの1つ。
1978年6月に発売されたシングルで、アルバム『Heaven Tonight』のオープニングを飾った本作は、ビルボード・ホット100で62位を記録しました。
映画『スモール・ソルジャーズ』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2』にも使用され、現代に至るまで愛され続けています。
力強い演奏とキャッチーなメロディの組み合わせは、落ち込んだ時や気分が上がらない時にぜひ聴いてほしい1曲です。
【洋楽】まずはここから!定番のパワーポップ人気曲まとめ(11〜20)
New MistakeJellyfish

カリフォルニア州サンフランシスコ出身のジェリーフィッシュが1993年にリリースしたアルバム『Spilt Milk』に収録された壮大なパワーポップ作品です。
クイーンやビートルズ、ビーチ・ボーイズを思わせる贅沢なハーモニーと豪華なオーケストレーションを基調に、メロディアスなパワーポップの魅力が凝縮された楽曲となっています。
本作はイギリスのシングルチャートでは最高55位を記録。
当時グランジやオルタナティブロックが主流だった音楽シーンの中で、バンドの洗練されたサウンドは異彩を放っていました。
ポップミュージックの王道を愛する音楽ファンはもちろん、壮大なアレンジやメロディの緻密さを追求したい方にも必聴の1曲です。
Dirty Little SecretThe All-American Rejects

2000年代のパワーポップには欠かせないグループと言えば、アメリカ・オクラホマ州スティルウォーター出身のThe All-American Rejectsです。
2005年のアルバム『Move Along』から切り取られた心に刺さるナンバーには、秘密の関係に関する葛藤を鮮烈に描いており、エッジの効いたギターワークとタイソン・リッターさんの力強いボーカルが絡み合う印象的なパワー・ポップソングとなっています。
トリプル・プラチナの売上を記録した本作は、映画『ギグロ・マグロ』『シーズ・ザ・マン』など数々の作品でタイアップに起用され、音楽ゲーム『Rock Band』シリーズにも収録されました。
パワーポップの魅力が詰まった青春のアンセムとして、爽快なドライブ中やパーティーの盛り上がりを演出するBGMとしても相性抜群の1曲です。
Starry EyesThe Records

パワーポップ黄金期の立役者として名を馳せたイギリスのThe Recordsによる至高のデビューシングルは、1978年の発売当時から音楽ファンを魅了し続けています。
マネージャーとの確執をテーマに据えながらも、ジョン・ウィックスさんの紡ぎ出すメロディーラインとウィル・バーチさんの巧みな歌詞が見事に融合。
スリリングなギターリフと透明感溢れるハーモニーが、今なお色褪せることのない輝きを放っています。
アメリカでは1979年に発売されたアルバム『Shades in Bed』に収録され、Billboard Hot 100で56位を記録する快挙も。
洋楽でパワーポップらしい楽曲をお探しの方に、ぜひ一度聴いていただきたい1曲です。
Modern KicksThe Exploding Hearts

ザ・エクスプローディング・ハーツが作り上げた、パワーポップの新たな可能性を示す、生命力に満ち溢れた1曲が2003年に発売されたスタジオアルバム『Guitar Romantic』のオープニングを飾りました。
シンプルながらも印象的なギターリフや、疾走感のあるコード進行、そしてキャッチーなフックラインが織りなす見事なメロディは、70年代のブリティッシュパンクとパワーポップの要素を鮮やかに融合させています。
アメリカ・オレゴン州ポートランドを拠点に活動した彼らの音楽性は、The BuzzcocksやThe Jamからの影響を強く感じさせながらも、若々しいエネルギーと洗練されたセンスで独自の世界観を作り上げました。
本作は、Pitchforkが選ぶ「2000年代のトップ500トラック」にランクインするなど、現在も高い評価を受けています。
パンクロックやパワーポップが好きな方はもちろん、キャッチーな楽曲をお求めの方にもお薦めの1曲です。





