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ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介

ベートーヴェンやシューベルトのロマン的後継者として評価され、交響曲から合唱曲まで幅広い分野で作品を残した作曲家、ロベルト・シューマン。

彼の作品はこれまでに、ピアノ曲と歌曲においてとくに注目されてきました。

古典派とロマン派の両方の様式を上手く掛け合わせており、ほかの作曲家にはない叙情的でロマンティックな作品が多く存在します。

今回はそんなシューマンの名曲、代表曲をピックアップしました。

後の作曲家にも大きく影響を残したシューマンの作品を、ぜひ聴いてみてください。

ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(61〜70)

こどもの情景 Op.15 第7曲「トロイメライ」Robert Schumann

フジコ・ヘミング「トロイメライ(子供の情景 作品15 ~ 第7曲)/ シューマン」
こどもの情景 Op.15 第7曲「トロイメライ」Robert Schumann

ドイツが生んだロマン派を代表する作曲家、ロベルト・シューマンによる『子供の情景』はシューマンのピアノ曲の中でも非常に有名な作品の1つで、本稿で紹介しているのは特に有名な第7曲『トロイメライ』です。

演奏技術的な面よりも、繊細な表現力が重要視されるタイプの作品で、タイトル通り夢見心地で優しい雰囲気を持った楽曲ですよね。

なかなか眠れない真夏の夜でもこの曲を子守歌のように聴けば、安眠効果があるかもしれません。

余談ながら、子供というタイトルは付いていますが子供向けの作品ではなく、大人の視点で見た「子供時代の情景」とでも言うべき作品なのですね。

ピアノが弾ける方であれば、こちらの『子供の情景』に賛辞を送ったフランツ・リストのように娘さんに弾いて聞かせるのもいいですが、子供の頃の思い出に浸りながら自分のために弾いてみてはいかがですが。

クライスレリアーナ Op.16 第7曲Robert Schumann

シューマン : クライスレリアーナ第7曲【04_激しい・速い楽譜と説明付きクラシックピアノ曲】
クライスレリアーナ Op.16 第7曲Robert Schumann

非常に情熱的で劇的な表現が特徴的なこの曲。

急速なテンポとハ短調の調性が融合し、聴く者の心をつかみます。

約2分30秒の短い演奏時間ながら、ロベルト・シューマンの内面的な葛藤や情熱が凝縮されています。

激しいアクセントを持つアルペッジョの繰り返しが緊張感を高め、中間部のフガートとの対比が印象的です。

1838年に作曲された本作は、シューマンがクララ・ヴィークとの結婚に反対され苦悩していた時期の作品。

ロマン派音楽の特徴である感情表現の豊かさが存分に発揮されており、ピアノ演奏の技術と表現力が試される1曲です。

クラシック音楽の深い感動を味わいたい方におすすめの名曲です。

トッカータ ハ長調 Op.7Robert Schumann

シューマン: トッカータ ハ長調,Op.7 Pf.フレディ・ケンプ:Kempf,Freddy
トッカータ ハ長調 Op.7Robert Schumann

シューマンの難曲として名高い作品、『トッカータ ハ長調 Op.7』。

「トッカータ」は日本語で「触れる」といった意味で、シューマンは演奏家の手慣らしをかねた即興曲として作ったようです。

しかしこの作品、決して簡単な曲ではありません。

むしろ、シューマンの作品のなかでもトップクラスの難易度をほこります。

高い演奏効果を追い求めた結果、難所が非常に多く、第1主題も第2主題も高度なテクニックを求められる仕上がりとなっています。

レクイエム 変ニ長調 Op.148Robert Schumann

Robert Schumann (1810-1856): “Requiem”, Op.148 (1852).
レクイエム 変ニ長調 Op.148Robert Schumann

「安息を」と訳される『レクイエム』は、カトリック教会の追悼ミサで演奏される曲。

プロテスタントの牧師の家系に育った作曲家であるロベルト・シューマンが書いたレクイエムは正式な典礼用ではなく、シューマン自身が「自分のために書いている」と語っています。

実際に彼の最後の大作となった作品で、シューマンらしい詩的でうつうつとしたフレーズが、痛ましくも美しい世界へといざないます。

勇敢な騎手 「こどものためのアルバム」よりRobert Schumann

【先生が弾く】シューマン:勇敢な騎手 「子供のためのアルバム」より Schumann ”Wilder Reiter” Album für die Jugend Op .68
勇敢な騎手 「こどものためのアルバム」よりRobert Schumann

疾走感があふれる音の連なりと力強いリズムが印象的な名曲で、アルバム『こどものためのアルバム』に収録されています。

1848年に長女マリーの誕生日プレゼントとして作曲された本作は、わずか1分ほどの短い演奏時間ながら、豊かな音楽性と高い芸術性を備えています。

スタッカートを効かせた躍動的なフレーズと、イ短調の調性が生み出す緊張感が絶妙に調和し、馬に乗って駆け抜ける騎士の勇ましい姿が目に浮かぶようです。

シンプルな構成でありながら表現力に富んだ本作は、短い演奏時間で聴衆を魅了したい方や、力強い曲調がお好みの方におすすめです。

国際的なピアノ検定試験の課題曲としても採用され、世界中で親しまれている1曲です。

子供のためのアルバム Op.68 第8曲「勇ましい騎手」Robert Schumann

大崎 夏輝(ピアノ)シューマン/勇ましい騎手(第41回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会)
子供のためのアルバム Op.68 第8曲「勇ましい騎手」Robert Schumann

活気に満ちた曲!

この曲は、1848年にクラシック作曲家のロベルト・シューマンが愛する娘のために手掛けたピアノ小品集『子供のためのアルバム』に収められています。

スタッカートで刻むリズムは馬の軽快な足音のようで、とても勇ましい雰囲気!

短調のメロディが切ない表情を見せますが、決して暗く重々しい印象にならないよう気をつけましょう。

中間部で明るいヘ長調へと変わる部分では、その美しい対比を生かして、物語を紡ぐように演奏してみてくださいね。

子供のためのアルバム Op.68 第8曲「勇敢な騎士」Robert Schumann

【ピアノ発表会おすすめ】乱暴な騎士(勇敢な騎手)♫ シューマン / Wilder Reiter Op.68-8, Schumann
子供のためのアルバム Op.68 第8曲「勇敢な騎士」Robert Schumann

ドイツのロマン派を代表する作曲家、ロベルト・シューマンのピアノ曲、何だか難しそう……と思われる方も多いかもしれませんが、発表会でもおすすめできる作品はちゃんと存在します。

『乱暴な騎士』という邦題でも知られるこちらの『勇敢な騎士』は、短いながらも三部形式の楽曲構成で中間部の転調など練られた楽曲展開のドラマ性やロマン派らしい旋律を味わえる名曲で、技術的にもそこまで難しいものではないため、挑戦しやすい作品と言えましょう。

8分の6拍子というリズムと連続する3連符に注意しつつ、乱暴になりすぎない程度に力強く演奏してみてくださいね。

幻想小曲集 op.12 飛翔Robert Schumann

シューマン 幻想小曲集 op.12 飛翔 [ Schumann Fantasiestücke Op.12 ]
幻想小曲集 op.12 飛翔Robert Schumann

ドイツロマン派の作曲家、ロベルト・シューマンの『幻想小曲集』の第2曲、5番目の『夜に』とともに高い人気を誇る作品です。

クラシックファンでなくとも、耳にしたことのある方の多い曲といえるのではないでしょうか。

8分の6拍子の曲でテンポも速いことから、中級の中でもハイレベルな曲といえます。

このような曲集の場合、自分が弾かない曲も通して聴いてみることで、この曲集の意図がつかみとりやすくなります。

ぜひ全曲通して聴きながら、イメージを膨らませてみてくださいね。

ピアノ協奏曲 イ短調 作品54Robert Schumann

シューマン: ピアノ協奏曲 イ短調 作品54 リヒテル / マタチッチ 1974
ピアノ協奏曲 イ短調 作品54Robert Schumann

『ピアノ協奏曲 イ短調 作品54』は、シューマン作曲です。

激しいなかにもおだやかさがある曲です。

シューマンらしい、気品ある旋律に心を奪われてしまいそうな、素晴らしい協奏曲です。

チャイコフスキーや、有名なピアノ協奏曲とはまたひと味違う作品になっています。

聴き比べてみるのも楽しいと思いますよ。

ぜひ聴いてみてくださいね。

幻想小曲集 飛翔 Op.12-2Robert Schumann

PTNA2013コンペ全国決勝/E級 銅賞 道川ゆりは シューマン:幻想小曲集より 飛翔 Op.12-2
幻想小曲集 飛翔 Op.12-2Robert Schumann

ロベルト・シューマンの名作『幻想小曲集 飛翔 Op.12-2』。

ピアノ発表会で頻繁に演奏されるため、ご存じの方も多いのではないでしょうか?

難易度としてはショパンの『子犬のワルツ』よりはやや難しいといったところで、中級者の課題曲として人気を集めています。

そんなこの楽曲のポイントは17小節目からの右手。

1番上の声部をハッキリ演奏することに注力しすぎると音が固くなってしまうので、横の流れを意識しながら演奏するようにしましょう。

ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(71〜80)

子供のための3つのソナタ 作品118a-1ト長調Robert Schumann

シューマン:子供のための3つのソナタより(ユーリエの思い出)Op.118a-1
子供のための3つのソナタ 作品118a-1ト長調Robert Schumann

「子供」という言葉が付く作品を数多く残しているシューマンは、子煩悩だったことで知られている作曲家。

『子供のための3つのソナタ 作品118a-1ト長調』は、そんなシューマンが三女ユーリエのために書いたとされています。

まるで、やさしく温かみあふれるメロディーが、愛情の深さを物語っているかのような作品です。

ゆったりとしたテンポで音数も少ないため、お子さまでも感情をこめて弾きやすい楽曲といえるのではないでしょうか。

子供の情景 作品15-13「詩人のお話」Robert Schumann

シューマン: 子供の情景,Op.15 13. 詩人のお話 pf.グヤーシュ・マールタ:
子供の情景 作品15-13「詩人のお話」Robert Schumann

『子供の情景』の第13曲『詩人の話』は、終始穏やかで落ち着いた雰囲気の楽曲。

詩人が子供たちにやさしいく語りかけているかのような、温かみを感じられる作品です。

非常にゆったりとしたテンポで進行し、途中で小節線が拍子通りに書かれていない部分が出てきます。

ここは、即興的に自由に弾いていい部分!

ただ音を並べるだけでなく「こんな感じに弾くと詩人が悠々と語っている雰囲気を表せるかな?」と思考を巡らせながら弾いてみると、より曲への愛着が湧いてきますよ。

Op. 68, No. 4 (Chorale)Robert Schumann

ドイツ、ロマン派の作曲家、Robert Schumannによって作られた「子供のためのアルバム 4番 コラール Op.68」です。

Robert Schumannは教育・家庭向きともとれるピアノ作品を作曲しており、4番 コラール Op.68もその中の1つです。

『蝶々』作品2 序奏Robert Schumann

Introduction in D Major “Moderato” (Papillons, Op.2) – Robert Schumann
『蝶々』作品2 序奏Robert Schumann

仮面舞踏会の情景を描いた序奏は、柔らかく揺れ動く旋律と繊細なハーモニーが特徴的な小品です。

1831年に完成したこの作品は、ジャン・パウルの小説『フレゲルヤーレ』から着想を得ており、ロマン派らしい幻想的な雰囲気が漂っています。

短いながらも物語性豊かな本作は、中級レベルのピアニストにも挑戦しやすく、繊細なタッチと表現力を養うのに最適です。

シャープが少なめなので初心者の方も練習しやすいでしょう。

クラシックは難しい印象がありますが、この曲の背景を調べながら少しずつマスターしていくと、優雅な雰囲気をピアノで表現する楽しさを味わえますよ!

『蝶々』作品2 第10曲「仮面を脱ぐ」Robert Schumann

Waltz in C major “Vivo” (Papillons, Op.2, No.10) – Robert Schumann
『蝶々』作品2 第10曲「仮面を脱ぐ」Robert Schumann

心躍るような旋律と繊細な表現が魅力のロベルト・シューマンの初期ピアノ組曲。

わずか12の小品から成る本作は、仮面舞踏会の様子を音楽で描いた小さな物語集です。

1831年に書かれたこの曲は、特に第10曲で物語のクライマックスを迎え、仮面を交換する場面を鮮やかに表現しています。

文学からインスピレーションを得た音楽は、初心者でも手が届く難易度でありながら、ロマン派特有の詩情があふれる世界を体験できます。

ピアノを始めたばかりの方や、短い曲で達成感を味わいたい方にぴったり。

技術的に難しくないので、表現力を磨く練習にも最適です。

『蝶々』作品2 第12曲「終景と帰り行く兄弟たち」Robert Schumann

ロベルト・シューマンの作品2『蝶々』のフィナーレである第12曲は、仮面舞踏会の終わりを描いた優美な小品です。

1831年に出版されたこの曲は、舞踏会の終焉と参加者たちの帰路を繊細に表現しています。

軽やかでありながらも感傷的な雰囲気を持ち、伝統的な「祖父の舞曲」の旋律が引用されているのが特徴です。

音が徐々に静まっていく終盤は、まるで舞踏会の灯が一つずつ消えていくような情景が目に浮かびます。

ピアノ演奏の基礎を身につけた方で、ロマン派の情感が豊かな表現に挑戦したい方におすすめです。

物語性を大切にしながら、シューマンの詩的な世界観を味わってみましょう。

『蝶々』作品2 第1曲「仮面舞踏会」Robert Schumann

仮面舞踏会の情景を描いた小品集の第1曲は、軽快で明るい雰囲気のワルツです。

ロベルト・シューマンがジャン・パウルの小説からインスピレーションを得て1831年に完成させた作品で、文学との深い結びつきが感じられます。

ニ長調の調性で書かれたこの小品は、舞踏会の幕開けにふさわしい華やかさと躍動感に溢れています。

短い楽曲ながらも、ロマン派特有の感情表現の豊かさが詰まっており、初心者の方でも取り組みやすい難易度となっています。

ピアノを始めたばかりの方や、シューマンの世界観に触れてみたい方におすすめの一曲です。

技術的な難しさよりも、音楽の流れや表現を楽しみながら練習できるでしょう。

『蝶々』作品2 第3曲「ヴルト」Robert Schumann

Waltz in F♯ minor (Papillons, Op.2, No.3) – Robert Schumann
『蝶々』作品2 第3曲「ヴルト」Robert Schumann

ロベルト・シューマンの初期作品『蝶々』作品2の中から、変ホ長調で書かれた第3曲「ワルツ」をご紹介します。

1831年に完成したこの楽曲は、ジャン・パウルの小説『フレゲルヤーレ』の仮面舞踏会の場面から着想を得ています。

軽快なリズムと華やかな旋律が特徴的で、舞踏会の雰囲気を鮮やかに描写した一曲です。

シューマンの詩的で繊細な表現力が感じられ、ピアノ初心者でも挑戦しやすい曲となっています。

文学と音楽の融合を楽しみたい方や、シューマンのロマン派らしい温かみがある作風に触れたい方におすすめです。

本作はクラシック音楽の重要なレパートリーとして今なお多くのピアニストに愛されています。

『蝶々』作品2 第6曲「ヴルトの踊り」Robert Schumann

蝶々のように優雅に舞う12の小品からなるこの作品は、ロベルト・シューマンが21歳の頃に書いた初期の傑作です。

小説『フレゲルヤーレ』の仮面舞踏会の場面から着想を得た本作の第6曲は、D短調で描かれる情熱的な舞曲です。

力強い旋律と躍動感があるリズムが特徴で、登場人物ヴルトの感情を象徴しているとされています。

初心者の方にも取り組みやすいテンポと技術レベルでありながら、シューマンの詩的な表現力を存分に味わえる曲です。

文学との結びつきを感じながら、ロマン派の魅力にふれたい方におすすめです。

『謝肉祭』Op.9 第2曲 ピエロRobert Schumann

Schumann. Carnaval Op. 9. 2. Pierrot. Partitura. Audición.
『謝肉祭』Op.9 第2曲 ピエロRobert Schumann

作品集『謝肉祭』から、ロベルト・シューマンが道化師ピエロを表現した小品をご紹介します。

内向的で哀愁を帯びた雰囲気が印象的な本作は、単調なリズムと突然の跳躍的な動きが特徴です。

変ホ長調でわずか2分程度の小品ながら、ペダルを効果的に使った音響効果により、ピエロの繊細な心情が静かに描かれています。

シューマンは1834年から1835年にかけてこの組曲を作曲しており、当時の恋愛関係や内面世界を曲に反映させました。

ピアノを始めたばかりの方や、短い曲から挑戦したい方におすすめです。

難しいテクニックを必要としないため、しっかりと表現力を意識して弾けば、ロマン派音楽の魅力を存分に味わえる一曲です。