ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介
ベートーヴェンやシューベルトのロマン的後継者として評価され、交響曲から合唱曲まで幅広い分野で作品を残した作曲家、ロベルト・シューマン。
彼の作品はこれまでに、ピアノ曲と歌曲においてとくに注目されてきました。
古典派とロマン派の両方の様式を上手く掛け合わせており、ほかの作曲家にはない叙情的でロマンティックな作品が多く存在します。
今回はそんなシューマンの名曲、代表曲をピックアップしました。
後の作曲家にも大きく影響を残したシューマンの作品を、ぜひ聴いてみてください。
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ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(121〜130)
スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスRobert Schumann

白熱する運動会の競技をさらに勢いづける曲と言えば『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス』。
1964年に公開された映画『メリー・ポピンズ』の劇中で使用されており、日本でも数多くのアーティストがカバーしています。
疾走感のあるリズムにのせたユーモラスな歌唱が印象的ですね。
リレーや玉入れなど、スピード感のある種目を応援する時のダンスにもぴったり。
おまじないのようにくり返されるフレーズとともに軽快な踊りを披露してみてくださいね!
子供のためのアルバム 作品68-14「小さな練習曲」Robert Schumann

「ひそやかに、そしてきわめて均等に演奏するように」と楽譜に示されている、『子供のためのアルバム』の第14曲『小さな練習曲』。
練習曲のように音が規則正しく並べられていますが、和音の進行にシューマンらしいやわらかさを感じられる、機械的な指練習のための曲とは一線を画す作品となっています。
明るく穏やかな和声の流れをきれいに演奏するためには、音の粒をそろえることが欠かせません。
楽譜を読んでいく段階から、ゆったりとしたテンポで正しい手のフォームを意識して練習していくのがオススメです!
子供のためのアルバム 作品68-1「メロディ」Robert Schumann

ロベルト・シューマンが子供や若い世代のために書いた43曲からなるピアノ小品集『子供のためのアルバム』の第1曲『メロディ』。
シンプルで温かみのある旋律にシューマンらしさを感じる、美しい楽曲です。
音が少なくお子さまでもチャレンジしやすい曲ですが、穏やかな美しさを表現するためには、左右のバランスを意識することが大切!
右手のやさしいメロディーが主役になるよう、左手の音量をなるべく抑えて、丁寧に弾いてみてくださいね。
「子供の情景」より「見知らぬ国と人々について」Robert Schumann

全13曲からなる「子供の情景」。
それぞれの曲にタイトルがついています。
7曲目の「トロイメライ」が人気ですが、この1曲目「見知らぬ国と人々」も人気があります。
大人が話す異国の話に夢中になって聴く子供たちの様子が見えてくるようです。
こどものためのアルバム 作品68-14「小さな練習曲」Robert Schumann

「ひそやかに、そしてきわめて均等に演奏するように」と楽譜に示されている、『子供のためのアルバム』の第14曲『小さな練習曲』。
練習曲のように音が規則正しく並べられていますが、和音の進行にシューマンらしいやわらかさを感じられる、機械的な指練習のための曲とは一線を画す作品となっています。
明るく穏やかな和声の流れをきれいに演奏するためには、音の粒をそろえることが欠かせません。
楽譜を読んでいく段階から、ゆったりとしたテンポで正しい手のフォームを意識して練習していくのがオススメです!
こどものためのアルバム 作品68-1「メロディ」Robert Schumann

子供や若い世代のためにロベルト・シューマンが書いた43曲からなるピアノ小品集『子供のためのアルバム』の第1曲『メロディ』。
シンプルで温かみのある旋律にシューマンらしさを感じる、美しい楽曲です。
音が少なく初心者の方でもチャレンジしやすい曲ですが、穏やかな美しさを表現するためには、左右のバランスを意識することが大切!
右手のやさしいメロディーが主役になるよう、左手の音量をなるべく抑えて、丁寧に弾いてみてくださいね。
交響曲第3番変ホ長調 Op.97『ライン』Robert Schumann

シューマンがヴェートーベンの交響曲第3番「英雄」に憧れて作られた曲です。
確かに英雄という感じもするのですが、私のイメージは権力のある王女が手を引かれ颯爽と舞踏会などの会場に登場する場面をイメージしました。
やはり曲調は個性ですので、ロマンチックなステキな曲です。
春Robert Schumann

春、花のつぼみや、寒さから解き放たれた生き物が活動を始めるかのように、すがすがしい音楽がとても心地よい曲調となっています。
シューマンの人柄、性格は、やはりそのまま音楽に反映されているのではないでしょうか?
この曲独特のリラックス感が好きな人も多いでしょう。
ドイツ風ワルツRobert Schumann

シューマンがこの曲を作曲した当時、エルネスティーネという女性に好意を抱いており、彼女の出身地であるボヘミアの「アシュ」という地名を音名にあてはめ、この動機をもとに作曲することを思いつきます。
「謝肉祭」はこの動機を中心に作られた、謎解き的な作品となっています。
曲はそれぞれ標題の付けられた20曲から成っており、連続して演奏されます。
その第16番目であるこの曲は、「アシュ」の動機ではじまる優雅でダイナミックなワルツです。
中間部にパガニーニが登場し、その名の通り難技巧を要する曲です。
幻想小曲集作品12より「飛翔」Robert Schumann

