ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介
ベートーヴェンやシューベルトのロマン的後継者として評価され、交響曲から合唱曲まで幅広い分野で作品を残した作曲家、ロベルト・シューマン。
彼の作品はこれまでに、ピアノ曲と歌曲においてとくに注目されてきました。
古典派とロマン派の両方の様式を上手く掛け合わせており、ほかの作曲家にはない叙情的でロマンティックな作品が多く存在します。
今回はそんなシューマンの名曲、代表曲をピックアップしました。
後の作曲家にも大きく影響を残したシューマンの作品を、ぜひ聴いてみてください。
ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(41〜60)
ピアノ協奏曲第1楽章Robert Schumann

シューマンが唯一完成させたピアノ協奏曲です。
ピアノ曲や歌曲は数多く作っていましたが、この頃4つの交響曲をはじめ、いろいろな管弦楽作品も手がけるようになりました。
第1楽章が先にできあがり、第2、3楽章は4年後の完成です。
時にはピアノがオーケストラの伴奏を受け持ったり、メロディーをかけあったりと、ピアノをオーケストラ楽器の1つとして扱っているところもあります。
交響曲第一番「春」Robert Schumann

「春」という副題の通り、明るく晴ればれとしたシューマンの最初の交響曲である。
全四楽章からなり、第一楽章は、いきなり金管楽器の華やかなファンファーレで幕を開け、まさに春を告げる自然の雄叫びだと言える。
初演は好評を博し、シューマンは「せま」とかままけゆか」
交響曲第3番「ライン」Robert Schumann

ピアノ曲がよく知られるシューマンの作品で、「ライン」というタイトルは本人が付けたものではありませんが、ライン川から着想を得たのは確かなようで、川の情景を思い描ける美しい作品です。
ベートーベンの「英雄」交響曲の影響を受けたともいわれています。
3つの幻想的小品 Op.111Robert Schumann

全3曲からなるピアノ独奏曲集で、第1、2曲目の終わりにはアタッカ指示が書かれており、3曲が切れ目なく演奏される。
3曲それぞれが違った曲想でさまざまな表情を持ち、シューマンの魅力を十分に堪能できる1曲となっている。
4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュックRobert Schumann

1849年に作曲された、4本のホルンとオーケストラのための作品で、協奏的小品と訳されることもある。
4本のホルンで大変広い音域が求められ、超絶技巧も用いられている。
あまりの難易度に、シューマンはホルンが嫌いだったのではないかとも言われている。