演歌歌手、坂本冬美さんの楽曲をご紹介します。
「また君に恋してる」など、誰もが知る名曲をリリースされていますよね。
彼女の魅力といえばやはりその歌唱力ではないでしょうか。
澄み渡った綺麗な歌声に聴き惚れてしまいますね。
彼女は中学生時代の作文で「演歌歌手になりたい」と書いていたそうで、演歌歌手になるべくしてなったと言えるのではないでしょうか。
ではこのプレイリストで坂本冬美さんの名曲の数々をお楽しみください。
坂本冬美の名曲・人気曲(1〜10)
熊野路へNEW!坂本冬美

和歌山県が誇る世界遺産、熊野古道を舞台に、今は亡き大切な人との思い出をたどる旅を描いた1曲です。
坂本冬美さんの情感豊かな歌声が、静寂に包まれた巡礼路の風景と、胸にせまる切ない追憶を浮かび上がらせます。
今は会えない人をしのびながら思い出の地を歩く主人公の姿に、心を揺さぶられる方もいらっしゃるかもしれません。
この楽曲は、2018年9月に発売されたコンセプトシングル『ふるさとの空へ』に収録された作品です。
故郷を離れて暮らす方や、大切な思い出を胸に抱く方の心に、じんわりと染み渡るのではないでしょうか。
浪花魂坂本冬美

デビュー曲『あばれ太鼓』を彷彿とさせる力強いサウンドと艶やかな歌声が見事に調和しています。
2025年3月に発表された本作は、関西出身の坂本さんが初めて大阪をテーマに歌い上げた楽曲。
豪華な作家陣が手掛けており、やしろようさんが20年ぶり、岡千秋さんが9年ぶりにタッグを組んでいます。
壁にぶつかった時こそ前を向いて進む大切さを、情感たっぷりに描き出しています。
まさに、人生のつらい時期を乗り越えようとしている方の心に寄り添う1曲だと感じます。
ほろ酔い満月坂本冬美

妖艶かつ情熱的なメロディーで人気を集めた坂本冬美さんの名作『ほろ酔い満月』。
本作は演歌というよりも歌謡曲の要素が強く、演歌の代名詞であるこぶしはほとんど登場しません。
唯一登場するこぶしはサビ部分のラストなのですが、ここもこぶしというよりは、やや強いビブラートといった感じのこぶしなので、明確に音程を上下させる必要はありません。
もちろん、ビブラートが必須なので、一般的なポップスよりは高い難易度をほこりますが、演歌歌手の楽曲としては無類の歌いやすさをほこります。
百夜行坂本冬美

多くの名曲を持つ坂本冬美さんですが、その中でも屈指の切ない楽曲として知られるのがこちらの『百夜行』。
本作は非常にゆったりとしたテンポの作品で、演歌というよりは歌謡曲のテイストが強い作品です。
演歌特有のこぶしと言えるような音階の変化は一切なく、全体を通して、抑揚はありながらも、起伏の少ないシンプルなボーカルラインにまとまっています。
やや高いように思えるかもしれませんが、全体のキーは低めなので、しっかりとキーを合わせれば、誰でも歌い切れます。
酔中花坂本冬美

2022年にリリースされた坂本冬美さんの楽曲『酔中花』。
二葉百合子さんに師事を受けたいた坂本冬美さんですが、晩年は難しい演歌の他にも、キャッチーな演歌にも取り組んでいます。
その中でも特に歌いやすい作品が、本作です。
こぶしがまったく登場しないわけではありませんが、全体的な難易度は低く、何度も音程を上下させるようなこぶしは登場しません。
音域はやや広めですが、声が裏返ってしまったとしても、聞き手にとってはこぶしのように聞こえるので、声域が狭い方でも歌いやすい楽曲です。