シベリウスの名曲。人気のクラシック音楽
フィンランドが生んだ名作曲家ジャン・シベリウス。
作曲家でありヴァイオリニストであったシベリウスは交響曲からピアノ、合唱までたくさんの曲を生んでいます。
出身であるフィンランドへの故郷愛がある作品が多く、その代表作として交響詩『フィンランディア』がありますが、その他にフィンランドの民族叙事詩に触発されて100曲以上に及ぶピアノ伴奏歌曲、戯曲、合唱曲があります。
今回はその中からシベリウスの名曲をピックアップしてみました!
シベリウスの名曲。人気のクラシック音楽(26〜30)
クオレマPekka Helasvuo/Finlandia Sinfonietta

「クオレマ」とは「死」を意味します。
シベリウスの義兄であるアルヴィド・ヤルネフェルトの戯曲の付随音楽として作曲されました。
1903年に作曲され、その後1911年に改訂されています。
のちに単独曲として編曲された「悲しきワルツ」が特に有名です。
ヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品47エサ=ペッカ・サロネン/スウェーデン放送交響楽団

ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47は、1903年に作曲され、その二年後1905年に改訂が加えられています。
シベリウスはもともとヴァイオリニストを志していたそうですが、あがり症のため断念。
そんな彼が唯一残したヴァイオリン協奏曲です。
夜の騎行と日の出パーヴォ・ヤルヴィ/Royal Stockholm Philharmonic Orchestra

交響詩「夜の騎行と日の出」は、1908年に作曲された管弦楽曲です。
初演は1909年の1月で、ジロティの指揮によってサンクトペテルブで行われました。
民族的、文学的もしくは神話的な題材に依拠していないシベリウスには珍しい交響詩です。
交響曲第2番 第1楽章Sibelius

シベリウスは家族と一緒に数カ月間イタリアへ長期旅行したあと、1901年の夏に交響曲第2番の作曲に取りかかりました。
交響曲のあちらこちらにみられる輝かしい響きは、この旅行のときにイタリアや地中海の雰囲気をスケッチしておいて作品に取り入れているからだと思われます。
交響詩「フィンランディア」Sibelius

フィンランドの作曲家ジャン・シベリウスが1899年に作曲した交響詩です。
彼の作品の中でもっとも有名な曲のひとつではないでしょうか。
この曲が作られたころ、フィンランドは帝政ロシアの圧政に苦しめられ、独立運動が起こっていました。
帝政ロシア政府はこの曲を、フィンランドに対する愛国心をあおるということで演奏禁止処分にしました。
それほど、この曲はフィンランドへの愛国心をうまく表現できていたということですよね。