プログレッシブロックの名盤。一度は聴きたい人気のアルバムまとめ
近年若い音楽ファンにもにわかに注目を集めつつある、プログレッシブロック。
1960年代後半から始まったとされるプログレッシブロックというジャンルは、ピンク・フロイドやキング・クリムゾン、イエスなど音楽史に残るバンドなどが特に知られていますが、ロックファンであっても「プログレってなんだか敷居が高そう……」といったイメージで敬遠されている方もいらっしゃるかもしれませんね。
こちらの記事では特に初心者の方に向けて、まずは聴いてほしいプログレッシブロックの名盤を紹介しています。
プログレッシブロックの特性上、1曲だけ聴いてもその真価は分からないものですから、ぜひアルバム単位で聴いてみてください!
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プログレッシブロックの名盤。一度は聴きたい人気のアルバムまとめ(1〜10)
Appena un po’Premiata Forneria Marconi

イタリアのプログレッシブ・ロック界を代表するバンド、PFMことプレミアータ・フォルネリア・マルコーニ。
彼らの2ndアルバム『Per un Amico』は、1972年にリリースされた傑作です。
シンフォニック・ロックやハードロックなどの要素を巧みに融合させた楽曲の数々は、プログレファンならずとも魅了されること間違いなしでしょう。
後世のバンドたちにも多大なる影響を与え、批評家筋の高い評価を受けているこのアルバムは、Genesis、Yes、King Crimsonといった名だたるバンドの作品に比肩する内容となっています。
クラシック音楽や伝統的なイタリア音楽の影響も感じられる独自のサウンドは、まさにイタリアン・プログレの真骨頂。
プログレに興味はあるけれど、どこから聴き始めればいいか迷っている方にもおすすめの1枚です。
Golf GirlCaravan

「ワイルド・フラワーズ」を母体とするカンタベリー・ロックの始祖的な存在、キャラヴァン。
ジャズとロックを融合させたクロスオーバーなサウンドを軸に、美しいメロディを押し出した叙情性豊かな音が特徴的です。
1971年にリリースされた『In the Land of Grey and Pink』は、彼らの代表作として知られています。
タイトル曲の幻想的でキャッチーなメロディや、22分に及ぶ大作「Nine Feet Underground」など、プログレッシブ・ロックの名盤として高く評価されています。
複雑な楽曲構成と高度な演奏技術が光る本作は、プログレッシブ・ロックファンならずとも、叙情的な音楽を好む方にもおすすめの一枚です。
A Plague of Lighthouse KeepersVan Der Graaf Generator

ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターは1967年にイギリスで結成された、プログレッシブ・ロックの代表的なバンドです。
ピーター・ハミルさんの個性的なボーカルと実験的なサウンドで知られています。
1971年にリリースされた『Pawn Hearts』は、彼らの3枚目のスタジオ・アルバムで、プログレッシブ・ロックの名盤として高く評価されています。
複雑な楽曲構成と情緒的なテーマが特徴的で、特にイタリアでは大きな成功を収めました。
音楽性の幅広さと実験精神に溢れた本作は、プログレッシブ・ロックの醍醐味を存分に味わえる一枚です。
挑戦的な音楽を求める方や、ロックの新たな一面を発見したい方にぜひおすすめしたいアルバムです。
プログレッシブロックの名盤。一度は聴きたい人気のアルバムまとめ(11〜20)
Thick as a BrickJethro Tull

1967年に結成されたJethro Tullは、イアン・アンダーソンさんのフルートを中心とした独特なサウンドと、フォーク、ハードロック、クラシックを取り入れた音楽性で知られるプログレッシブ・ロックバンドです。
1972年にリリースされた『Thick as a Brick』は、全編を通して一つの楽曲として構成されたコンセプト・アルバムであり、8歳の少年が書いたという架空の詩をモチーフにしています。
複雑なリズムや楽曲構成の変化を特徴とし、フォーク、ジャズ、ロックの要素が絶妙に融合された先進的な作品となっています。
プログレッシブ・ロックの醍醐味を存分に味わいたい方にぜひおすすめしたい一枚ですね。
Ashes Are BurningRenaissance

芸術的なプログレッシブ・ロックの世界に魅了されたい方には、ルネッサンスの『Ashes are Burning』がおすすめです。
1969年に結成されたこのバンドは、ロック、フォーク、クラシカルの融合で知られています。
1973年にリリースされたこの4枚目のアルバムは、バンドの代表作の一つ。
Annie Haslamさんの3オクターブの声域とJohn Toutのピアノが織りなす壮大なサウンドは圧巻です。
クラシカルな要素とプログレッシブロックの複雑なアレンジが見事に調和しており、アートロック好きの方も必聴。
特にタイトル曲の11分超えの大作は、プログレの醍醐味を存分に味わえる一曲です。
音楽を通じて新たな世界を探求したい方にぴったりの一枚ですよ。
Future DaysCan

ドイツの実験音楽シーンを代表するCanが1973年に発表した名盤『Future Days』。
アンビエント要素を取り入れたこのアルバムは、ダモ・スズキさんが参加した最後の作品としても知られています。
タイトル曲は、未来への希望と現在を大切にすることの大切さを歌い上げた一曲。
霞がかったようなサウンドスケープが広がる中、ささやくようなボーカルが心地よく響きます。
Krautrockの魅力が凝縮された本作は、プログレファンはもちろん、実験的な音楽に興味のある方にもおすすめ。
夜のドライブのお供にいかがでしょうか?
Inca RoadsFrank Zappa & The Mothers of Invention

52年という生涯の中で音楽の概念を破壊し続けた鬼才、フランク・ザッパさん。
そのザッパさんが率いるザ・マザーズ・オブ・インヴェンションが1975年にリリースしたのが『One Size Fits All』です。
ジャズやロックを基盤にしつつ、フュージョンやファンクなど様々な要素を融合させた音楽性が特徴的。
George Dukeさんや Ruth Underwoodさんなど、個性豊かなミュージシャンたちが参加し、アルバム全体に深みを与えています。
Billboard 200で26位を記録するなど、商業的にも成功を収めました。
プログレッシブ・ロックの枠を超えた、音楽の自由な可能性を感じたい方にぜひおすすめしたい一枚です。