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恐ろしい音楽のススメ~実は怖いあの曲

聴いただけでぞくっとしてしまうような、恐怖を感じてしまう作用を持つのも音楽という芸術ジャンルの側面ですよね。

今回の記事では、怖い音楽をテーマに掲げてさまざまな音楽をピックアップ。

定番のホラー映画のテーマ曲からクラシック音楽を中心として、ロックやポピュラー音楽なども含めて幅広く選曲しています!

聴いているだけではとくに怖いと感じられない楽曲も、実は楽曲の背景を知れば途端に怖くなってしまう……そんな発見があるかも?

ぜひチェックしてみてくださいね。

恐ろしい音楽のススメ~実は怖いあの曲(1〜20)

TotentanzFranz Liszt

重厚極まりないピアノが生み出す神秘的かつ不穏な空気は、この楽曲ならではのものでしょう。

「ピアノの魔術師」とも呼ばれ、超絶技巧を持ち合わせたピアニストのフランツ・リストによって作曲されたもので、日本では『死の舞踏』という邦題でも知られています。

少しややこしいのが、同じく『死の舞踏』という邦題で著名なサン=サーンスの交響詩とは別の楽曲でありつつ、リスト自身がサン=サーンス版の『死の舞踏』に感銘を受けて、自身のオリジナル曲の『死の舞踏』とは別にサン=サーンス版の『死の舞踏』をピアノ独奏用編曲版として発表しているのですね。

今回紹介しているのは、原題が『Totentanz』というリスト作の楽曲であり、自身が編曲したピアノ独奏版です。

グレゴリオ聖歌『怒りの日』のフレーズを用いており、静と動のパートのコントラストがあまりにも美しくドラマチックです。

モチーフとなったという14世紀のフレスコ画『死の勝利』を眺めながら、この曲を聴いてみてはいかがでしょうか。

Goldberg Variations, BWV 988J.S.Bach

Glenn Gould plays Bach – The Goldberg Variations, BMV 998 (Zenph re-performance)
Goldberg Variations, BWV 988J.S.Bach

映画などのサウンドトラックとして起用されたがゆえに、恐怖と結びついてしまったクラシック音楽、実は結構ありますよね。

「音楽の父」と称される、バッハが1741年に発表したチェンバロのための変奏曲、俗称『ゴルトベルク変奏曲』として知られるこちらの楽曲もその1つでしょう。

楽曲としては高度な演奏技術が求められる作品であり、世に衝撃を与えた天才ピアニストのグレン・グールドさんによる名演をはじめとして、世界中の演奏家が挑戦し続けるクラシック音楽の傑作です。

同時に、ある映画を見た方であればこの楽曲はあまりにも不吉なものとして感じられるのではないでしょうか。

1990年に公開された大傑作映画『羊たちの沈黙』において、衝撃的なシーンでこの曲が使われており、恐怖を最大限にまで高める演出が成されているのです。

曲のイメージすら変わってしまうかもしれませんから、まだ映画をご覧になっていない方は要注意です。

AEnimaTool

TOOL – Ænema (Official Video)
AEnimaTool

トゥールの名曲『AEnima』。

複雑な迷宮の中に迷い込むように展開していく音像、最初こそ抑えがちながらも、徐々に高まっていく歌声、激しさと静けさを繰り返しながら、なお深い淵に沈み込んでいくように曲は続きます。

不気味に繰り返されるフレーズと、突如始まる美しいメロディー、催眠的リフレイン、呟きとシャウト、その世界はダークな芸術にして難解なパズル。

是非何度か聴いて、その深みにはまって帰れなくなって下さい。

Gloomy SundayBillie Holiday

ヨーロッパやアメリカでは、自殺の聖歌として有名な「Gloomy Sunday」。

当時、この曲を聴いて、世界中で自殺者が続出したという都市伝説があり、有名になった一曲です。

1935年に発表されて以来、現在に至るまで数多くのアーティストによって歌われていて、ハングリー語やフランス語など各国で歌われていますね!

日本で話題となったカバーは、シャンソンに影響を受けた歌手を中心に、越路吹雪さんから夏木マリさんまで色んなバージョンを聴き比べてみるのも面白いですよ!

Main TitleJerry Goldsmith

映画史に残る名作のサウンドトラックを多く手掛けた偉大な作曲家、ジェリー・ゴールドスミスさんが手掛けた名曲です!

1979年に公開された名作映画『エイリアン』のメイン・テーマ曲であり、劇的な展開や耳に残るメロディがないからこそ、重厚感や言い知れぬ不安と恐怖が聴き手の胸に残りますよね。

次作の『エイリアン2』で監督がリドリー・スコットさんからジェームズ・キャメロンさんへと変更され、作風も一変したことを考えると、音楽の担当もゴールドスミスさんからジェームズ・ホーナーさんへとバトンタッチしたことは必然だったと言えるのではないでしょうか。

宇宙船の中という閉鎖空間で展開していく恐怖は、やはり第一作目が突出していますし、ゴールドスミスさんの楽曲は忍び寄る恐ろしさをうまく表現していると感じます。

シリーズを通して音楽がどのように変化したのをチェックしてみるのも、おもしろいかもしれません!