RAG MusicRock
素敵なロック
search

プログレッシブロックの名盤。一度は聴きたい人気のアルバムまとめ

近年若い音楽ファンにもにわかに注目を集めつつある、プログレッシブロック。

1960年代後半から始まったとされるプログレッシブロックというジャンルは、ピンク・フロイドやキング・クリムゾン、イエスなど音楽史に残るバンドなどが特に知られていますが、ロックファンであっても「プログレってなんだか敷居が高そう……」といったイメージで敬遠されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

こちらの記事では特に初心者の方に向けて、まずは聴いてほしいプログレッシブロックの名盤を紹介しています。

プログレッシブロックの特性上、1曲だけ聴いてもその真価は分からないものですから、ぜひアルバム単位で聴いてみてください!

プログレッシブロックの名盤。一度は聴きたい人気のアルバムまとめ(1〜10)

Close to the Edge

Close to the EdgeYES

YesSongs #5: YES – Close To The Edge
Close to the EdgeYES

プログレッシブ・ロックの巨匠、YESが1972年にリリースした傑作アルバム『Close to the Edge』。

複雑な構成と斬新な音楽性で知られるこの作品は、バンドの代表作として今なお高い評価を受けています。

ジョン・アンダーソンさんの特徴的なボーカルと、スティーブ・ハウさんの巧みなギターワークが織りなす壮大なサウンドスケープは圧巻。

リック・ウェイクマンさんのキーボードも絶妙な彩りを添えています。

プログレッシブ・ロックの真髄を味わいたい方はもちろん、音楽の新たな可能性を探求したい方にもおすすめの一枚です。

In the Land of Grey and Pink

Golf GirlCaravan

「ワイルド・フラワーズ」を母体とするカンタベリー・ロックの始祖的な存在、キャラヴァン。

ジャズとロックを融合させたクロスオーバーなサウンドを軸に、美しいメロディを押し出した叙情性豊かな音が特徴的です。

1971年にリリースされた『In the Land of Grey and Pink』は、彼らの代表作として知られています。

タイトル曲の幻想的でキャッチーなメロディや、22分に及ぶ大作「Nine Feet Underground」など、プログレッシブ・ロックの名盤として高く評価されています。

複雑な楽曲構成と高度な演奏技術が光る本作は、プログレッシブ・ロックファンならずとも、叙情的な音楽を好む方にもおすすめの一枚です。

Thick as a Brick

Thick as a BrickJethro Tull

Jethro Tull – Thick As A Brick (live in London 1977)
Thick as a BrickJethro Tull

1967年に結成されたJethro Tullは、イアン・アンダーソンさんのフルートを中心とした独特なサウンドと、フォーク、ハードロック、クラシックを取り入れた音楽性で知られるプログレッシブ・ロックバンドです。

1972年にリリースされた『Thick as a Brick』は、全編を通して一つの楽曲として構成されたコンセプト・アルバムであり、8歳の少年が書いたという架空の詩をモチーフにしています。

複雑なリズムや楽曲構成の変化を特徴とし、フォーク、ジャズ、ロックの要素が絶妙に融合された先進的な作品となっています。

プログレッシブ・ロックの醍醐味を存分に味わいたい方にぜひおすすめしたい一枚ですね。

プログレッシブロックの名盤。一度は聴きたい人気のアルバムまとめ(11〜20)

Ashes are Burning

Ashes Are BurningRenaissance

芸術的なプログレッシブ・ロックの世界に魅了されたい方には、ルネッサンスの『Ashes are Burning』がおすすめです。

1969年に結成されたこのバンドは、ロック、フォーク、クラシカルの融合で知られています。

1973年にリリースされたこの4枚目のアルバムは、バンドの代表作の一つ。

Annie Haslamさんの3オクターブの声域とJohn Toutのピアノが織りなす壮大なサウンドは圧巻です。

クラシカルな要素とプログレッシブロックの複雑なアレンジが見事に調和しており、アートロック好きの方も必聴。

特にタイトル曲の11分超えの大作は、プログレの醍醐味を存分に味わえる一曲です。

音楽を通じて新たな世界を探求したい方にぴったりの一枚ですよ。

Future Days

Future DaysCan

Can – Future Days [Full Album]
Future DaysCan

ドイツの実験音楽シーンを代表するCanが1973年に発表した名盤『Future Days』。

アンビエント要素を取り入れたこのアルバムは、ダモ・スズキさんが参加した最後の作品としても知られています。

タイトル曲は、未来への希望と現在を大切にすることの大切さを歌い上げた一曲。

霞がかったようなサウンドスケープが広がる中、ささやくようなボーカルが心地よく響きます。

Krautrockの魅力が凝縮された本作は、プログレファンはもちろん、実験的な音楽に興味のある方にもおすすめ。

夜のドライブのお供にいかがでしょうか?

Pawn Hearts

A Plague of Lighthouse KeepersVan Der Graaf Generator

Van Der Graaf Generator – A Plague Of Lighthouse Keepers (1972)
A Plague of Lighthouse KeepersVan Der Graaf Generator

ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターは1967年にイギリスで結成された、プログレッシブ・ロックの代表的なバンドです。

ピーター・ハミルさんの個性的なボーカルと実験的なサウンドで知られています。

1971年にリリースされた『Pawn Hearts』は、彼らの3枚目のスタジオ・アルバムで、プログレッシブ・ロックの名盤として高く評価されています。

複雑な楽曲構成と情緒的なテーマが特徴的で、特にイタリアでは大きな成功を収めました。

音楽性の幅広さと実験精神に溢れた本作は、プログレッシブ・ロックの醍醐味を存分に味わえる一枚です。

挑戦的な音楽を求める方や、ロックの新たな一面を発見したい方にぜひおすすめしたいアルバムです。

Blackwater Park

Blackwater ParkOpeth

1990年にスウェーデンのストックホルムで結成されたOpethは、プログレッシブメタルにアグレッシブなデスメタルサウンドを取り入れて独自の地位を築いたバンドです。

近年はデスメタル的要素を封印して往年のプログレッシブロックに傾倒している彼らですが、2001年にリリースされた5枚目のスタジオアルバム『Blackwater Park』は、まさに冒頭で述べたような音楽性を存分に味わえるバンドの代表作の一つとして高く評価されています。

ポーキュパイン・ツリーのスティーヴン・ウィルソンさんをプロデューサーに迎え、約6週間の制作期間を経て完成したこの作品は、複雑でダイナミックな楽曲構成が特徴的で、国際的な成功を収めたアルバムとしても知られています。

オーペスの作品の中でまずはこの1枚、と問われたら迷わず本作を挙げたいですね!