ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介
ベートーヴェンやシューベルトのロマン的後継者として評価され、交響曲から合唱曲まで幅広い分野で作品を残した作曲家、ロベルト・シューマン。
彼の作品はこれまでに、ピアノ曲と歌曲においてとくに注目されてきました。
古典派とロマン派の両方の様式を上手く掛け合わせており、ほかの作曲家にはない叙情的でロマンティックな作品が多く存在します。
今回はそんなシューマンの名曲、代表曲をピックアップしました。
後の作曲家にも大きく影響を残したシューマンの作品を、ぜひ聴いてみてください。
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ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(81〜100)
こどもの情景 作品15-13「詩人のお話」Robert Schumann

『子供の情景』の第13曲『詩人の話』は、終始穏やかで落ち着いた雰囲気の楽曲。
詩人が子供たちにやさしいく語りかけているかのような、温かみを感じられる作品です。
非常にゆったりとしたテンポで進行し、途中で小節線が拍子通りに書かれていない部分が出てきます。
ここは、即興的に自由に弾いていい部分!
ただ音を並べるだけでなく「こんな感じに弾くと詩人が悠々と語っている雰囲気を表せるかな?」と思考を巡らせながら弾いてみると、より曲への愛着が湧いてきますよ。
こどもの情景 作品15-1「見知らぬ国」Robert Schumann

ロベルト・シューマンが「子供心を描いた大人のための作品」として残したピアノ小品集『子供の情景』の第1曲目『見知らぬ国』。
同時代を生きた作曲家フランツ・リストが、この曲について「娘が夢中になって弾いてとせがんでくるんだ」と語ったという逸話も残されています。
第1曲目は「異国から」などのタイトルでも親しまれており、発表会曲としても人気の作品です。
ゆったりと流れるメロディーが美しい曲なので、慣れてきたら、ペダルを効果的に入れる練習もしてみましょう。
アラベスク ハ長調 Op.18Robert Schumann

子供や若い世代向けの美しいピアノ作品を数多く残した、ドイツロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマン。
1839年、シューマンが29歳のときに作られた『アラベスク ハ長調 Op.18』もその一つで、中学生の発表会曲にも最適な作品です。
繊細なメロディと夢想的な雰囲気が印象的なこの曲。
技術的には、右手のメロディと左手の伴奏のバランスをいかに保つかがカギとなります。
演奏する際は、慎重に指の動きを調整しながら、曲全体を通じて語られるやさしさや詩情を表現しましょう。
アルバムの綴り 作品124-13「ラルゲット」Robert Schumann

複数の声部が同じリズムで動いていくコラールの形式で作曲された『アルバムの綴り 作品124』の第13曲『ラルゲット』。
力強いオクターブの連続で始まり、最後は暗い和音で静かな終わりを迎えます。
華やかで難しそうに聴こえますが、声部の縦のラインをしっかりそろえたり、音と音をつなぐタイの部分でリズムが崩れないよう注意したり、ポイントをおさえれば、比較的弾きやすい作品です。
和音を正確にとらえるいい練習になりますよ!
ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(101〜120)
アルバムの綴り 作品124-6「子守歌」Robert Schumann

全20曲からなるピアノ小品曲集『アルバムの綴り Op.124』。
第6曲の『子守歌』は、流れるようなやさしいメロディーと、それを支える細かな伴奏の動きで構成された楽曲です。
子守歌にしてはテンポが速めで動きのある印象ですが、メロディーの美しさの影響か、聴いていると心地よくなり眠気に襲われてしまいます。
『子守歌』であるからには、聴いていて穏やかな気持ちになれる音楽に仕上げることが重要!
急に音が飛び出たりリズムが崩れたりしないよう、自分の弾いている音をしっかし耳で聴きながら弾いてみてくださいね!
チェロ協奏曲 イ短調 Op.129Robert Schumann

ロベルト・シューマン作曲の『チェロ協奏曲 イ短調 Op.129』です。
第1楽章:Nicht zu schnell、第2楽章:Langsam、第3楽章:Sehr Lebhaftの3つの曲で構成されています。
チェロ協奏曲自体数が少ないのですが、その中でも全楽章が切れ目なく演奏される構成は異彩を放っており、チェリストに取り上げられることの多い作品です。