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日本の浪曲。伝統の浪花節(なにわぶし)

「浪花節」(なにわぶし)とも呼ばれる日本の浪曲の中から、スタジオスタッフがおすすめする名曲をご紹介します。

日本の義理・人情を今に伝える貴重なプレイリストです。

日本の浪曲。伝統の浪花節(なにわぶし)(1〜10)

天保水滸伝 平手の駆けつけ二代目玉川福太郎

1968年、三代目玉川勝太郎に入門。

1974年に二代目福太郎を襲名。

鬼瓦のような強面を活かした豪快な芸風で人気を博しました。

2004年に「天保水滸伝」の5ヵ月連続公演で注目を浴びた僅か3年後に他界、浪曲ファンを悲しませました。

雷電小田原相撲初代京山幸枝若

1926年生まれ。

1941年に初代京山幸枝若を名乗りました。

美声でならし、他ジャンルの芸能人とのジョイント舞台で話題を呼ぶなど、浪曲の普及に尽力しました。

「小田原相撲」を始めとする相撲物や時事ネタ浪曲が十八番。

英国密航広沢瓢右衛門

1897年生まれ。

生来の悪声もあって長く売れませんでしたが、1980年前後に「花王名人劇場」を始めてマスコミで脚光を浴び、80歳を過ぎて売れっ子になりました。

この「英国密航」は瓢右衛門の代表作。

1990年に92歳で没。

日本の浪曲。伝統の浪花節(なにわぶし)(11〜20)

平成女事情春野恵子

「進め!

電波少年」に家庭教師のケイコ先生で登場後、浪曲の世界へ。

第一人者・春野百合子に師事して2006年に初舞台、関西を拠点に全国でパワフルに活動するホープ。

この「平成女事情」はくまざわあかね・作の新作浪曲。

黄金の花東武蔵

立川談志が「一番好きな浪花節語り」として著書で紹介しています。

歯切れよく威勢の良い口調とともに、その日の新聞記事をすぐ高座に取り入れる才気や、独創性溢れる節回しなど、談志自身とよく似た部分があるためかもしれません。

紀伊国屋文左衛門梅中軒鶯童

1902年生まれ。

戦前SP盤レコードにして大ヒットした「紀伊國屋文左衛門」が終生の代表作となりました。

当時の浪曲師の特徴でもあった胴声(ダミ声)でないのが逆に個性となって、浪曲ファンの間では「鶯童節」と呼ばれました。

唄入り観音経 吉五郎発端の巻三門博

菊地まどかの浪曲の世界 第六回 / 三門 博「唄入り観音経 吉五郎発端の巻」
唄入り観音経 吉五郎発端の巻三門博

日本浪曲協会第九代会長。

三門博といえば「唄入り観音経」と言われるほど、この明るい唄い調子は戦前~戦後の浪曲ファンに愛され、レコード200万枚の大ヒットを記録しました。

美空ひばりによって歌謡曲にもなりました。