ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介
ベートーヴェンやシューベルトのロマン的後継者として評価され、交響曲から合唱曲まで幅広い分野で作品を残した作曲家、ロベルト・シューマン。
彼の作品はこれまでに、ピアノ曲と歌曲においてとくに注目されてきました。
古典派とロマン派の両方の様式を上手く掛け合わせており、ほかの作曲家にはない叙情的でロマンティックな作品が多く存在します。
今回はそんなシューマンの名曲、代表曲をピックアップしました。
後の作曲家にも大きく影響を残したシューマンの作品を、ぜひ聴いてみてください。
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ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(91〜100)
Op. 68, No. 4 (Chorale)Robert Schumann

ドイツ、ロマン派の作曲家、Robert Schumannによって作られた「子供のためのアルバム 4番 コラール Op.68」です。
Robert Schumannは教育・家庭向きともとれるピアノ作品を作曲しており、4番 コラール Op.68もその中の1つです。
こどものための3つのソナタ 作品118 第1番「1.アレグロ」 Op.118a-1Robert Schumann

「子供」という言葉が付く作品を数多く残しているシューマンは、子煩悩だったことで知られている作曲家。
『子供のための3つのソナタ 作品118a-1ト長調』は、そんなシューマンが三女ユーリエのために書いたとされています。
まるで、やさしく温かみあふれるメロディーが、愛情の深さを物語っているかのような作品です。
ゆったりとしたテンポで音数も少ないため、ピアノ初心者の方でも感情をこめて弾きやすい楽曲といえるのではないでしょうか。
ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(101〜110)
こどものためのアルバム 作品68-10「楽しき農夫」Robert Schumann

わずか2週間でロベルト・シューマンによって作曲して仕上げられた、全43曲からなるピアノ小品集『子供のためのアルバム』の第10曲目の『楽しき農夫』。
この曲集の中でも、特に知名度が高い作品の一つです。
ポイントは、終始左手がメロディーであること!
メロディーの音が伸びている部分で、合いの手のように右手の刻みが入ります。
はじめは左手をなめらかに演奏するのが難しいと感じるかもしれませんが、弾けるようになってしまえば、陽気なメロディーとリズムを刻む右手のフレーズに、なんともいえない心地よさを感じられるはずです!
こどものためのアルバム 作品68-16「はじめての悲しみ」Robert Schumann

静かにポロポロと涙を流すような切ないシーンが思い浮かぶ、『子供のためのアルバム』の第16曲『はじめての悲しみ』。
右手のもの悲しいメロディーを受け止めるように、左手の合いの手が入り、なめらかに進行していきます。
そして最後は、印象的な和音のフレーズで締めくくられます。
短い曲の中で、静かな悲しみと怒りの混じった悲しみ、両方を表現できれば、ワンランク上の仕上がりに!
「こんなことがあって悲しかったな」など、自分の身の回りのことと重ね合わせてみると、表現を付けやすくなりますよ!
こどものためのアルバム 作品68-18「刈入れ人の歌」Robert Schumann

『子供のためのアルバム』の第18曲目の『刈入れ人の歌』は、穏やかに流れるメロディーの中に、収穫を迎えた喜びを感じられる1曲。
平和な農村の風景を想像させるようなやさしいメロディーから、ユニゾンの力強いフレーズへ、そして最後に、子供がちょこちょこ走り回っているかのような、楽しげなスタッカートの連続がやってきます。
1曲の中で、さまざまな雰囲気を楽しめる作品なので、各フレーズをしっかり弾き分けられるといいですね。
こどものためのアルバム 作品68-2「兵士の行進」Robert Schumann

兵隊が足並みをそろえて行進する様子が目の前に浮かび上がるような、明るく快活な1曲!
『子供のためのアルバム』の第2曲『兵士の行進』は、和音と付点リズムの連続で構成されています。
和音の音すべてをそろえて弾くことに難しさを感じるかもしれませんが、ゆっくり丁寧に練習すれば、和音の音をすべてしっかりとらえられるようになります。
弾むようなリズムを体に覚え込ませるために、練習にリズム打ちを取り入れるのもオススメですよ!
ドイツ風ワルツRobert Schumann

シューマンがこの曲を作曲した当時、エルネスティーネという女性に好意を抱いており、エルネスティーネの出身地であるボヘミアの「アシュ」という地名を音名にあてはめ、この動機をもとに作曲することを思いつきます。
「謝肉祭」はこの動機を中心に作られた、謎解き的な作品となっています。
曲はそれぞれ標題の付けられた20曲から成っており、連続して演奏されます。
その第16番目であるこの曲は、「アシュ」の動機ではじまる優雅でダイナミックなワルツです。
中間部にパガニーニが登場し、その名の通り難技巧を要する曲です。