冒頭の力強いメロディが有名です。
何回か飛び立とうとする助走のようなメロディや、冒頭のメロディが断ち切られて終わるラストも印象的です。
この曲単独でよく演奏される、派手で指の動きも多いので演奏会向きの曲です。
ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(131〜140)
楽しき農夫Robert Schumann

ドイツ出身、ロマン派を代表する作曲家、シューマンによる楽曲です。
とても短い曲ですが、明るくて楽しそうなメロディーが特徴です。
タイトルも「楽しき農夫」というくらいですから、農夫さんが楽しそうに作業しているところを想像しながら演奏すると良いでしょう。
Mai, lieber MaiRobert Schumann

演奏時間わずか2分40秒ほどの小さなピアノ曲です。
この曲は、シューマンの作曲した「子供のためのアルバム Op.68」の13曲目に収録。
ドイツでは、春が待ち遠しく本格的な春がやってくる5月はもっとも麗しい季節とされ、数多くの芸術作品に讃えられています。
「子供の情景」より第1曲「知らない国々」Robert Schumann

「兄と弟」編で使用されているこの曲は、ドイツの作曲家ロベルト・シューマンによって制作されました。
恋人への強い気持ちが生んだ楽曲だと言われています。
多くの作曲家、クラシック好きから高い評価を得ています。
子供の情景 作品15-1「見知らぬ国」Robert Schumann

ロベルト・シューマンが「子供心を描いた大人のための作品」として残したピアノ小品集『子供の情景』の第1曲目。
同時代を生きた作曲家フランツ・リストが、この曲について「娘が夢中になって弾いてとせがんでくるんだ」と語ったという逸話も残されています。
1838年に作曲されたこの曲は、『異国から』などのタイトルでも親しまれており、発表会曲としても人気の作品です。
ゆったりと流れるメロディーが美しい曲なので、慣れてきたら、ペダルを効果的に入れる練習もしてみましょう。
子供の純真無垢な心情や無限の想像力を表現した本作は、ピアノ愛好家の心を今なお魅了し続けています。
子供の情景 作品15-7「トロイメライ」Robert Schumann

夢見心地な美しい旋律に思わずうっとりしてしまう、ロベルト・シューマンの代表作。
子供心を描いた大人のためのピアノ作品として作曲された曲集『子供の情景 Op.15』の第7曲目に収録されている楽曲です。
1838年2月から3月という短期間で作曲されたこの曲集は、シューマンの創造力と感情表現の深さを見事に示しています。
本作は、ピアノだけでなく、バイオリンやチェロ、フルートなど、さまざまな楽器で演奏されており、クラシックファンのみならず、多くの人の心をとらえています。
じっくり聴いて味わうもよし、ピアノで演奏してその旋律と和声の美しさにひたるもよし!
心地よいメロディとともに、穏やかなひとときをお過ごしください。
幻想小曲集 作品12-2「飛翔」Robert Schumann

ロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマンの『幻想小曲集 作品12』の2曲目は、情熱的な側面を象徴するフロレスタンの欲望を描いています。
力強い短調と柔らかな長調が見事に組み合わさり、聴く者の心を揺さぶる魅力的な曲です。
繊細なタッチやダイナミックな強弱の練習にもぴったりの1曲。
1837年に作曲されたこの曲集は、シューマンの内面の二重性を表現するために創作されました。
ピアノ学習者の憧れの的でもあるこの曲、ドラマチックな展開を十分に表現できるよう、テクニックだけでなく音楽的表現にも深い意識を傾けて練習してみましょう。
交響的練習曲 Op.13Robert Schumann

ドイツ・ロマン派を代表する作曲家、ロベルト・シューマン。
彼が残したピアノ独奏曲『交響的練習曲 Op.13』は、練習曲の枠を超えた高度な表現力を要求する作品集です。
この曲は、シューマンの友人であるイギリス人作曲家ウィリアム・ベネットに献呈されました。
当初は12曲で出版されましたが、1852年の改訂版では曲数が減らされ『変奏曲形式による練習曲』と改題。
没後の1890年、ブラームスの校訂で未発表の5曲が加えられた全17曲の第3版が完成しました。
一貫して流れるモチーフを軸に、多彩な変奏が繰り広げられる『交響的練習曲』は、シューマンのピアノ作品の中でも最難関とされています。
複雑な和声とテクニックを駆使して、彼の創造力の探求の軌跡をたどってみてはいかがでしょうか?
幻想曲 ハ長調 Op.17Robert Schumann

ロマン派の巨匠、ロベルト・シューマンは、ピアノ音楽や歌曲で名高い作曲家です。
彼の代表作である『幻想曲 ハ長調 Op.17』は、クララ・ヴィークとの結婚前の複雑な感情が込められた、情熱的な愛の手紙のような役割を果たしています。
3つの楽章には、シューマンの抑制できない情感が表現され、特に第1楽章では、ベートーヴェンの『遠き恋人に寄せる歌』からの引用によって、クララへの深い慕情が感じられます。
本作は技術的にも非常に高度な作品ですが、シューマンとクララの愛を体現した美しく親密な音楽は、ロマンティックな雰囲気を楽しみたい人にオススメです。
おわりに
ロベルト・シューマンの名曲、代表曲をご紹介しました。
ほかの作曲家にはない、シューマン独特の音楽性を感じられたでしょうか?
妻クララへの思いをのせた作品も多くあり、彼の繊細さや深い愛も伝わりますね。
子供のために作られたピアノ曲もたくさんあるので、ピアノをこれから始める方も、ぜひレパートリーの一つとして取り組んでみてください!