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【初心者向け】美メロと絶叫の魅力~洋楽スクリーモの名曲を紹介

2020年代を半ばを過ぎた昨今、皆さんは「スクリーモ」という言葉を耳にしてどのようなサウンドを思い浮かべますでしょうか。

元々は1990年代のハードコアシーンから登場したジャンル名ですが、2000年代以降に世界的なブームを巻き起こし、メロディと絶叫を交互に繰り返すコントラストが生み出す魅力は今も愛され続けていますよね。

今や2010年代の音も「あの頃の」と語られてしまう時代において、本記事ではジャンル名を定着させた00年代前半から半ばのスクリーモを中心として、改めてその魅力を伝えるべく代表的なバンドの名曲を紹介しています。

後半には2010年代以降の曲も紹介していますが、最近スクリーモなるジャンルを知った方は、特に前半の20曲をぜひチェックしてみてください!

【初心者向け】美メロと絶叫の魅力~洋楽スクリーモの名曲を紹介(1〜10)

Smile In Your SleepSilverstein

Silverstein – Smile In Your Sleep (Official Video)
Smile In Your SleepSilverstein

美しくも悲痛なメロディと、感情が爆発するような絶叫のコントラスト。

これこそが00年代スクリーモの醍醐味ですよね。

その魅力を体現するのが、カナダ出身のバンド、シルヴァースタインでしょう。

本作は、穏やかな寝顔の裏に隠された裏切りを知ってしまった主人公の、愛と憎しみが渦巻く心情を歌ったものと解釈できます。

美しいクリーンボーカルから激情的なスクリームへと切り替わる瞬間は、まさに鳥肌もので、聴き手の心を激しく揺さぶります。

この楽曲が収録された2005年8月発売の出世作、アルバム『Discovering the Waterfront』は、全米チャートで34位を記録しました。

メロディの良さと激しさのどちらも楽しみたいという方にはぴったり。

失恋の痛みや裏切られた怒りを音楽で昇華したいときに聴いてみてはいかがでしょうか。

Ride The Wings Of PestilenceFrom First To Last

From First To Last – “Ride The Wings Of Pestilence”
Ride The Wings Of PestilenceFrom First To Last

2000年代中盤のスクリーモ・シーンにおいて、ネットを起点に絶大な人気を博し、象徴的な存在となったのがフロム・ファースト・トゥ・ラストでしょう。

彼らの初期衝動と魅力が凝縮されているのが、名盤『Dear Diary, My Teen Angst Has a Bodycount』に収められた本作です。

当時16歳だった、後にスクリレックスとして世界的に有名となるソニー・ムーアさんの透き通るクリーンボイスと、感情を叩きつけるような絶叫が激しく交錯する様に世界中の若者が熱狂したのです。

歌詞で描かれるのは、他者になりすましてしまうほど歪んだ執着心というダークな物語ですが、対照的にメロディはとびきりキャッチー。

2004年にこの楽曲はEpitaphの有名コンピ盤にも収められ、バンドの顔として広く知れ渡りました。

この甘美さと攻撃性の危ういバランスにこそ、彼らの真価が詰まっています。

Reinventing Your ExitUnderoath

アンダーオースをスクリーモと言い切っていいかは意見が分かれるところですが、2000年代半ば以降のスクリーモシーンに与えた影響は計り知れません。

2代目ボーカリストを迎え、2004年にリリースされた名盤『They’re Only Chasing Safety』でバンドは一気にスターダムへとのし上がります。

この楽曲は、関係の終わりや決別を意味する「出口」をいかに作り直すか、という痛切な葛藤がテーマ。

激しい絶叫がもがきを、美しいクリーンボーカルが悲しみを表現し、その鮮やかな対比が心を鷲掴みにします。

本作はゲーム「Rock Band」シリーズにも収録。

元々ポップな曲調だったためシングルに選ばれた経緯もあり、スクリーモ入門としても最適です。

感情の渦に身を任せたい時、この激情と美しさの融合は、最高のカタルシスを与えてくれるでしょう。

Ohio Is for LoversHawthorne Heights

2000年代初頭にオハイオ州から登場し、エモ/スクリーモシーンを語る上で欠かせない存在となったホーソーン・ハイツ。

彼らの名を世界に轟かせたのが、2004年リリースのデビュー・アルバム『The Silence in Black and White』に収録された名曲です。

静かなクリーンギターのイントロを耳にすれば、その後の感情的な展開を予感させるはず。

美しく切ないメロディラインと、胸をえぐるような絶叫ボーカルが交錯するサウンドは、スクリーモの持つコントラストの魅力を体現しています。

この楽曲で描かれるのは、故郷を離れたことによるホームシックと、そこから生まれる心の葛藤。

衝撃的な言葉はあくまで比喩であり、その奥には純粋な愛情と孤独感が渦巻いています。

本作の成功も後押しとなりアルバムはゴールド認定を獲得。

メロディの美しさと感情の激しさ、その両方を味わいたいという向きには大推薦の一曲と言えましょう!

Letters To YouFinch

スクリーモの代表格として知られるFinchの楽曲は、切ないメロディと力強いヴォーカルが印象的です。

2002年1月にリリースされたこの曲は、失われた愛への切ない想いと再び繋がりたいという強い願望を描いており、多くのリスナーの心に響きます。

ポストハードコアの激しさとメロディアスな調和が感じられるため、スクリーモに興味を持ち始めた方にもおすすめです。

Drive-Thru Recordsからリリースされ、UKチャートで39位にデビューした本作。

Nate Barcalowさんの感情豊かなヴォーカルと三部のハーモニーが織りなす音世界は、聴く人の心を揺さぶります。