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日本の浪曲。伝統の浪花節(なにわぶし)

「浪花節」(なにわぶし)とも呼ばれる日本の浪曲の中から、スタジオスタッフがおすすめする名曲をご紹介します。

日本の義理・人情を今に伝える貴重なプレイリストです。

日本の浪曲。伝統の浪花節(なにわぶし)(1〜10)

天保水滸伝~笹川の花会(上)二代目玉川勝太郎

浪曲 玉川勝太郎二代目「天保水滸伝~笹川の花会 上」
天保水滸伝~笹川の花会(上)二代目玉川勝太郎

日本浪曲協会六代目会長。

勝太郎の代名詞といえば何と言っても「天保水滸伝」。

「利根の川風…」の伸びやかな名調子はレコードで一世を風靡して、それ以降「水滸伝」は玉川一門のお家芸となりました。

1964年引退、1969年没。

赤垣源蔵 禁酒の条桃中軒雲右衛門

浪曲 赤垣源蔵(禁酒の条)①② (桃中軒雲右衛門) 蓄音機再生
赤垣源蔵 禁酒の条桃中軒雲右衛門

明治~大正期に活躍した浪曲界の伝説の浪曲師。

自身の人生も浪曲の演目になっているほどです。

現存する音源はSP盤レコードのみですが、つやのあるはっきりした声で、当時雲右衛門のレコードが爆発的に売れたのもわかります。

茶碗長屋二代目東家浦太郎

1942年生まれ。

1955年東家楽浦に入門後、1970年には「太田英夫」に改名、1995年二代目東家浦太郎襲名。

日本浪曲協会の第十五代会長も務めました。

この「茶碗長屋」は落語「井戸の茶碗」とほぼ同じストーリーです。

日本の浪曲。伝統の浪花節(なにわぶし)(11〜20)

天保水滸伝 平手の駆けつけ二代目玉川福太郎

1968年、三代目玉川勝太郎に入門。

1974年に二代目福太郎を襲名。

鬼瓦のような強面を活かした豪快な芸風で人気を博しました。

2004年に「天保水滸伝」の5ヵ月連続公演で注目を浴びた僅か3年後に他界、浪曲ファンを悲しませました。

雷電小田原相撲初代京山幸枝若

1926年生まれ。

1941年に初代京山幸枝若を名乗りました。

美声でならし、他ジャンルの芸能人とのジョイント舞台で話題を呼ぶなど、浪曲の普及に尽力しました。

「小田原相撲」を始めとする相撲物や時事ネタ浪曲が十八番。

英国密航広沢瓢右衛門

1897年生まれ。

生来の悪声もあって長く売れませんでしたが、1980年前後に「花王名人劇場」を始めてマスコミで脚光を浴び、80歳を過ぎて売れっ子になりました。

この「英国密航」は瓢右衛門の代表作。

1990年に92歳で没。

平成女事情春野恵子

「進め!

電波少年」に家庭教師のケイコ先生で登場後、浪曲の世界へ。

第一人者・春野百合子に師事して2006年に初舞台、関西を拠点に全国でパワフルに活動するホープ。

この「平成女事情」はくまざわあかね・作の新作浪曲。