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【昭和の名曲】幅広い世代にパワーを与えてくれる応援歌を厳選

昭和の名曲たちは、ときをこえてもなお多くの人の心に響き、力を与えてくれますよね。

この記事では、そんな数ある昭和の名曲の中から応援ソングを紹介します!

力強いメッセージで気持ちを奮い立たせてくれるような曲や、優しく「がんばれ」と背中を押してくれる曲、元気と笑顔を与えてくれるような曲など、さまざまな応援歌を集めました。

昭和を生きた方々はもちろん、昭和を知らない世代の方にも刺さる1曲がきっと見つかるはず!

ぜひ心の応援歌の1曲に加えてくださいね。

【昭和の名曲】幅広い世代にパワーを与えてくれる応援歌を厳選(21〜30)

SOMEDAY佐野元春

佐野元春「サムデイ」MUSIC VIDEO
SOMEDAY佐野元春

2022年の大みそかに開催された第73回NHK紅白歌合戦にて、桑田佳祐さんを中心として日本の音楽シーンが誇る大ベテラン勢がフィーチャーされて誕生した楽曲「時代遅れのRock’n’Roll Band」を演奏、黒のライダースでびしっと決めた佐野元春さんのクールな大人のロックンローラーぶりに心を奪われた方も多いのではないでしょうか。

そんな佐野さんの初期のヒット曲であり代表曲の1つ『SOMEDAY』は、もともとは1981年にシングルとしてリリースされたのですがその時点ではそれほどの反応は得られず、翌年の1982年に発表された同名の3枚目のアルバムがヒットしたことで、改めて評価されたという経緯があるのですね。

1989年にはCMのタイアップソングとして起用され、1990年に改めてシングルとして再発売されたことで知った方も多いかもしれませんね。

そんな『SOMEDAY』は後年に佐野さん自身が述べているように、一定の世代に向けた楽曲ではなく、それぞれの世代にとっての「いつかきっと」として伝わるからこそ、長きに渡って応援歌としても愛される楽曲となったのではないでしょうか。

今から再スタートを切ろうとしているあなたにも、ぜひ聴いてほしい名曲です!

水師営の会見岡野貞一

軍人同士の真摯な和解を歌い上げた名曲は、明治43年に尋常小學讀本唱歌第五學年用に収録された岡野貞一さんの作品です。

士気と武勇を称え合いながら「昨日の敵は今日の友」という深い人間愛を描く楽曲で、敵将への敬意と友情のメッセージは今なお心に響きます。

アルバム『哀しみの軍歌』にボニージャックスが収録し、アルバム『三浦洸一コレクション ~軍歌名曲集』でも取り上げられた本作は、戦跡の弾丸跡や崩れた民家といった生々しい情景描写とともに、和解と平和への願いを力強く歌い上げています。

戦争の歴史と平和の尊さを次世代に伝えたい方、そして日本の唱歌・軍歌の心に触れたい方へ、ぜひ聴いていただきたい楽曲です。

【昭和の名曲】幅広い世代にパワーを与えてくれる応援歌を厳選(31〜40)

歩兵の本領永井建子

歩兵の本領【全10番歌唱】軍歌
歩兵の本領永井建子

明治の浪漫と気概を伝える、永井建子さんによる珠玉の一曲です。

1911年、陸軍中央幼年学校の行事で披露されたこの楽曲は、若き加藤明勝さんの詞に、永井さんが勇壮な魂を吹き込みました。

その力強くもどこか哀愁を帯びた旋律は、聴く者の胸を打ち、当時の兵士たちの覚悟や祖国への想いを鮮やかに描き出します。

アルバム『軍歌「あゝ陸軍」』やCD『軍歌・戦時歌謡<完全限定生産スペシャルプライス盤>』などにも収録されています。

映画『太平洋の奇跡』で、この旋律が効果的に使われた場面を記憶されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

