ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介
ベートーヴェンやシューベルトのロマン的後継者として評価され、交響曲から合唱曲まで幅広い分野で作品を残した作曲家、ロベルト・シューマン。
彼の作品はこれまでに、ピアノ曲と歌曲においてとくに注目されてきました。
古典派とロマン派の両方の様式を上手く掛け合わせており、ほかの作曲家にはない叙情的でロマンティックな作品が多く存在します。
今回はそんなシューマンの名曲、代表曲をピックアップしました。
後の作曲家にも大きく影響を残したシューマンの作品を、ぜひ聴いてみてください。
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ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(21〜40)
勇敢な騎手 「子供のためのアルバム」よりRobert Schumann

疾走感があふれる音の連なりと力強いリズムが印象的な名曲で、アルバム『子供のためのアルバム』に収録されています。
1848年に長女マリーの誕生日プレゼントとして作曲された本作は、わずか1分ほどの短い演奏時間ながら、豊かな音楽性と高い芸術性を備えています。
スタッカートを効かせた躍動的なフレーズと、イ短調の調性が生み出す緊張感が絶妙に調和し、馬に乗って駆け抜ける騎士の勇ましい姿が目に浮かぶようです。
シンプルな構成でありながら表現力に富んだ本作は、短い演奏時間で聴衆を魅了したい方や、力強い曲調がお好みの方におすすめです。
国際的なピアノ検定試験の課題曲としても採用され、世界中で親しまれている1曲です。
クライスレリアーナ Op.16 第7曲Robert Schumann

非常に情熱的で劇的な表現が特徴的なこの曲。
急速なテンポとハ短調の調性が融合し、聴く者の心をつかみます。
約2分30秒の短い演奏時間ながら、ロベルト・シューマンの内面的な葛藤や情熱が凝縮されています。
激しいアクセントを持つアルペッジョの繰り返しが緊張感を高め、中間部のフガートとの対比が印象的です。
1838年に作曲された本作は、シューマンがクララ・ヴィークとの結婚に反対され苦悩していた時期の作品。
ロマン派音楽の特徴である感情表現の豊かさが存分に発揮されており、ピアノ演奏の技術と表現力が試される1曲です。
クラシック音楽の深い感動を味わいたい方におすすめの名曲です。
ピアノソナタ第1番 嬰へ短調Robert Schumann

シューマンが、幻想曲や変奏曲などといった小曲を中心に作曲していた中、初めてソナタ形式の大作に挑んだ作品である。
のちに作者自身が「生命力に欠けていると」批判したことで有名であるが、現在ではピアノ奏者の大切なレパートリーとなっている。
ヴァイオリンソナタ第1番 イ短調Robert Schumann

シューマンが作曲した1番目のヴァイオリンソナタ。
この曲が作られた頃シューマンはチェロ協奏曲や交響曲第3番の作曲などで多忙な生活を送っており、そんな中ヴァイオリニストであるフェルディナンド・ダビッドに促されて作曲した。
ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(41〜60)
歌曲集「ミルテの花」Robert Schumann

『ミルテの花』は、シューマンが最初に作曲した歌曲で、26曲からなる連作歌曲。
作詞者はゲーテやリュッケルトなど、さまざま。
この曲は妻のクララに捧げられた曲で、この1840年にシューマンとクララは結婚している。
子供の情景 第7曲「トロイメライ」Robert Schumann

穏やかな美しさと深い情感が溶け合う、ロベルト・シューマンの名作。
子供の純真な心を大人の視点から描いたピアノ小品集『子供の情景』の中で、『トロイメライ』はとくに有名な1曲です。
1838年に作曲され、翌年2月に出版されました。
シンプルな構成ながら、複雑な和声進行や繊細なタッチが求められる難曲でもあります。
映画『転校生』のオープニングとエンディングでオーケストラ編曲版が使用されるなど、その知名度は抜群。
幻想的な雰囲気や心安らぐひとときも感じられる本作は、新たな一歩を踏み出す子供たちをやさしく後押ししてくれますよ。