ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介
ベートーヴェンやシューベルトのロマン的後継者として評価され、交響曲から合唱曲まで幅広い分野で作品を残した作曲家、ロベルト・シューマン。
彼の作品はこれまでに、ピアノ曲と歌曲においてとくに注目されてきました。
古典派とロマン派の両方の様式を上手く掛け合わせており、ほかの作曲家にはない叙情的でロマンティックな作品が多く存在します。
今回はそんなシューマンの名曲、代表曲をピックアップしました。
後の作曲家にも大きく影響を残したシューマンの作品を、ぜひ聴いてみてください。
- ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介
 - 【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介
 - Robert Schumannの人気曲ランキング【2025】
 - ブラームスの名曲。人気のクラシック音楽
 - ガブリエル・フォーレ|名曲、代表曲をご紹介
 - J.S.バッハ|名曲、代表曲をご紹介
 - Bedřich Smetanaの人気曲ランキング【2025】
 - グスタフ・マーラーの名曲。人気のクラシック音楽
 - メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽
 - 【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽
 - ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲
 - ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽
 - かっこいいクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
 
ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(71〜80)
Op. 68, No. 4 (Chorale)Robert Schumann

ドイツ、ロマン派の作曲家、Robert Schumannによって作られた「子供のためのアルバム 4番 コラール Op.68」です。
Robert Schumannは教育・家庭向きともとれるピアノ作品を作曲しており、4番 コラール Op.68もその中の1つです。
こどものための3つのソナタ 作品118 第1番「1.アレグロ」 Op.118a-1Robert Schumann

「子供」という言葉が付く作品を数多く残しているシューマンは、子煩悩だったことで知られている作曲家。
『子供のための3つのソナタ 作品118a-1ト長調』は、そんなシューマンが三女ユーリエのために書いたとされています。
まるで、やさしく温かみあふれるメロディーが、愛情の深さを物語っているかのような作品です。
ゆったりとしたテンポで音数も少ないため、ピアノ初心者の方でも感情をこめて弾きやすい楽曲といえるのではないでしょうか。
こどものためのアルバム 作品68-10「楽しき農夫」Robert Schumann

わずか2週間でロベルト・シューマンによって作曲して仕上げられた、全43曲からなるピアノ小品集『子供のためのアルバム』の第10曲目の『楽しき農夫』。
この曲集の中でも、特に知名度が高い作品の一つです。
ポイントは、終始左手がメロディーであること!
メロディーの音が伸びている部分で、合いの手のように右手の刻みが入ります。
はじめは左手をなめらかに演奏するのが難しいと感じるかもしれませんが、弾けるようになってしまえば、陽気なメロディーとリズムを刻む右手のフレーズに、なんともいえない心地よさを感じられるはずです!
こどものためのアルバム 作品68-16「はじめての悲しみ」Robert Schumann

静かにポロポロと涙を流すような切ないシーンが思い浮かぶ、『子供のためのアルバム』の第16曲『はじめての悲しみ』。
右手のもの悲しいメロディーを受け止めるように、左手の合いの手が入り、なめらかに進行していきます。
そして最後は、印象的な和音のフレーズで締めくくられます。
短い曲の中で、静かな悲しみと怒りの混じった悲しみ、両方を表現できれば、ワンランク上の仕上がりに!
「こんなことがあって悲しかったな」など、自分の身の回りのことと重ね合わせてみると、表現を付けやすくなりますよ!
アルバムの綴り 作品124-13「ラルゲット」Robert Schumann

複数の声部が同じリズムで動いていくコラールの形式で作曲された『アルバムの綴り 作品124』の第13曲『ラルゲット』。
力強いオクターブの連続で始まり、最後は暗い和音で静かな終わりを迎えます。
華やかで難しそうに聴こえますが、声部の縦のラインをしっかりそろえたり、音と音をつなぐタイの部分でリズムが崩れないよう注意したり、ポイントをおさえれば、比較的弾きやすい作品です。
和音を正確にとらえるいい練習になりますよ!
ユーゲントアルバム(子どものためのアルバム)作品68-39「冬の時 その2」Robert Schumann

ロベルト・シューマンが1848年に作曲した『ユーゲントアルバム』。
子供たちや若い世代のために書かれた教育的なピアノ曲集で、全43曲から構成されています。
そのなかの1曲である本作は、冬の静けさや冷たさを表現しながらも、シューマン特有のロマン派音楽の感性が随所に現れています。
C短調で書かれたメランコリックなメロディが印象的で、演奏者の内面の感情を引き出すような魅力があり、ピアノを学ぶ方はもちろん、冬の季節に音楽を楽しみたい方にもオススメ。
シューマンの温かな家庭的な雰囲気と、ロマンティックな情感が感じられる1曲です。
こどものためのアルバム Op.68 第8曲「勇敢な騎士」Robert Schumann

ドイツのロマン派を代表する作曲家、ロベルト・シューマンのピアノ曲、何だか難しそう……と思われる方も多いかもしれませんが、発表会でもおすすめできる作品はちゃんと存在します。
『乱暴な騎士』という邦題でも知られるこちらの『勇敢な騎士』は、短いながらも三部形式の楽曲構成で中間部の転調など練られた楽曲展開のドラマ性やロマン派らしい旋律を味わえる名曲で、技術的にもそこまで難しいものではないため、挑戦しやすい作品と言えましょう。
8分の6拍子というリズムと連続する3連符に注意しつつ、乱暴になりすぎない程度に力強く演奏してみてくださいね。