日本の歴史の一節を音楽から感じ取りたい方や、心を揺さぶる力強い調べを求める方におすすめです。

雪の進軍永井建子

日清戦争における従軍時の厳しい体験から、日本の陸軍軍人であり作曲家でもある永井建子さんが心を込めて紡いだ一曲です。

この楽曲は、これまでの勇壮な調べの軍歌とはひと味違い、雪の中を進む兵士たちが抱える飢えや寒さ、そして胸が締め付けられるような絶望感といったありのままの感情を、ヨナ抜き音階を用いたどこか物悲しいけれど軽快なメロディに乗せています。

1895年2月頃に作られたとされ、アルバム『不滅の日本行進曲傑作集 第2集』などでその旋律を聞くことが可能です。

映画『八甲田山』やアニメ『ガールズ&パンツァー』でも印象的に流れ、過酷な状況とそこに生きる人々の心を映すテーマ曲として、多くの方々の記憶に刻まれていることでしょう。

歴史の中で生まれた音楽の力や、その背景にある物語に深く思いを巡らせたい時、そっと耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

日本陸軍深沢登代吉

明治の息吹を感じさせる、日本の陸軍を勇壮に描いた一曲です。

深沢登代吉さんが作曲を手掛け、作詞家大和田建樹さんの言葉が乗せられた本作は、兵士たちの使命感や誇りを荘厳な調べで表現しています。

全10番からなる歌詞では、さまざまな兵科の活躍や出征から凱旋に至る物語がドラマチックに展開される様子は、聴く者の心を揺さぶるのではないでしょうか。

1904年7月に初めて世に出たとされ、陸軍戸山学校軍楽隊による格調高い演奏はSPレコードとしても記録されています。

その後も大切に歌い継がれ、例えば1988年発売のアルバム『正調軍歌陸軍編』や、1998年発売のアルバム『軍歌メモリアル~明治維新から130年~』といったコンピレーションにも収録され、そのメロディーに触れる機会がありました。

当時の軍の式典や出征・凱旋の際に広く演奏され、多くの人々を鼓舞した歴史があります。

日本の歩んできた道や、その時代を生きた人々の想いに触れてみたい方にとって、何かを感じさせてくれる作品ではないでしょうか。

敷島艦行進曲瀬戸口藤吉

敷島艦の歌(敷島艦行進曲)〈コロムビア男声合唱団〉【海軍軍歌】
敷島艦行進曲瀬戸口藤吉

雄々しく勇壮な吹奏楽の調べが、大洋を進む艦の姿を彷彿とさせる名曲です。

瀬戸口藤吉さんが生み出した本作は、戦艦の威容に感銘を受けた歌人の阪正臣さんの歌詞に、豪壮な曲調を巧みに織り込んでいます。

トリオ形式を採用した3部構成は、明るく力強い響きから中間部でやや抒情的な雰囲気へと移り変わり、聴く者の心を強く揺さぶります。

1902年の公開以来、帝国海軍の儀式曲として重要な役割を果たし、1907年には欧州16か国での演奏で高い評価を得ました。

海上自衛隊の式典や観艦式でも演奏される本作は、日本の伝統と誇りを受け継ぐ、海洋国家としての意志を音楽で表現した珠玉の一曲です。

チャンピオンアリス

まさにチャンピオンに挑むような迫力を感じさせる、力強い谷村新司さんのボーカルが圧巻の1曲。

一人の天才ボクサーの栄光と苦悩、そして若き挑戦者との闘いをテーマにした楽曲だそうで、とにかく汗臭くも熱いスポーツの美学があふれる世界観ですよね。

途中の「おまえは真の王者だ」というようなセリフはしびれるかっこよさ。

スポーツに取り組んでいる人はもちろん、何かにチャレンジしようとしている人にも、あらためてじっくり聴いてみてほしい応援ソングです!

おわりに

昭和の応援ソングをご紹介しました。

メッセージをストレートに表現した曲が多く、一瞬にして背筋が伸びるような、前向きにさせてくれるパワーがありましたね。

つらいときやあと一歩踏み出したいとき、力強い昭和の応援ソングに勇気や元気をもらってみてくださいね。