日本の浪曲。伝統の浪花節(なにわぶし)
「浪花節」(なにわぶし)とも呼ばれる日本の浪曲の中から、スタジオスタッフがおすすめする名曲をご紹介します。
日本の義理・人情を今に伝える貴重なプレイリストです。
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日本の浪曲。伝統の浪花節(なにわぶし)(11〜20)
黄金の花東武蔵
立川談志が「一番好きな浪花節語り」として著書で紹介しています。
歯切れよく威勢の良い口調とともに、その日の新聞記事をすぐ高座に取り入れる才気や、独創性溢れる節回しなど、談志自身とよく似た部分があるためかもしれません。
紀伊国屋文左衛門梅中軒鶯童
1902年生まれ。
戦前SP盤レコードにして大ヒットした「紀伊國屋文左衛門」が終生の代表作となりました。
当時の浪曲師の特徴でもあった胴声(ダミ声)でないのが逆に個性となって、浪曲ファンの間では「鶯童節」と呼ばれました。
唄入り観音経 吉五郎発端の巻三門博

日本浪曲協会第九代会長。
三門博といえば「唄入り観音経」と言われるほど、この明るい唄い調子は戦前~戦後の浪曲ファンに愛され、レコード200万枚の大ヒットを記録しました。
美空ひばりによって歌謡曲にもなりました。
甚五郎の蟹二代目広沢菊春

1914年生まれ。
初代広沢菊春の実子で、天龍三郎は実弟。
浪曲では名工・左甚五郎を扱った演目は数多くありますが、この「甚五郎の蟹」は落語調のコミカルな内容で、事実「叩き蟹」のタイトルで落語にも移植されています。
野狐三次 大師詣で(一)初代東家浦太郎

戦後の浪曲ブームを支えた一人。
日本浪曲協会会長を三期務めました。
ノドを締めて発声する胴声(ダミ声)では最後の名人と称されます。
1995年、浦太郎の名を二代目に譲って自らは「東家三叟」を名乗り隠居しました。
2004年没。
佐渡情話(一)寿々木米若

おなじみ「佐渡へ佐渡へと…」の一節で始まる名作浪曲「佐渡情話」は、初代寿々木米若が自ら創作して看板芸に仕立てたものです。
人望にも優れ、三期にわたって日本浪曲協会会長を務めました。
戦後浪曲ブームのスターの一人。
日本の浪曲。伝統の浪花節(なにわぶし)(21〜30)
駕籠幽霊酒井雲

1898年生まれ。
16歳で桃中軒雲右衛門に入門したのち、これまでの浪曲とは一線を画した「文芸浪曲」路線を確立。
戦後の浪曲ブームに乗った一人。
歌手の村田英雄が少年浪曲師時代の師匠でもあり、「酒井雲坊」と名付けていました。