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プログレッシブロックの名盤。一度は聴きたい人気のアルバムまとめ

近年若い音楽ファンにもにわかに注目を集めつつある、プログレッシブロック。

1960年代後半から始まったとされるプログレッシブロックというジャンルは、ピンク・フロイドやキング・クリムゾン、イエスなど音楽史に残るバンドなどが特に知られていますが、ロックファンであっても「プログレってなんだか敷居が高そう……」といったイメージで敬遠されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

こちらの記事では特に初心者の方に向けて、まずは聴いてほしいプログレッシブロックの名盤を紹介しています。

プログレッシブロックの特性上、1曲だけ聴いてもその真価は分からないものですから、ぜひアルバム単位で聴いてみてください!

プログレッシブロックの名盤。一度は聴きたい人気のアルバムまとめ(11〜20)

One Size Fits All

Inca RoadsFrank Zappa & The Mothers of Invention

52年という生涯の中で音楽の概念を破壊し続けた鬼才、フランク・ザッパさん。

そのザッパさんが率いるザ・マザーズ・オブ・インヴェンションが1975年にリリースしたのが『One Size Fits All』です。

ジャズやロックを基盤にしつつ、フュージョンやファンクなど様々な要素を融合させた音楽性が特徴的。

George Dukeさんや Ruth Underwoodさんなど、個性豊かなミュージシャンたちが参加し、アルバム全体に深みを与えています。

Billboard 200で26位を記録するなど、商業的にも成功を収めました。

プログレッシブ・ロックの枠を超えた、音楽の自由な可能性を感じたい方にぜひおすすめしたい一枚です。

Mekanïk Destruktïw Kommandöh

Hortz Fur Dëhn Štekëhn ẀeštMagma

Hortz fur dëhn stëkëhn west (2017 Remastered Version)
Hortz Fur Dëhn Štekëhn ẀeštMagma

フランスが誇るプログレッシブ・ロックの雄、マグマ。

10代の頃からジャズ・ドラマーとして活動していたクリスチャン・ヴァンデさんを中心に、1969年に結成されたバンドです。

彼らの代表作『Mekanïk Destruktïw Kommandöh』は、1973年3月にリリースされた通算3枚目のアルバム。

独自に創造された言語「Kobaïan」を用いた宇宙オペラという斬新なコンセプトと、プログレッシブ・ロックやジャズ・ロックの要素を融合させた複雑な楽曲構成が特徴的です。

長大な1曲を7つのムーブメントに分けた構成は、まさに圧巻の一言。

多層的なボーカルとダイナミックな展開が織りなす独特の世界観は、音楽の可能性を追求したい方にぜひ体験していただきたい一枚です。

Darwin!

L’evoluzione (Evolution)Banco del Mutuo Soccorso

地球上の生命の誕生と進化をテーマにした野心的なコンセプトアルバムです。

1972年にリリースされたこの作品は、プログレッシブ・ロックファンの間で高く評価されています。

Banco del Mutuo Soccorsoの独特な楽器使用とアレンジが特徴的で、まるで音楽で進化の過程を描写しているかのよう。

シンセサイザーを駆使して動物のような音を生み出すなど、聴く者に強い印象を与えます。

イタリア版ピンク・フロイドと評されるほどの完成度の高さは、プログレファンはもちろん、幅広い音楽愛好家にもおすすめ。

ドライブ中や自然の中で聴くと、より一層その魅力が引き立つことでしょう。

Leftoverture

Carry on Wayward SonKansas

Kansas – Carry on Wayward Son (Official Video)
Carry on Wayward SonKansas

1976年10月、プログレッシブロックの金字塔が生まれました。

Kansasのアルバム『Leftoverture』です。

複雑なアレンジと深遠な歌詞が融合した本作は、人生の旅路や自己発見をテーマに、聴く者の心を揺さぶります。

特筆すべきは収録曲の『Carry On Wayward Son』。

失敗を乗り越え前進する大切さを歌い上げ、今も尚クラシックロック界の代表曲として愛され続けています。

アメリカで500万枚以上を売り上げた本作。

プログレ初心者から熱烈なファンまで、幅広い層に響く魅力的な1枚です。

Octahedron

Since We’ve Been WrongThe Mars Volta

The Mars Volta – Since We’ve Been Wrong (Video)
Since We've Been WrongThe Mars Volta

プログレロックの世界に新たな風を吹き込むThe Mars Voltaが2009年6月に放った意欲作です。

ラテンアメリカ文化における「ランダムな失踪や誘拐」という重いテーマを、独特のサウンドで表現しています。

従来の複雑な構成を抑え、よりポップな要素を取り入れた本作。

Cedric Bixler-Zavalaさんのナチュラルな歌声が心地よく響きます。

社会問題や政治的な内容を織り交ぜた歌詞は、聴く人の心に深く刻まれることでしょう。

プログレファンはもちろん、新しい音楽に挑戦したい方にもおすすめの1枚。

耳を澄ませば、きっと新たな音楽の世界が広がりますよ。

Danger Money

Danger MoneyU.K.

プログレッシブ・ロックの魅力が詰まったU.K.のアルバム『Danger Money』。

緻密に練られたオルガンのメロディ、力強いドラムのビートが融合し、楽曲には独特の緊張感とドラマを演出する幾層もの音の波が心地よく広がります。

1979年3月にリリースされた本作は、エディ・ジョブソンさんとジョン・ウェットンさんが全曲の作詞作曲を手掛けています。

孤独と危険を伴う仕事に就いた主人公の葛藤を描く歌詞は、聴く人の心に深く響くことでしょう。

新たな音楽体験を求めるロックファンにもおすすめの一枚です。

プログレッシブロックの名盤。一度は聴きたい人気のアルバムまとめ(21〜30)

1978

Hommage à Violette NozièresArea

Area – Hommage à Violette Nozières (“Strix”, RAI TV 1978)
Hommage à Violette NozièresArea

プログレッシブ・ロックの傑作として高い評価を得ている名盤です。

1978年にリリースされたこの作品は、ジャズロックとプログレの要素を融合させた斬新なサウンドで聴く人を魅了します。

まるで荒野を駆け抜けるような解放感と高揚感を与えてくれる跳ねるリズムが印象的。

デメトリオ・ストラトスさんの独特のボーカルスタイルも聴きどころの一つです。

社会の腐敗や個人の自由をテーマにした力強い楽曲は、今なお多くの音楽ファンの心を掴んで離しません。

プログレファンはもちろん、新鮮な驚きを求める方にもおすすめの一枚。

ぜひ一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか?