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ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介

ベートーヴェンやシューベルトのロマン的後継者として評価され、交響曲から合唱曲まで幅広い分野で作品を残した作曲家、ロベルト・シューマン。

彼の作品はこれまでに、ピアノ曲と歌曲においてとくに注目されてきました。

古典派とロマン派の両方の様式を上手く掛け合わせており、ほかの作曲家にはない叙情的でロマンティックな作品が多く存在します。

今回はそんなシューマンの名曲、代表曲をピックアップしました。

後の作曲家にも大きく影響を残したシューマンの作品を、ぜひ聴いてみてください。

ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(41〜60)

花の曲 変ニ長調Robert Schumann

シューマン/花の曲 変ニ長調Op.19/演奏:園田高弘
花の曲 変ニ長調Robert Schumann

ドイツの作曲家ジャン・パウルの文学に触発されて作曲した作品。

文学と音楽が融合した作品で、シューマンらしさの溢れる情緒的で感傷的な作品となっています。

妻のクララは、シューマンの没後もこの曲をコンサートのアンコールの曲としてずっと使用していたそうです。

アベック変奏曲 Op.1Robert Schumann

【髙木 竜馬】シューマン:アベッグ変奏曲 作品1、ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調 作品53「英雄」
アベック変奏曲 Op.1Robert Schumann

『アベック変奏曲 Op.1』は、ロベルト・シューマンが1829年から1830年にかけて作曲し、作品番号1として出版された初期の重要な作品です。

この曲は、シューマンの架空の友人メタ・アベッグにちなんで名付けられ、テーマとABEGGの音符を用いた5つの変奏から構成されています。

最終楽章では、幻想的なフィナーレの中で架空の人物が音楽的に消失していくという、シューマン独特の物語性が感じられる作品に仕上がりに。

若き才能あふれるシューマンの創造性が発揮された本作は、ピアノを学ぶ過程で挑戦してみたい魅力的な変奏曲といえるでしょう。

ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26 第1曲「アレグロ」Robert Schumann

シューマン/ ウィーンの謝肉祭の道化 第1楽章 アレグロ /菅佐知子 Schumann, Faschingsschwank aus Wien Op.26-1 /Sachiko Suga
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26 第1曲「アレグロ」Robert Schumann

19世紀ドイツのロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマンが1839年にウィーンで作曲した、ピアノのための独奏曲『ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26』。

全5楽章からなるこの作品の第1曲『アレグロ』は、革新的なリズムと意外性のあるメロディが魅力的です。

ウィーンの謝肉祭の賑わいや華やかさを、シューマンならではの詩的な表現で描き出しているんですよ。

テクニックと感情表現の幅が試されるこの曲は、発表会でも聴き映えすること間違いなし!

ピアノの音色で謝肉祭の雰囲気を表現してみたい方にピッタリの1曲です。

トロイメライRobert Schumann

本来はピアノ曲ですが、ヴァイオリンで演奏したものも、さまざまな場所で多く使用されています。

美しく寂しい曲で、静かな場所で聴いていたくなりますね。

他にもシューマンは「子供のための〜」という子供の学習用のピアノ曲を作っているので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

子供のためのアルバムRobert Schumann

全43曲からなるピアノ小曲集。

そのうち第1部にあたる第1〜7曲は、当時7歳であったシューマンの長女マリーに誕生日の贈り物として作られた。

子供の情景が大人向けに書かれたのとは違い、子供が弾くために作曲されている。

ピアノ四重奏曲 変ホ長調Robert Schumann

シューマン/ピアノ四重奏 第3楽章,Op.47 [Sunday at Central Chamber Music Series]
ピアノ四重奏曲 変ホ長調Robert Schumann

本作は、「室内楽の年」と呼ばれる1842年に生み出された傑作です。

全4楽章からなり、シューマンの創造性と革新性が存分に発揮された作品。

第1楽章では、ベートーヴェンの影響を感じさせる力強い動機が展開され、第2楽章のスケルツォは軽快なリズムが印象的。

第3楽章では、チェロの特殊調弦による独特な響きが心に染みます。

フィナーレは華やかなフガートで締めくくられ、シューマンの家庭への愛情が感じられる温かさにあふれています。

室内楽ファンにぜひオススメの1曲です!