ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介
ベートーヴェンやシューベルトのロマン的後継者として評価され、交響曲から合唱曲まで幅広い分野で作品を残した作曲家、ロベルト・シューマン。
彼の作品はこれまでに、ピアノ曲と歌曲においてとくに注目されてきました。
古典派とロマン派の両方の様式を上手く掛け合わせており、ほかの作曲家にはない叙情的でロマンティックな作品が多く存在します。
今回はそんなシューマンの名曲、代表曲をピックアップしました。
後の作曲家にも大きく影響を残したシューマンの作品を、ぜひ聴いてみてください。
ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(31〜40)
こどものための3つのソナタ 作品11 第1番「2.主題と変奏」 Op.118a-2Robert Schumann

温かみがあふれる主題と変奏が魅力のこの曲は、シューマンが娘たちへの愛情を込めて作曲した教育的作品です。
1853年に出版された『こどものための3つのソナタ』の第1番から取り出された第2楽章で、穏やかな主題からさまざまな表情へと展開していきます。
変奏を通じて音楽的表現の幅を広げることができるため、豊かな感性を育みたい方におすすめです。
ゆったりとしたテンポで始まり、技巧的に難しい箇所も少ないので、クラシックピアノに挑戦したい初めての方でも無理もなく取り組めるでしょう。
シューマンらしい詩情があふれる世界観を味わいながら、変奏曲の美しさと深さを学べる一曲です。
子どもの情景 第1曲 見知らぬ国と人々Robert Schumann

一度は聴いたことがあるという人も多いのではないでしょうか、この曲はシューマン作曲のクラシック音楽です。
子どものころを思い出すような優しく、穏やかな曲調が聴いている人の気持ちを穏やかに、リラックスさせてくれます。
ピアノ協奏曲第1楽章Robert Schumann

シューマンが唯一完成させたピアノ協奏曲です。
ピアノ曲や歌曲は数多く作っていましたが、この頃4つの交響曲をはじめ、いろいろな管弦楽作品も手がけるようになりました。
第1楽章が先にできあがり、第2、3楽章は4年後の完成です。
時にはピアノがオーケストラの伴奏を受け持ったり、メロディーをかけあったりと、ピアノをオーケストラ楽器の1つとして扱っているところもあります。
森の情景 Op. 82 – 第7曲 予言の鳥Robert Schumann

静寂を切り裂くように響く神秘的な和音から始まるこの楽曲は、楽しいだけではなく、ちょっと怖いハロウィンを演出したいときにぴったりですね。
ロベルト・シューマンといえばドイツ・ロマン派を代表する作曲家ですが、本作はシューマンのピアノ曲のなかでも特に幻想的な魅力を持つ作品です。
精神的に不安定な時期にあった1848年から1849年にかけて作られたピアノ曲集『森の情景 Op. 82』の第7曲で、まるで未来を告げる鳥の不吉な予言を聴いているかのよう。
そのミステリアスな響きは、聴く人を一気に異世界へと誘います。
1850年頃に公開された作品ですが、その詩的な世界観は今なお多くの人の心をとらえ続けています。
静かな秋の夜長に、本作をBGMとして物思いにふけってみてはいかがですか。
こどものためのアルバム 作品68-4「コラール」Robert Schumann

難易度低めのロベルト・シューマンによる作品といえば、全43曲からなるピアノ小品集『子供のためのアルバム』は外せません。
タイトルにこどものためのあるくらいなので、こどもであっても弾ける難易度の曲集となっています。
その中から、第4曲「コラール」はおすすめです。
シューマンの作品は、優しめでも符頭や交差するようなこともあり、頑張れば弾けるのですが弾きにくいという印象の一因にもなっています。
この「コラール」はそのシューマンには珍しく交差することもなく、シンプルな譜面でとても弾きやすい曲です。
今すぐ弾けるクラシック音楽としてもおすすめです。
ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(41〜50)
チェロ協奏曲 イ短調Robert Schumann

1850年の作品。
ロマン派のチェロ協奏曲として、多くの演奏機会に恵まれている。
全3楽章からなり、切れ目なく演奏される。
全体的に音域が高く、重音も見られるため、チェロ奏者の中では難易度の高い曲とされている。
ピアノ四重奏曲 変ホ長調Robert Schumann

本作は、「室内楽の年」と呼ばれる1842年に生み出された傑作です。
全4楽章からなり、シューマンの創造性と革新性が存分に発揮された作品。
第1楽章では、ベートーヴェンの影響を感じさせる力強い動機が展開され、第2楽章のスケルツォは軽快なリズムが印象的。
第3楽章では、チェロの特殊調弦による独特な響きが心に染みます。
フィナーレは華やかなフガートで締めくくられ、シューマンの家庭への愛情が感じられる温かさにあふれています。
室内楽ファンにぜひオススメの1曲です!
マンフレッド序曲Robert Schumann

1852年に初演された、独唱と合唱、オーケストラのための劇音楽作品である。
イギリスの詩人バイロンの詩劇「マンフレッド」のために書き下ろされた。
序曲と15の音楽からなる。
全体を通してトランペットが効果的に用いられている。
ヴァイオリンソナタ第2番 ニ短調Robert Schumann

ヴァイオリンソナタ第1番のわずか40日後に作曲されており、第1番よりも演奏される機会が多い本作。
シューマンは第1番のできにあまり満足できず、その反省を踏まえて、バランスや構成に十分な配慮を払って作曲したそうです。
フェルディナンド・ダビッドに献呈されており、ヴァイオリニストのヨアヒム・ヨージェフは「感情の驚くべき統一性と主題の意義から、当代の最もすぐれた作品の一つと考える」と賞讃しました。
ヴァイオリン協奏曲 イ短調Robert Schumann

シューマンの遺作。
ヴァイオリン奏者のヨアヒムの依頼で1853年に作曲されたが、ヨアヒムはこれを取り上げることなく封印し、クララも「決して演奏してはならない」と家族に言い聴かせていた。
しかし作者の没後80年後に発見され、再び注目されることとなった。


