ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介
ベートーヴェンやシューベルトのロマン的後継者として評価され、交響曲から合唱曲まで幅広い分野で作品を残した作曲家、ロベルト・シューマン。
彼の作品はこれまでに、ピアノ曲と歌曲においてとくに注目されてきました。
古典派とロマン派の両方の様式を上手く掛け合わせており、ほかの作曲家にはない叙情的でロマンティックな作品が多く存在します。
今回はそんなシューマンの名曲、代表曲をピックアップしました。
後の作曲家にも大きく影響を残したシューマンの作品を、ぜひ聴いてみてください。
ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(41〜50)
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26 第1曲「アレグロ」Robert Schumann

19世紀ドイツのロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマンが1839年にウィーンで作曲した、ピアノのための独奏曲『ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26』。
全5楽章からなるこの作品の第1曲『アレグロ』は、革新的なリズムと意外性のあるメロディが魅力的です。
ウィーンの謝肉祭の賑わいや華やかさを、シューマンならではの詩的な表現で描き出しているんですよ。
テクニックと感情表現の幅が試されるこの曲は、発表会でも聴き映えすること間違いなし!
ピアノの音色で謝肉祭の雰囲気を表現してみたい方にピッタリの1曲です。
ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(51〜60)
トロイメライRobert Schumann

本来はピアノ曲ですが、ヴァイオリンで演奏したものも、さまざまな場所で多く使用されています。
美しく寂しい曲で、静かな場所で聴いていたくなりますね。
他にもシューマンは「子供のための〜」という子供の学習用のピアノ曲を作っているので、ぜひそちらもチェックしてみてください。
子供のためのアルバムRobert Schumann

全43曲からなるピアノ小曲集。
そのうち第1部にあたる第1〜7曲は、当時7歳であったシューマンの長女マリーに誕生日の贈り物として作られた。
子供の情景が大人向けに書かれたのとは違い、子供が弾くために作曲されている。
レクイエム 変ニ長調Robert Schumann

シューマンが作曲した『死者のためのミサ曲』です。
全9曲からなり、演奏時間は全部で40分ほど。
冒頭からインパクトが強く引き込まれ、それが40分間継続します。
死者の追悼の表現も秀逸で、感動できる1曲となっています。
交響曲第2番 ハ長調Robert Schumann

1845〜1846年に作曲され、交響曲第1番と同じ指揮者、オーケストラで初演された。
スウェーデン国王オスカル1世に献呈されている。
1845年9月、「ハ長調のトランペットが頭に響いている」とメンデルスゾーンに宛てた手紙に書かれており、そのころから作曲されたと見られている。
アラベスクハ長調作品18Robert Schumann

ロベルト・シューマンの偉大な名曲『アラベスクハ長調作品18』。
アラベスクというのはアラビア風という意味で、文字通り、アラビアンなメロディが登場します。
そんな本作は手の大きさによって難易度が変わるものの、声部を両手で補うなどをすれば、問題なく演奏できます。
「ritardando」が2回登場する部分があるのですが、ここは楽譜だけではイメージをつかみにくいと思いますので、プロの演奏家を参考にしてみてください。
子どもの情景 第1曲 見知らぬ国と人々Robert Schumann

一度は聴いたことがあるという人も多いのではないでしょうか、この曲はシューマン作曲のクラシック音楽です。
子どものころを思い出すような優しく、穏やかな曲調が聴いている人の気持ちを穏やかに、リラックスさせてくれます。